内視鏡検査は、小さなカメラで食道、胃、大腸などの消化管の内部を直接観察する検査です。 日本では胃がんと大腸がんの検診として広く行われ、40歳以上の方の定期的な受診が推奨されています。 想像するだけで少し怖いと思う方もいるかもしれませんが、実はがんの早期発見・早期治療に大変重要な役割を果たしているのです。
近年、技術革新は目覚ましく、かつて懸念されていた痛みや不快感は大幅に軽減されています。 さらに、AIを活用した画像診断システムの登場により、診断精度は格段に向上しました。
この記事では、内視鏡検査の種類、メリット・デメリット、費用、よくある質問など、知っておくべき情報を網羅的に解説します。 あなたの健康を守るため、ぜひこの記事で内視鏡検査について理解を深めてください。
内視鏡検査とは?
内視鏡検査とは、先端に小さなカメラが付いた細い管を体内に挿入し、消化管などの内部を観察する検査です。このカメラを通して、食道、胃、十二指腸、大腸などの様子をモニターに映し出し、医師が直接観察することで、臓器の状態を詳細に確認できます。
内視鏡検査は、診断だけでなく、組織の一部を採取して病理検査を行ったり、小さなポリープを切除したりするなど、治療にも用いられます。近年、医療機器や技術の進歩により、患者さんの負担軽減にも配慮した検査・治療が行われています。
内視鏡検査の受診率
大手医療機器メーカーのOLYMPUSの調査によると、胃がん検診で内視鏡検査を毎年受診している人は12.2%、2年に1回受診している人は21.4%です。胃の内視鏡検査を毎年受診する人は、60代男性が最も多く(17.2%)、男女ともに年代が上がるにつれて受診率も上昇する傾向にあります。
一方で大腸がん検診に関しては、便潜血検査を受けたことがある人が71.1%と比較的高い水準です。しかし、その中で陽性と判定された人のうち、14.4%が精密検査としての大腸内視鏡検査を受けていないという実態も示されています。
内視鏡検査の最新技術と進化
内視鏡検査は技術革新が目覚ましい分野であり、常に進化を続けています。かつては、内視鏡の挿入による痛みや不快感が懸念されていましたが、技術の進歩によって患者さんの負担は大きく軽減されています。
例えば、従来の内視鏡よりもさらに細い内視鏡や、消化管の形状に合わせて柔軟に曲がる内視鏡が開発され、挿入時の負担軽減に役立っています。また、高画質の画像技術(4K)や特殊な光を用いた狭帯域光観察(NBI)や拡大内視鏡などの登場により、通常では見つけにくい小さな病変や粘膜の微細な変化を鮮明に映し出すことが可能になりました。
さらに、近年注目されているのがAIを活用した画像診断システムです。AIが内視鏡画像をリアルタイムで解析し、病変の可能性がある場合に医師に警告を発することで、見落としを防ぎ、診断精度の向上に貢献しています。
内視鏡検査の種類
一口に「内視鏡検査」と言っても、検査する部位や目的によって様々な種類があります。それぞれの特徴を理解することで、自分に合った検査を受けることができますので、ここで代表的な種類について詳しく見ていきましょう。
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)
上部消化管内視鏡検査、通称「胃カメラ」は、口もしくは鼻から内視鏡を挿入し、食道、胃、十二指腸の内部を観察する検査です。
具体的には、次のような症状がある場合や、疾患が疑われる場合に実施されます。
- 食道:胸やけ、飲み込みにくい、異物感
- 胃:胃痛、胃もたれ、吐き気、食欲不振
- 十二指腸:腹痛、嘔吐
検査時間は通常5分程度ですが、組織採取や治療を行う場合はもう少し時間がかかることもあります。
口から挿入する場合は、咽頭を通過する際に嘔吐反射が出やすいというデメリットがありますが、太めの内視鏡を使うことができるため、より鮮明な画像が得られ、組織検査や病変の切除などもスムーズに行えます。
一方、鼻から挿入する場合は嘔吐反射が軽減され、検査中の会話も可能なので、患者さんの負担は少なくなります。しかし、鼻腔が狭い方の場合、挿入が難しいこともあります。
どちらの方法にもメリット・デメリットがあるので、医師と相談の上、ご自身に合った方法を選択することが重要です。
下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)
下部消化管内視鏡検査は、肛門から内視鏡を挿入し、大腸の内部、具体的には直腸、S状結腸、下行結腸、横行結腸、上行結腸、盲腸、回腸末端までを観察する検査です。便潜血反応陽性、血便、便秘、下痢、腹痛などの症状がある場合、あるいは大腸がん、大腸ポリープ、炎症性腸疾患などが疑われる場合に行われます。
検査時間は10~15分程度です。大腸内視鏡検査では、検査前に腸内をきれいにするために、前日から食事制限を行い、当日も下剤を服用して腸管洗浄を行う必要があります。この腸管洗浄は、検査の精度を左右する重要なポイントです。
下部消化管内視鏡検査の大きなメリットは、検査中にポリープなどの病変を発見した場合、その場で切除できることです。これは大腸がんの予防、早期発見・早期治療に大きく貢献しています。
近年、画像強調内視鏡検査(IEE)といった技術革新が進み、粘膜の微細な血管構造や粘膜表面の構造をより鮮明に描出することで、平坦な病変や小さな病変の検出率が向上し、診断精度の向上に役立っています。
その他の内視鏡検査
消化管以外にも、様々な部位を検査するための内視鏡検査が存在します。
- 気管支内視鏡検査:咳、痰、血痰、呼吸困難などの症状がある場合、または肺炎、気管支炎、肺がん等が疑われる場合に、気管や気管支を観察します。
- 膀胱内視鏡検査:血尿、排尿痛、頻尿などの症状がある場合、または膀胱炎、膀胱がんなどが疑われる場合に、膀胱内を観察します。
- 子宮鏡検査:不正出血、不妊症などの症状がある場合、または子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮体癌などが疑われる場合に、子宮内腔を観察します。
- 内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP):黄疸、腹痛などの症状がある場合、または胆石、胆管炎、膵炎などが疑われる場合に、胆管や膵管を側視鏡を用いて観察します。
このように、内視鏡検査は多岐にわたり、それぞれ検査対象の臓器や目的が異なります。医師とよく相談し、ご自身の状態に適した検査を受けるようにしましょう。
内視鏡検査のメリット・必要性
内視鏡検査は早期に病気を発見し、適切な治療を開始できるだけでなく、他の検査では見つけにくい小さな病変も発見できる可能性があります。
内視鏡検査への理解を深めるためにも、内視鏡検査のメリットについて理解を深めていきましょう。
早期発見・早期治療につながる
内視鏡検査の最大のメリットは、がんのような深刻な病気を早期に発見できることです。自覚症状がない段階で発見できるため、早期治療につながり、治癒率の向上や、治療に伴う負担の軽減に大きく貢献します。
例えば、大腸がんを考えてみましょう。初期段階ではほとんど自覚症状がありません。便に血が混じるなど、異変に気付いたときには、すでに進行しているケースも少なくありません。
しかし、内視鏡検査であれば、ごく初期の段階でポリープと呼ばれる粘膜の隆起を発見し、その場で切除することで、大腸がんの発生を予防することができます。ポリープの中には、将来的にがん化する可能性のあるものもあるため、早期発見・早期治療は非常に重要です。内視鏡検査は、病気が本格的に進行する前の段階で異変を捉えることができる、非常に有効な検査方法といえます。
胃がんの場合も同様です。初期段階では自覚症状が乏しいことが多く、進行するにつれて胃痛や吐き気などの症状が現れます。内視鏡検査によって早期に胃がんを発見できれば、開腹手術ではなく内視鏡手術を選択できる可能性が高まり、患者さんの身体的負担を軽減することにつながります。
他の検査法では見つけにくい病変の発見
内視鏡検査は、他の検査法に比べて、より詳細な情報を得ることができます。
例えば、バリウム検査では、消化管の形状や動きをレントゲン写真で確認しますが、病変の表面の状態や粘膜の微細な変化までは把握できません。これは、レントゲン写真が白黒で、消化管の壁のわずかな色の違いを識別できないためです。
また、CT検査では、体の断面を画像化することで病変の有無や大きさなどを調べますが、内視鏡検査のように粘膜の表面を直接観察することはできません。CT検査は体の内部を輪切りにしたような画像を作る検査なので、病変の表面の凹凸までは詳細にわからないのです。
一方、内視鏡検査では、消化管の内部を直接、しかもカラーで観察できるため、他の検査法では見つけにくい小さな病変や、平坦な病変でも発見できる可能性が高まります。さらに、検査中に組織を採取して病理検査を行うこともできるため、病変の性質をより正確に診断することができます。
これは、内視鏡検査で疑わしい部分が見つかった際に、その場で細胞を採取し、顕微鏡で詳しく調べることで、がん細胞の有無などを確認できるということです。
こんな症状は内視鏡検査をうけるべき!

内視鏡検査は、以下のような症状がある場合に特に受けたほうがいいでしょう。これらの症状は、消化器系の病気のサインである可能性があり、放置すると病気が進行するリスクがあります。
- 胃の痛みや不快感:胃痛、胃もたれ、胸やけなど、胃のあたりに何かしらの違和感がある場合は、胃炎や胃潰瘍、さらには胃がんの可能性も考えられます。
- 食欲不振:食欲がわかない、食事量が減ったなど、以前と比べて食生活に変化が見られる場合は、消化器系の異常に加えて、他の病気のサインである可能性もあります。
- 吐き気や嘔吐:吐き気がする、吐いてしまうなど、胃の内容物が逆流する症状は、消化管の機能低下や炎症を示唆している可能性があります。
- 便の異常:血便、黒色便、下痢、便秘など、便の状態に変化が見られる場合は、大腸がんやポリープ、炎症性腸疾患などの可能性も考えられます。特に、血便は消化管からの出血を示す重要なサインです。
- 体重減少:原因不明の体重減少は、消化器系の病気だけでなく、様々な疾患の可能性を示唆しています。
- 貧血:顔色が悪い、疲れやすいなどの貧血症状は、消化管からの出血による鉄欠乏性貧血の可能性も考えられます。
これらの症状が続く場合は、自己判断せずに医療機関を受診し、医師に相談してください。
内視鏡検査のデメリット・注意点
内視鏡検査は、体内の様子を直接観察できる優れた検査方法ですが、一方で身体への負担やリスクも存在します。
検査を受ける前に、メリットだけでなくデメリットや注意点についても理解しておくことが大切です。安心して検査に臨むためにも、ここで詳しく解説していきます。
検査に伴う身体的負担
内視鏡検査では、カメラ付きの細い管を体内に挿入するため、どうしてもある程度の身体的負担は伴います。
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)では、管が喉を通過する際に嘔吐反射が起こることがあります。これは、異物が喉に触れることで体が自然に起こす反応です。また、管が食道、胃、十二指腸などの臓器に触れることで、圧迫感や軽い痛み、腹部膨満感を感じる方もいます。個人差はありますが、多くの方が経験する症状です。
下部消化管内視鏡検査では、検査前に腸内をきれいにするために下剤を服用します。この下剤によって、腹痛や吐き気、下痢などを経験する方もいます。腸内を空っぽにするための必要な処置ですが、負担に感じる方も少なくありません。
これらの身体的負担を軽減するために、鼻から内視鏡を挿入する経鼻内視鏡や、検査中にうとうとさせる鎮静剤の使用などの方法があります。ご自身の状況や希望に合わせて、医師と相談の上で選択しましょう。
鎮静剤使用による副作用
内視鏡検査に伴う不安や苦痛を和らげるために、鎮静剤を使用することがあります。鎮静剤を使用すると、検査中にうとうとし、リラックスした状態で検査を受けることが可能です。
しかし、鎮静剤には副作用のリスクも伴います。主な副作用としては、吐き気、めまい、ふらつき、眠気などです。また、稀ではありますが、呼吸抑制やアレルギー反応が起こる可能性もゼロではありません。鎮静剤を使用した場合は、これらの副作用が現れる可能性があることを理解しておく必要があります。
また検査後、鎮静剤の影響が完全に消えるまでは、自動車の運転や危険を伴う作業、重要な決定を伴う作業などは控えるようにしなければなりません。安全のためにも、検査当日は公共交通機関を利用するか、ご家族に送迎をお願いすることをお勧めします。
合併症リスク
内視鏡検査は一般的に安全な検査ですが、非常に稀ではありますが、合併症が起こる可能性も否定できません。合併症としては、内視鏡が消化管の壁に穴を開けてしまう穿孔、検査中の出血、検査器具による感染症などです。
これらの合併症は発生頻度は極めて低いですが、万が一発生した場合には、入院や手術が必要となるケースもあります。
検査後の行動の制限
鎮静剤を使用した場合、検査後しばらくは鎮静剤の影響が残っているため、自動車の運転や精密機械の操作などは控える必要があります。また、飲食も一定時間制限される場合があります。通常、鎮静剤の効果は数時間で消失しますが、個人差があるため、医師の指示に従うことが重要です。
検査後は、帰宅後もしばらく安静にし、激しい運動などは避けるようにしましょう。内視鏡検査を受けた当日は、入浴も控えた方が良い場合もあります。医師の指示に従い、無理をせずゆっくりと過ごしましょう。
内視鏡検査の費用と保険適用
内視鏡検査を受けたいけれど、費用がどれくらいかかるのか、保険は適用されるのかなど、気になる点は多いと思います。検査費用は、検査の種類、医療機関、保険適用の有無などによって異なります。
この章では、内視鏡検査の費用について、保険診療と自費診療に分けて詳しく解説します。費用のことを気にせず、必要な検査を適切なタイミングで受けていただけるよう、一緒に確認していきましょう。
保険診療の範囲
内視鏡検査は、医師が必要と判断し、診断を目的とする場合、保険診療の対象となります。例えば、腹痛、胸やけ、血便などの症状がある場合や、健康診断で精密検査が必要と診断された場合などは、保険が適用されます。
保険診療の場合、自己負担額は医療費の3割が一般的ですが、年齢や所得によっては1割または2割負担となるケースもあります。70歳以上の方であれば、1割負担となる場合が多く、現役世代の方であれば3割負担となるケースが多いです。ご自身の負担割合については、加入している健康保険組合、市区町村役場、もしくは医療機関にご確認ください。
具体的な費用としては、胃カメラの場合、保険適用で3割負担の方の自己負担額は、初診料を含めて5,000円~8,000円程度、大腸カメラは7,000円~10,000円程度が目安です。ただし、医療機関や検査内容(生検など)、併用する処置(ポリープ切除など)によって費用は変動しますので、必ず事前に医療機関に確認することをおすすめします。
自費診療の場合の費用目安
内視鏡検査は、症状がない場合でも、健康診断や人間ドックのオプションとして受けることができます。この場合は自費診療となり、検査費用は全額自己負担となります。費用は医療機関によって大きく異なりますが、胃カメラは10,000円~20,000円程度、大腸カメラは20,000円~30,000円程度が目安です。
自費診療の場合、検査の精度を高めるための特殊な技術(例えば、NBI:狭帯域光観察)を用いたり、鎮静剤を使用したりする場合は、費用が追加される場合があります。NBIとは、特殊な光を用いて粘膜の微細な血管や模様を強調して観察する技術で、通常の内視鏡検査では発見困難な小さな病変の早期発見に役立ちます。
また、ポリープ切除などの処置を行った場合も、別途費用がかかります。いずれにしても、検査を受ける前に、医療機関に費用や検査内容について詳細を確認することをおすすめします。
内視鏡検査に関するよくある質問(Q&A)

初めて内視鏡検査を受ける方は、検査に対する疑問や不安を抱く方が多いでしょう。ここでは、よくある質問とその回答を通して、検査に対する理解を深め、安心して検査に臨めるようお手伝いします。
内視鏡検査は痛い?苦しくない?
内視鏡検査は、体内に管を挿入するため、どうしても不快感を伴う可能性があります。しかし、医療技術の進歩により、以前と比べて苦痛は大幅に軽減されています。
口から内視鏡を挿入する場合、嘔吐反射が出やすい方には、鼻から挿入する経鼻内視鏡という選択肢もあります。また、検査中の苦痛や不安を和らげるため、鎮静剤を使用することも可能です。鎮静剤を使用すると、うとうとしたような状態になり、検査中のことをあまり覚えていない場合も少なくありません。
しかし、鎮静剤の使用には、ふらつきや眠気などの副作用が生じる可能性もゼロではありませんので、医師とよく相談の上、ご自身に合った方法を選択することが大切です。
何歳から受けた方がよい?
胃がんや大腸がんは40歳頃から増加し始めるため、40歳以上の方には定期的に検診を受けましょう。国や自治体のがん検診でも、40歳以上を対象とした胃がん・大腸がん検診が実施されており、内視鏡検査を選択できる場合もあります。
年齢を重ねるとともに、がんのリスクは高まります。特に、ご家族に胃がんや大腸がんを患った方がいる場合は、40歳未満であっても検査が必要となるケースもあります。
また、年齢に関わらず、胃の痛みや胸やけ、血便、体重減少、貧血などの症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診し、医師に相談することが重要です。早期発見・早期治療は、がんの予後を大きく左右します。
どのくらいの頻度で受けるべき?
内視鏡検査の受診頻度は、患者さん個々のリスクによって異なります。
例えば、過去にポリープが見つかった方や、ご家族に大腸がんを患った方がいるなど、リスクが高い方は、1年に1回程度の検査が推奨される場合もあります。反対に、リスクが低い方であれば、数年に1回で十分な場合もあります。
最終的には、医師と相談の上、ご自身の状況に合った検査間隔を決めることが重要です。
検査できない人・注意が必要な人は?
重度の心疾患、出血傾向、妊娠中の方などは、検査に伴うリスクが高まる可能性があります。また、過去に内視鏡検査で合併症を起こした経験がある方や、特定の薬を服用している方なども、注意が必要です。
検査を受ける前に、必ず医師に過去の病歴や服用中の薬について詳しく伝えるようにしましょう。医師は、患者さんの状態を総合的に判断し、内視鏡検査が適切かどうかを判断します。
苦痛を軽減する方法は?
経鼻内視鏡を選択することで、嘔吐反射による苦痛を和らげることができます。鎮静剤を使用することで、検査中の意識をぼんやりさせ、痛みや不快感を軽減することも可能です。
また、経験豊富な医師やスタッフがいる医療機関を選ぶことも重要です。熟練した技術によって、検査時間を短縮し、苦痛を最小限に抑えることができます。
内視鏡検査を受ける際は、事前に医療機関に問い合わせ、希望や不安を伝えることで、より安心して検査に臨むことができるでしょう。
まとめ
内視鏡検査は、消化管の内部を直接観察できるため、がんの早期発見・早期治療に役立つ重要な検査です。胃カメラ、大腸カメラなど、検査部位や目的に応じて様々な種類があり、近年は技術の進歩により、患者さんの負担も軽減されています。
検査を受ける際は、メリット・デメリット、費用、注意点などを理解し、医師と相談の上、自分に合った検査方法を選択しましょう。少しでも不安なことがあれば、遠慮なく医療機関に相談し、安心して検査を受けてください。