本記事はプロモーションを含みます。
産後の抜け毛に育毛剤を使うか、自然に戻るのを待つかは、「今が授乳中かどうか」と「出産から何ヶ月経ったか」の2点で判断が分かれます。授乳中に選べるのは、ミノキシジルを含まない医薬部外品の育毛剤に限られるためです。
この記事では、産後に髪が一斉に抜ける仕組みと回復の時系列、授乳中に使える成分と避けるべき成分の線引き、産後向けに育毛剤を選ぶ3つの基準、検討しやすい商品3つを整理しました。
抜け毛が目安を過ぎても落ち着かないときの見極め方と、授乳を終えてからの選択肢までを順に解説します。

- 産後の抜け毛の主因はエストロゲンの急減、多くは半年〜1年で自然回復
- 授乳中はミノキシジル配合の発毛剤を避け、医薬部外品の育毛剤から選ぶ
- 選ぶ基準は承認有効成分・低刺激設計・育児中でも続く価格と剤型の3点
- 産後1年近く続く・分け目が広がる場合はFAGAや鉄不足を疑い医師に相談
産後の抜け毛に育毛剤は使うべき?待つべき?結論は「授乳状況と経過月数で決める」
産後の抜け毛に育毛剤を使うかどうかは、授乳状況と経過月数の2軸で決めるのが現実的です。効果の大きさを比べる前に、この2軸で自分の位置を確認するほうが迷いが減ります。

授乳中であれば、選べるのはミノキシジルを含まない医薬部外品の育毛剤です。ミノキシジル配合の発毛剤(第1類医薬品)は、授乳中の方が使う製品ではありません。
出典: PMDA リアップリジェンヌ 添付文書
もうひとつが経過月数。産後2〜6ヶ月の抜け毛が増える時期は、育毛剤を使う・使わないにかかわらず、多くの場合は自然回復に向かう途中の段階です。
出典: Investigation of exacerbating factors for postpartum hair loss(PMC)
育毛剤(医薬部外品)が標榜できる効能又は効果の範囲は「育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛」に限られます。
出典: 厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き』医薬部外品の効能又は効果の範囲
この範囲に「病後・産後の脱毛」が含まれている点は、産後の方にとって押さえておきたいところ。
一方で、新しく毛を生やす「発毛」を約束する製品ではありません。
産後半年を過ぎても抜け毛が減らず、分け目のボリューム低下が進む場合は、女性型脱毛症(FAGA/FPHL)など別の要因が関わることもあります。その見極めと次の手段は、記事後半の「授乳を終えても戻らない・産後1年以上続くときの次の一手」で扱います。
出典: Postpartum Telogen Effluvium Unmasking Additional Latent Hair Loss Disorders(PMC)
要点はひとつ。授乳中は医薬部外品の育毛剤で回復期の頭皮を整え、目安の時期を過ぎても戻らなければ原因を確認する、という二段構えです。
産後の抜け毛の大半は一時的な休止期脱毛で、育毛剤なしでも戻る
産後に起こる抜け毛は「分娩後脱毛症」と呼ばれる状態で、休止期に入った髪がまとまって抜ける一時的な現象です。病気が隠れているケースはむしろ少数派。
出典: Telogen effluvium: a comprehensive review(PMC)
多くの場合、半年〜1年ほどの時間をかけて髪のサイクルが本来のリズムに戻っていきます。育毛剤を使わなかった方でも回復に向かうのが一般的な経過です。
出典: Investigation of exacerbating factors for postpartum hair loss(PMC)
回復のサインは、分け目や生え際に現れる短い産毛のような新しい髪。
ツンと立ち上がる毛が増えてきたら、成長期に入った髪が育ち始めている合図と考えられます。
抜け毛の量が以前より減ってきた実感も、落ち着きに向かう手がかりのひとつ。つまり育毛剤は、この回復期を支える補助として位置づけるのが妥当です。
育毛剤の役割は「元に戻す」ではなく「回復期の頭皮を整える」こと
育毛剤に期待できるのは、頭皮の血行や炎症、乾燥といったコンディションを整えて、これから育つ髪の土台を守ること。抜けてしまった髪を呼び戻す製品ではありません。
産後の抜け毛の引き金はホルモンの急変動であり、外用の育毛剤でホルモンの変化そのものを止めることはできません。ここを取り違えると「使ったのに抜ける」という落胆につながります。
では意味がないのか。そうとも言えません。睡眠不足や栄養の偏りが重なる産後の頭皮は乾燥やかゆみが出やすく、環境面のケアには余地があります。

日本皮膚科学会のガイドラインでも、医薬部外品に配合される育毛成分の推奨度は最高でB、多くはC1にとどまります。劇的な変化を求める道具ではなく、回復期を無理なく過ごすための手段と捉えるほうが現実的です。
出典: 日本皮膚科学会 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
使ってよい人・様子見でよい人・別の原因を疑う人の分岐
同じ「産後の抜け毛」でも、置かれた段階によって取るべき行動は変わります。次の表で自分に近い行を探してみてください。
| 今の状態 | 考えられること | 向いている行動 |
|---|---|---|
| 産後2〜6ヶ月で抜け毛が増えているが、地肌の目立ちは限定的 | 一時的な分娩後脱毛の経過 | 生活を整えつつ、医薬部外品の育毛剤で頭皮環境をケア |
| 抜け毛は多いが、短い新しい髪が生えてきている | 回復期に入りつつある | そのまま様子見でも問題なし。刺激の少ないケアを継続 |
| 産後1年近く経っても抜け毛が減らない | FAGAへの移行や鉄不足など別要因 | 婦人科・皮膚科など医師に相談して原因を確認 |
| 分け目や頭頂部の地肌が目立ち、髪が細くなってきた | 進行性の薄毛の疑い | 女性の薄毛に対応する医療機関で診察を受ける |
上2行に当てはまる方は、焦って強い薬に手を伸ばす必要はありません。下2行が気になる方は、育毛剤を続けるより原因の確認を優先するとよいでしょう。
なぜ産後に急に抜けるのか|エストロゲン急減で休止期の髪がまとめて抜ける仕組み
産後の抜け毛とは、妊娠中に成長期へとどまっていた髪が、出産後のエストロゲン急減によって一斉に休止期へ移り、時間差でまとめて抜け落ちる現象です。
出典: Telogen effluvium: a comprehensive review(PMC)
髪には「成長期・退行期・休止期」というサイクルがあり、このリズムが妊娠と出産で大きく揺さぶられます。仕組みを知ると、抜け毛の量の多さが異常ではないと理解できます。

ここでは、抜けるメカニズム・時系列・産後ならではの上乗せ要因の順に整理します。自分が今どの段階にいるかを掴むための地図として読んでください。
妊娠中に抜けなかった髪が出産後にまとめて抜ける
妊娠中はエストロゲン(女性ホルモン)の分泌が高まり、本来なら抜けるはずの髪が成長期にとどまりやすくなります。そのため妊娠中は髪の量が保たれやすい時期。
出典: Telogen effluvium: a comprehensive review(PMC)
出産を終えると、高まっていたエストロゲンが短期間で低下します。踏みとどまっていた髪が、まとめて休止期へ移行するのです。
休止期に入った髪は数ヶ月かけて抜け落ちるため、出産から少し経ったタイミングで抜け毛が一気に増えます。これが産後の抜け毛の正体で、髪そのものが弱ったわけではありません。
現れ方にも特徴があります。女性の薄毛は男性型のように生え際が後退するのではなく、分け目や頭頂部を中心に全体の密度が下がる「びまん性」のパターンが多いもの。産後の抜け毛も、頭部全体で量が減ったように感じやすい変化です。
出典: Female-pattern hair loss: therapeutic update(An Bras Dermatol 2023)
いつから始まりいつピークを迎えるか|自分の今の段階を知る
産後の抜け毛は、一般に出産後2〜3ヶ月ごろから始まるとされています。エストロゲンの低下が髪のサイクルに反映される時期にあたります。
出典: Investigation of exacerbating factors for postpartum hair loss(PMC)

抜け毛が目立つピークは、産後数ヶ月のあいだに訪れることが多いとされます。シャンプーやブラッシングのたびに驚く量が抜けることもありますが、これは休止期の髪が集中して抜けているためです。
その後は半年〜1年ほどをかけて徐々に落ち着いていくのが典型的な流れ。開始が早い方・遅い方の差もあり、抜ける量の個人差も自然なことです。
出典: Investigation of exacerbating factors for postpartum hair loss(PMC)
今が産後3ヶ月なら、抜け毛はまだ増える局面。産後7ヶ月で量が減り始めているなら、回復期に入っている段階と読めます。自分の位置がわかると、待つ・使う・相談するの判断がしやすくなります。
産後ならではの上乗せ要因|睡眠不足・授乳による鉄不足・ストレス
ホルモン変動が主因である一方、産後特有の生活が抜け毛を長引かせることもあります。育児中の体は、髪にとって余裕のある環境とは言えません。
出典: Investigation of exacerbating factors for postpartum hair loss(PMC)
夜間授乳による細切れ睡眠は、回復に充てる時間を削ります。睡眠が不足すると、頭皮の血流や新陳代謝にも影響が及びやすくなります。

栄養面も見逃せないポイント。授乳では母体の栄養が優先的に使われ、鉄やたんぱく質が不足しがちです。髪の材料が足りなければ、新しい髪も育ちにくくなります。
慣れない育児による疲労やストレスも重なります。ホルモン・睡眠・栄養・ストレスが複合するのが産後の抜け毛の実情です。
このうちホルモンの変動は、育毛剤で止められるものではありません。
整えられるのは頭皮環境と生活のほう。だからこそ、授乳中に使える製品の範囲を先に確認しておく必要があります。
授乳中に育毛剤を使っても赤ちゃんに影響はない?成分の見方と避けるべきもの
頭皮に塗る医薬部外品の育毛剤には、ミノキシジルのような医薬品成分は配合されていません。授乳中に検討しやすいのはこの区分の製品です。
混乱が生まれやすいのは、「育毛剤」「発毛剤」「AGA治療薬」が同じ言葉で語られがちだから。授乳中の可否は、この3区分で正反対になります。
使える側と避ける側を分けて確認していきましょう。成分ごとの副作用の詳細は、後半の副作用セクションで扱います。
頭皮に塗る医薬部外品の育毛剤に医薬品成分は含まれない
医薬部外品の育毛剤は、頭皮に塗布して抜け毛の予防や頭皮環境の改善を目的とする製品です。効能の範囲は「育毛・脱毛の予防・病後産後の脱毛」などにとどまります。
出典: 厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き』医薬部外品の効能又は効果の範囲
配合されるのは、センブリエキス(血行促進)やグリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症)といった承認有効成分が中心。ミノキシジルやフィナステリドのような医薬品成分は入りません。
育毛剤と発毛剤の違いを含め、3つの区分を整理すると、次のようになります。
| 区分 | 分類 | 目的 | 入手方法 | 授乳中の位置づけ |
|---|---|---|---|---|
| 育毛剤 | 医薬部外品 | 頭皮環境の改善・脱毛の予防 | 市販で購入可 | 検討しやすい区分。不安があれば医師・薬剤師に相談 |
| 発毛剤(ミノキシジル外用) | 第1類医薬品 | 発毛 | 薬局で薬剤師の対応を受けて購入 | 授乳中の方は使用しないこととされている |
| 治療薬(フィナステリド等の内服) | 医療用医薬品 | 男性型脱毛症の進行抑制 | 医師の処方が必要 | 女性には使用されない(妊娠可能な女性は禁忌) |
フィナステリド・デュタステリドは市販されず、医師の処方が必要な医薬品です。そして女性の薄毛治療に用いられる薬ではありません。出典: PMDA 添付文書(プロペシア錠〔フィナステリド製剤〕・ザガーロカプセル〔デュタステリド製剤〕)
出典: PMDA プロペシア錠 添付文書
出典: PMDA ザガーロカプセル 添付文書
授乳中は避けるべきもの|ミノキシジル発毛剤と女性が使えない男性型治療薬
まず発毛剤。ミノキシジルを配合した女性用の外用発毛剤(第1類医薬品)は、添付文書の使用しないことに関する注意で、妊娠中・授乳中の方が該当します。授乳中に自己判断で使う製品ではありません。
出典: PMDA リアップリジェンヌ 添付文書
女性向けの製品はミノキシジル1%が対象濃度で、男性用の5%製品は女性の使用対象外。濃度の違いも、女性用と男性用を混同しないための目印です。
出典: PMDA リアップX5プラスネオ 添付文書
次に内服薬。フィナステリド・デュタステリドは男性ホルモン(DHT)の産生を抑える薬で、妊娠可能な女性には禁忌とされています。胎児、特に男児の生殖器の発育に影響するおそれがあるためです。
出典: PMDA プロペシア錠 添付文書
出典: Teichert M et al., British Journal of Clinical Pharmacology 2016
添付文書では、割れた錠剤やカプセルに女性が触れることも避けるよう注意されています。家族が服用している場合は、保管場所を分けておくと安心。
出典: PMDA プロペシア錠 添付文書
「女性も飲める発毛薬」として紹介されることがありますが、これらは女性向けの薄毛治療薬ではありません。
産後にクリニックを受診しても、授乳中は処方できる薬が限られる場合があります。
「オーガニック・無添加」は安全の証明ではない|先に見るのは有効成分
授乳中という条件が加わると、「オーガニック」「天然由来」「無添加」という言葉に安心を求めたくなるものです。ただ、これらは効能の裏付けとは別の軸の訴求です。
医薬部外品の育毛剤が育毛・脱毛予防を標榜できる根拠は、承認された有効成分の配合にあります。天然由来かどうかは承認の判定軸ではありません。
出典: 厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き』医薬部外品の効能又は効果の範囲

そのため、天然成分だけを打ち出した化粧品区分の頭皮ケア製品は、育毛や脱毛の予防を効能として掲げられません。使用感のよいトリートメントと、育毛剤は別物です。
順番としては、まず医薬部外品として有効成分が入っているかを確認し、そのうえで香料・着色料・アルコールなどの刺激要素を見るのが合理的。
「有効成分あり+低刺激設計」の製品なら、効能の裏付けと肌への配慮を両立できます。
パッケージの妊娠・授乳中注意書きの読み方と医師に相談するタイミング
育毛剤のパッケージや公式サイトには「妊娠中・授乳中の使用については医師にご相談ください」という表記が見られます。これは使用禁止の宣告ではなく、状態に個人差があるため医師の確認を挟むよう促す案内です。
一方、ミノキシジル配合の発毛剤に書かれた「授乳中の人は使用しないこと」は禁止の表記。
似た位置に並ぶ文でも、意味の強さが違います。
出典: PMDA リアップリジェンヌ 添付文書
相談先の目安としては、産後の体調全般や授乳の状況を含めて聞きたいなら産婦人科。頭皮のかゆみや赤みが出ているなら皮膚科が向いています。
受診時は、使いたい製品の商品名と成分表示を控えて持参するとやりとりが早く進みます。アレルギー体質や産後のトラブル歴があれば、その場で伝えておきましょう。
産後の抜け毛向けに育毛剤を選ぶ3つの基準
授乳中に検討できる範囲がわかったら、次は製品の選び方です。産後は「①承認有効成分の有無」「②低刺激設計」「③育児の合間に続けられるか」の3点を順に確認するとよいでしょう。

一般の女性用育毛剤の選び方と違うのは、期間の考え方です。産後は抜け毛が落ち着く半年〜1年という区切りが見えているぶん、その回復期を無理なく走り切れるかが実質的な判断軸になります。
言い換えれば、劇的な変化を狙うより、続けられる設計を選ぶこと。3つの基準を具体的に見ていきます。
承認された有効成分が配合されているか(効能を標榜できる製品か)
最初に確認したいのは、医薬部外品として承認された有効成分が入っているかどうか。ここが「頭皮ケア化粧品」との分かれ目です。
産後の頭皮で意識したい系統は3つあります。血行促進系のセンブリエキス、抗炎症系のグリチルリチン酸ジカリウム、保湿・代謝サポート系のパントテニルアルコール類です。
睡眠不足や乾燥でゆらぎやすい産後の頭皮では、抗炎症成分が入っているかを特に見ておくと安心。かゆみや赤みが出やすい時期だからです。
なお、有効成分が配合されていても、女性用育毛剤の効果は脱毛の防止・育毛の範囲にとどまります。ガイドラインでも育毛成分の推奨度は高くても B とされており、発毛そのものを担う製品ではありません。
出典: 日本皮膚科学会 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
産後の敏感な頭皮に合わせた低刺激設計か
産後はホルモンバランスの変化に睡眠不足が重なり、普段なら平気だった製品でヒリつきを感じることがあります。刺激要素の少なさは実用面で重要です。
チェックしたいのは、香料・着色料・パラベン・エタノールの有無。アルコール量が多いと清涼感は出ますが、乾燥した頭皮では刺激になりやすい傾向があります。
赤ちゃんを抱く時間が長い産後は、においの強さも判断材料。無香料やほぼ無香に近いタイプなら、授乳の前後でも気になりにくいでしょう。
初めて使う製品は、少量を耳の後ろなどに試してから頭皮全体に広げると安全です。
赤みや強いかゆみが出た場合は使用を中止してください。
育児の合間に片手で続けられる剤型・時間・価格か
産後のケアは、時間が取れる前提では組み立てられません。抱っこや寝かしつけの合間に、片手で30秒で終わる設計かどうかが継続率を左右します。
ノズルタイプは分け目に直接当てやすく、液だれしにくいのが利点。ジェットスプレーは広範囲に一気に広がる反面、音で赤ちゃんが起きることもあります。
用法も見ておきましょう。1日2回の製品は理屈上こまめにケアできますが、産後の生活では1日1回のほうが定着しやすい傾向があります。
価格は、半年続けたときの合計で考えるのが現実的。定期初回だけ安い製品は、2回目以降の金額と解約条件まで確認しておくと後悔が減ります。
産後・授乳中に検討しやすい育毛剤の早見表
前章の3基準に照らして条件を満たしやすい医薬部外品の育毛剤を、区分・有効成分・容量・参考価格・妊娠授乳中の注意記載の順で一覧にしました。いずれもミノキシジルは配合されていません。
| 商品名 | 区分 | 主な有効成分 | 容量・用法 | 参考価格(税込・変動あり) | 妊娠・授乳中の注意記載 |
|---|---|---|---|---|---|
| チャップアップ | 医薬部外品(育毛剤) | センブリエキス、グリチルリチン酸ジカリウム、塩酸ジフェンヒドラミン | 120mL/1日1回 | 定期初回980円(クーポン利用・送料無料)、2回目以降は2本セット12,800円(送料無料) | 公式の商品情報で表記を確認し、不安があれば医師・薬剤師に相談 |
| ニューモV | 医薬部外品(育毛剤) | センブリエキス、グリチルリチン酸ジカリウム、D-パントテニルアルコール、セファランチン、ニンジンエキス | 75mL/1日2回 | 通常6,930円/定期初回2,750円 | 公式の商品情報で表記を確認し、不安があれば医師・薬剤師に相談 |
| マイナチュレ 薬用育毛剤 | 医薬部外品(育毛剤・女性用) | グリチルリチン酸ジカリウム、酢酸DL-α-トコフェロール、センブリエキス、D-パントテニルアルコール、タマサキツヅラフジアルカロイド、ジフェンヒドラミンHCl | 120mL/1日1回 | エコ定期初回1,500円(2回目以降1本5,480円+送料500円)、単品6,620円 | 公式の商品情報で表記を確認し、不安があれば医師・薬剤師に相談 |
ミノキシジル配合の発毛剤(第1類医薬品)は授乳中の使用対象から外れるため、この表には含めていません。授乳を終えた後の選択肢として、記事後半で改めて触れます。
価格は販売経路やキャンペーンで動く目安です。定期の初回価格は期間限定で終了することもあるため、申し込み前に各公式サイトの条件を確認してください。
産後・授乳中に検討しやすい医薬部外品の育毛剤3選
ここからは、早見表に挙げた3商品を「①有効成分 ②低刺激設計 ③続けやすさ」の観点で解説します。産後の抜け毛は自然回復に向かう前提のため、順位付けではなく回復期を支える相性で見てください。
3商品はいずれもミノキシジル非配合の医薬部外品。効能の範囲は脱毛の防止・育毛にとどまり、抜けた髪を取り戻すことを保証する製品ではありません。
チャップアップ|承認有効成分配合で刺激に配慮した男女兼用育毛剤
| チャップアップの基本情報 | |
|---|---|
| 分類 | 育毛剤(医薬部外品) |
| 効能の範囲 | 発毛促進 |
| 有効成分 | センブリエキス、グリチルリチン酸ジカリウム、塩酸ジフェンヒドラミン(ミノキシジル非配合) |
| 容量 | 120mL |
| 用法 | 1日1回 |
| 参考価格 | 定期初回980円(クーポン利用・送料無料) |
| 対象 | 男女 |
| メーカー | ソーシャルテック |
- センブリエキス・グリチルリチン酸ジカリウム等配合の医薬部外品(男女兼用)
- 120mL・定期初回はクーポン利用で980円(2回目以降は2本セット12,800円税込・送料無料)
- 予防目的で初めて育毛剤を選ぶ方の入り口に
授乳中の読者がまず気にする「医薬品成分が入っていないか」という点で、チャップアップはミノキシジル非配合を明示している医薬部外品の育毛剤です。ソーシャルテックが手がける男女兼用タイプ。
有効成分はセンブリエキス、グリチルリチン酸ジカリウム、塩酸ジフェンヒドラミンの3種。血行促進と抗炎症の組み合わせで、乾燥やかゆみが出やすい産後の頭皮環境に向き合う設計です。
容量は120mLで、用法は1日1回。分け目に沿って数プッシュ当てて指の腹でならす流れなら、寝かしつけの後でも短時間で終わります。
価格は定期初回980円(税込・クーポン利用、送料無料)。2回目以降は2本セット12,800円(税込・送料無料)となるため、続ける前提で総額を見ておきたいところです。
男女兼用のため、育毛剤の男性用と女性用の違いを気にせずパートナーと同じボトルを使える点も産後の家庭では実用的。
ただし妊娠・授乳中の使用については、公式の商品情報にある表記を確認し、不安があれば医師・薬剤師に相談してから始めるのが安心です。
医薬部外品の育毛剤。定期初回980円・2回目以降は2本セット12,800円(全額返金保証あり)
リンク先は公式の定期コース申込ページです
ニューモV|有効成分5種で初回2,750円から試せる育毛剤
| ニューモVの基本情報 | |
|---|---|
| 分類 | 育毛剤(医薬部外品) |
| 効能の範囲 | 発毛促進 |
| 有効成分 | センブリエキス、グリチルリチン酸ジカリウム、D-パントテニルアルコール、セファランチン、ニンジンエキス |
| 容量 | 75mL |
| 用法 | 1日2回(朝・夜) |
| 参考価格 | 通常6,930円/定期初回2,750円 |
| 対象 | 男女 |
| メーカー | ファーマフーズ |
- 5種の有効成分を配合した薬用育毛剤(医薬部外品・男女兼用)
- 独自成分HGP※1を従来品の10倍量配合
- 定期初回2,750円(税込)※2・定期購入回数縛りなし
※1 独自の方法で製造した特別な卵黄リゾホスファチジルコリン。(頭皮保護成分)
※2 定期初回価格、初回限定、1世帯1回限り。
授乳や夜泣きで時間が細切れになる産後に、価格面で始めやすいのがファーマフーズのニューモVです。通常価格は6,930円(税込)ですが、定期コースの初回は2,750円(税込・初回限定・1世帯1回限り)で、初めて育毛剤を使う方でも試しやすい水準。
有効成分はセンブリエキス、グリチルリチン酸ジカリウム、D-パントテニルアルコール、セファランチン、ニンジンエキスの5種。抗炎症成分と保湿・代謝サポート成分を含み、頭皮のコンディションを整える方向の配合です。
容量は75mLです。定期コースは購入回数の縛りがなく、2回目以降も10%OFFの1本6,237円で続けられるため、まず1本試して肌との相性を見たい方も判断しやすい条件でしょう。なお販売は公式通販が中心で、公式サイトのほか楽天市場・Yahoo!ショッピングの公式ストアでも購入できます。
用法は1日2回(朝・夜)で、髪を乾かしたあとに塗布できます。産後の細切れ時間では朝晩2回の手間がかかる点は、あらかじめ知っておきたいところです。
男女兼用のタイプです。妊娠・授乳中の使用に関する記載は公式の商品情報で確認し、産後に頭皮トラブルが出やすい方は使用前に医師へ相談してください。
医薬部外品の育毛剤。最新の価格は公式サイトで確認できます
公式サイトで成分・使用方法・最新価格を確認できます
マイナチュレ 薬用育毛剤|女性用に設計された育毛剤
| マイナチュレ 薬用育毛剤の基本情報 | |
|---|---|
| 分類 | 育毛剤(医薬部外品) |
| 効能の範囲 | 発毛促進 |
| 有効成分 | グリチルリチン酸ジカリウム、酢酸DL-α-トコフェロール、センブリエキス、D-パントテニルアルコール、タマサキツヅラフジアルカロイド、ジフェンヒドラミンHCl |
| 容量 | 120mL |
| 用法 | 1日1回 |
| 参考価格 | エコ定期初回1,500円(15周年限定・予告なく終了あり。2回目以降1本5,480円+送料500円) |
| 対象 | 女性 |
| メーカー | レッドビジョン |
- グリチルリチン酸ジカリウム・センブリエキス等の有効成分を配合した女性向け育毛剤(医薬部外品)
- 120mL・1日朝夜・定期初回1,500円(15周年限定価格・2本目以降は1本あたり5,480円+送料500円)
- 女性特有の薄毛・抜け毛への配慮を掲げるレッドビジョンのブランド
産後・授乳中という条件で、女性用という点を重視したい方の候補になるのが、レッドビジョンのマイナチュレ 薬用育毛剤です。
3商品のうち唯一、女性用として設計されています。
妊娠・授乳中の使用については、公式の商品情報で表記を確認し、不安があれば医師・薬剤師に相談してください。
有効成分は6種。グリチルリチン酸ジカリウム、酢酸DL-α-トコフェロール、センブリエキス、D-パントテニルアルコール、タマサキツヅラフジアルカロイド、ジフェンヒドラミンHClを配合し、抗炎症・血行促進・保湿の系統を広くカバーします。
容量は120mLで1日1回。
価格はエコ定期の初回1,500円(税込)、2回目以降は1本5,480円(税込)+送料500円。単品購入は6,620円(税込)で、返金保証も用意されています。初回価格は限定条件のため、申し込み時に公式サイトで現在の条件を確認してください。
医薬部外品の育毛剤。最新の価格は公式サイトで確認できます
公式サイトで成分・使用方法・最新価格を確認できます
産後の生活リズムで育毛剤を活かす使い方と併せたいセルフケア
育毛剤は、塗る回数を増やせば早く変わるものではありません。回復期を通して一定のリズムで続け、栄養と休息で土台を支える組み合わせが現実的な使い方です。
産後は完璧なケアを目指すほど続きません。片手で終わる手順に落とし込み、できなかった日があっても翌日戻せる形にしておきましょう。
使い始めの目安と続ける期間|抜け毛が落ち着くまでの回復期を支える
使い始めるタイミングは、抜け毛が気になり始めた時点で構いません。産後2〜3ヶ月で増え始める時期から、落ち着く半年〜1年の回復期を通して使う設計が産後の時間軸に合います。
出典: Investigation of exacerbating factors for postpartum hair loss(PMC)
髪には成長のサイクルがあるため、変化の判断は短期間ではなく数ヶ月単位で見るのが一般的です。1〜2週間で見極めようとしても、変化を判断するのは難しいでしょう。
ピーク期に使い始めた場合、使用中も抜け毛は増えます。
これは製品のせいではなく、休止期に入っていた髪が予定通り抜けている時期だからです。
判断の材料は抜け毛の量ではなく、新しい短い髪が生えてきているか。分け目を鏡で見て、月に一度同じ角度の写真を残しておくと変化を追いやすくなります。
授乳・寝かしつけの合間に続けられる塗布タイミングとコツ
塗布は、清潔で乾いた頭皮に行うのが基本。入浴後にタオルドライとドライヤーを終えたタイミングが、皮脂や汗の影響が少なく扱いやすい時間帯です。

入浴後が難しい日は、寝かしつけを終えた後の数十秒でも構いません。時間帯を固定するより、「この行動のあとに塗る」と紐づけるほうが産後は定着します。
片手で行うコツは、ノズルを分け目に当てて3〜4か所に分けて置き、指の腹で前から後ろへならすこと。爪を立てず、こすらず動かすのがポイント。
洗髪については、抜けるのが怖くて控えるとかえって頭皮環境が悪化します。アミノ酸系などマイルドな洗浄力のシャンプーを選び、ぬるめのお湯ですすぎ残しがないよう流しましょう。
育毛剤で補えない部分|鉄・たんぱく質の補給と睡眠の確保
外用の育毛剤で補えないのが、髪の材料と回復の時間です。ここは食事と休息でしか埋まりません。
髪はたんぱく質を主成分につくられます。授乳期は栄養が母体から優先的に使われるため、肉・魚・卵・大豆製品をこまめに取り入れたいところ。
特に意識したいのが鉄。産後は鉄が不足しやすく、鉄不足が抜け毛に関わることもあるとされます。赤身肉やレバー、ほうれん草などが役立ちます。亜鉛やビタミン類も髪の成長を支える栄養素です。

睡眠は、まとまって取るのが難しい前提で考えましょう。赤ちゃんが寝ている間に一緒に横になる、細切れでも体を休めるほうが現実的。
家族や周囲に頼れる部分を頼るのも立派な対策です。
完璧を目指さない選択が、結果として頭皮にも優しく働きます。
なお、ホルモン変動で敏感になった産後の頭皮では、いつもなら問題ない成分で刺激を感じることもあります。次章でリスクと中止の目安を確認しておきましょう。
産後の頭皮で起こりやすい育毛剤の副作用・リスクと中止の目安
育毛剤の副作用として起こりやすいのは、頭皮の赤み・かゆみ・かぶれといった局所の反応です。異常を感じたら続けずに中止し、状態によって皮膚科で相談するのが基本の対応。
区分が変わればリスクの種類も変わります。医薬部外品・発毛剤・クリニックの治療薬の順に、押さえておきたい点を整理します。
かぶれ・かゆみ・赤み|産後は刺激に反応しやすい
産後はホルモンバランスの変化と睡眠不足が重なり、頭皮のバリア機能が揺らぎやすい時期。妊娠前は平気だった製品で、ヒリつきや赤みが出ることがあります。
中止の目安は次の3つです。塗布後に強いかゆみや痛みが出る、赤みや小さな湿疹が広がる、フケやただれを伴う——いずれかがあれば使用を止めてください。
数日で治まらない場合や、掻き壊して滲みが出ている場合は皮膚科の受診を。授乳中であることを伝えれば、処方の選択にも配慮してもらえます。

刺激を避ける工夫として、初回は少量から試す、複数の新製品を同時に始めない、汗をかいた直後の塗布を避けるといった方法があります。
発毛剤・クリニック治療薬の副作用と授乳中の使用制限
ミノキシジル外用(第1類医薬品の発毛剤)では、頭皮のかゆみ・発赤・かぶれなどの副作用が報告されています。出典: PMDA ミノキシジル外用薬(リアップX5プラスネオ)添付文書
出典: PMDA ミノキシジル外用薬(リアップX5プラスネオ)添付文書
使い始めに一時的な抜け毛が起こることがありますが、通常は一時的なものとされます。続く場合は医師・薬剤師に相談してください。
出典: PMDA ミノキシジル外用薬(リアップX5プラスネオ)添付文書
そして重要な制限。ミノキシジル配合の発毛剤は、添付文書上、妊娠中・授乳中の方は使用しないこととされています。授乳中は選択肢から外し、終了後に検討するのが筋道です。
出典: PMDA リアップリジェンヌ 添付文書
クリニックでは、ミノキシジルの内服薬(LDOM)を自由診療で扱う例もあります。
これは国内でAGA・薄毛に対して承認されていない薬です。
出典: 日本皮膚科学会 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
1,404名を対象とした多施設研究では、多毛症が約15%と最も多い有害事象で、副作用による治療中止率は1.2%程度と報告されています。めまい・動悸・むくみなどの循環器系症状も挙げられています。
出典: Vañó-Galván S et al., Journal of the American Academy of Dermatology 2021

女性型脱毛症(FPHL)を対象とした研究では、経口ミノキシジル1mg/日と外用ミノキシジル5%で有効性が同等と報告されました。
出典: Ramos PM et al., Journal of the American Academy of Dermatology 2020日本皮膚科学会ガイドラインでは2017年時点で推奨度Dとされましたが、その後の研究で安全性に関する評価が積み上がっています。ただし、長期的な安全性についてはさらなる研究が必要です。
出典: 日本皮膚科学会 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
いずれも医師の管理下で用いられる薬。授乳中の可否は自己判断せず、授乳の状況を伝えたうえで医師に確認してください。
クリニック治療は自由診療(保険適用外)である点に注意
クリニックでのAGA・薄毛治療は、公的医療保険が適用されない自由診療です。
費用は全額自己負担になります。
出典: 厚生労働省 医療広告ガイドライン
確認しておきたいのは、初診料・血液検査費・薬代を含めた総額と、継続した場合の月ごとの負担。診察時に見積もりとして提示してもらうと比較しやすくなります。
産後は出費が増える時期でもあります。薄毛治療の費用は、数ヶ月続ける前提で無理のない範囲を先に決めておくと、判断がぶれません。
目安の期間を過ぎても抜け毛が落ち着かない場合は、費用の話より先に原因の確認が必要です。次章でその見極め方を整理します。
授乳を終えても戻らない・産後1年以上続くときの次の一手
産後1年近く経っても抜け毛が減らない、地肌の目立ちが進むという場合は、分娩後脱毛以外の要因を考える段階です。
女性の薄毛の原因として考えられるのは、女性型脱毛症(FAGA/FPHL)への移行、鉄欠乏性貧血、甲状腺の不調など。いずれも自己判断では切り分けられず、血液検査が必要になることもあります。
出典: Telogen effluvium: a comprehensive review(PMC)
ここまで待った方にとって、次の一歩は「別の育毛剤を試す」ではなく「原因を確認する」ほうが近道です。
産後脱毛とFAGAの見分け方|分け目の広がり・髪が細くなる変化は要注意
分娩後脱毛には、出産というきっかけと一定期間で落ち着く経過があります。対してFAGAは進行性で、分け目や頭頂部のボリュームが少しずつ失われていきます。
出典: Female-pattern hair loss: therapeutic update(An Bras Dermatol 2023)
| 比較項目 | 産後脱毛(分娩後脱毛症) | FAGA(女性型脱毛症) |
|---|---|---|
| きっかけ | 出産・エストロゲンの急減 | 加齢・ホルモン・遺伝など複合 |
| 経過 | 一時的で自然回復に向かう | 進行性で徐々に進む |
| 時期 | 産後2〜6ヶ月に集中 | 時期を問わず継続 |
| 回復の見込み | 半年〜1年で戻ることが多い | 放置で進みやすく対策が必要 |
要注意のサインは、分け目の地肌が以前より幅広く見える、髪1本が細くなりコシがなくなる、束ねたときの毛量が明らかに減るといった変化。抜け毛の本数より、残っている髪の質と密度に目を向けてください。
更年期に近い年齢での出産では、産後の回復とFAGAの進行が重なることもあります。境目が読みにくいケースこそ、医師の確認が役立つ場面です。
授乳終了後に発毛剤やクリニック治療へ進む目安
次の3つが当てはまるなら、相談を検討するタイミングと考えられます。産後1年近く経っても抜け毛が続く、分け目や頭頂部の薄さが進んでいる、育毛剤を数ヶ月使っても変化が見られない。
授乳を終えていれば、選択肢にミノキシジル配合の女性用発毛剤が加わります。区分の例としては、ミノキシジル1%を配合した第1類医薬品のリアップリジェンヌなどが該当します。
出典: PMDA リアップリジェンヌ 添付文書
購入時は薬剤師の説明を受け、使用上の注意を確認したうえで判断してください。副作用として頭皮のかゆみや発赤が出ることもあります。
出典: PMDA リアップリジェンヌ 添付文書

原因の切り分けを含めて相談したい場合は、婦人科・皮膚科、あるいは女性の薄毛に対応するクリニックが窓口です。鉄や甲状腺機能の確認も含めて診てもらえます。
近年は初診からオンライン診療に対応するクリニックも増えており、自宅で受診できるため育児中でも相談しやすくなっています。ただし症状や処方内容によっては、対面での血液検査をご案内される場合があります。
授乳中に相談する場合は、その旨を最初に伝えるのが前提。使える薬が限られるため、状況を共有してから方針を立てるほうが無駄がありません。
産後の抜け毛と育毛剤に関するよくある質問
本文で触れきれなかった疑問を、質問単位で整理しました。授乳や時期に関する不安の確認に使ってください。
授乳中に育毛剤を使うと母乳や赤ちゃんに影響はありますか?
頭皮に塗る医薬部外品の育毛剤には、ミノキシジルのような医薬品成分は配合されていません。承認された育毛成分が中心の製品です。
ただし製品ごとに考え方が異なり、多くは「妊娠中・授乳中は医師に相談のうえ使用」と案内しています。成分表示を確認し、不安があれば産婦人科や皮膚科で相談してから始めるのが安心。詳しい区分の違いは、授乳中の安全性を扱ったセクションで解説しています。
産後いつから育毛剤を使い始めればいいですか?
抜け毛が気になり始めた時点からで構いません。産後2〜3ヶ月で増え始める時期に合わせて使い始め、落ち着く半年〜1年の回復期を通して続ける形が産後の流れに合います。
出典: Investigation of exacerbating factors for postpartum hair loss(PMC)
産後すぐは体調の回復が優先。悪露や産後の不調が続いている間は、まず休むことを先に置いてください。
育毛剤を使わなくても産後の抜け毛は自然に戻りますか?
多くは一時的な分娩後脱毛で、半年〜1年ほどをかけて自然に回復していきます。育毛剤を使わなかった方でも、元のボリュームに近づくのが一般的な経過です。
出典: Investigation of exacerbating factors for postpartum hair loss(PMC)
一方、産後1年近く経っても戻らない、薄さが進行するという場合は、FAGAや鉄不足など別の要因が関わることもあります。長引くときは自己判断を続けず、医師に相談するとよいでしょう。
産後の抜け毛にミノキシジルの発毛剤は使えますか?
授乳中は使いません。ミノキシジル配合の発毛剤(第1類医薬品)は、添付文書上、妊娠中・授乳中の方は使用しないこととされています。
出典: PMDA リアップリジェンヌ 添付文書
授乳を終えてからであれば、女性用のミノキシジル1%製品が選択肢に入ります。購入時に薬剤師の説明を受け、頭皮のかゆみ・発赤などの副作用についても確認してください。
出典: PMDA リアップリジェンヌ 添付文書
シャンプーを変えるだけでは不十分ですか?
シャンプーの主な役割は洗浄で、洗い流す製品です。頭皮への負担を減らす意味はありますが、育毛や脱毛の予防を効能として掲げられるのは医薬部外品の育毛剤のほうです。
出典: 厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き』医薬部外品の効能又は効果の範囲
刺激が気になる時期は、マイルドなシャンプーで土台を守りつつ、洗髪後の乾いた頭皮に育毛剤を使う組み合わせが現実的。どちらか一方を選ぶ必要はありません。
まとめ|産後の抜け毛は焦らず、授乳中は医薬部外品の育毛剤で回復期を支える
産後の抜け毛は、出産後のエストロゲン急減によって休止期の髪がまとめて抜ける一時的な現象で、多くは半年〜1年で回復に向かいます。
出典: Investigation of exacerbating factors for postpartum hair loss(PMC)
授乳中に選ぶなら、ミノキシジルを含まない医薬部外品の育毛剤。承認有効成分が入っているか、産後の敏感な頭皮に合う低刺激設計か、育児の合間に続けられるかの3点で見極めてください。
本記事では、チャップアップ・ニューモV・マイナチュレ 薬用育毛剤の3つを取り上げました。女性用として設計された製品を選びたい方には、マイナチュレ 薬用育毛剤が候補のひとつになります。
そして目安の時期を過ぎても戻らない場合は、別の原因を疑うこと。分け目の広がりや髪が細くなる変化が続くなら、婦人科・皮膚科や女性の薄毛に対応する医療機関で確認するのがおすすめです。
女性の薄毛治療の進め方、クリニックの選び方、女性向けミノキシジル外用の選び方については、関連記事もあわせて参考にしてください。
本記事で触れたクリニックでの薄毛治療は公的医療保険が適用されない自由診療であり、費用は全額自己負担となります。
出典: 厚生労働省 医療広告ガイドライン効果には個人差があり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。クリニックでの治療を中止すると、再び症状が進行する可能性があります。治療薬には副作用(フィナステリドでは性欲減退・勃起機能障害など)のリスクがあります。医薬部外品の育毛剤の効能は「脱毛の防止・育毛」の範囲にとどまり、発毛を保証するものではありません。ミノキシジル配合の発毛剤は妊娠中・授乳中の方は使用しないこととされ、外用・内服のミノキシジルには頭皮のかゆみ・発赤・多毛症などの副作用が生じる場合があります。フィナステリド・デュタステリドは妊娠可能な女性に禁忌で、女性の薄毛治療には用いられず、錠剤に触れることも避けてください。各商品の妊娠・授乳中に関する取り扱いはメーカーの案内に基づくもので、不安がある場合は医師・薬剤師にご相談ください。掲載している価格・条件は変動するため、最新の情報は各公式サイト・添付文書をご確認ください。
※本記事に記載の料金は2026年9月27日時点のものです(特記なき限り税込)。最新の料金・条件は各クリニック公式サイトをご確認ください。
