受験勉強で夜更かしが続くなか、シャンプーのときに指に絡む髪や、朝の枕に落ちた抜け毛がふと目に留まる——高校生のうちからこんなに抜けて大丈夫なのか、不安になりますよね。
思春期のホルモン変動や勉強・部活のストレス、栄養の偏りや睡眠不足など、10代の抜け毛には高校生ならではの背景があります。まだ将来に関わる薄毛だと決まったわけではありません。
それでも、これが一時的なものなのか、若い年代で起こるAGA(男性型脱毛症)の兆しなのか、自分では判断しにくいものです。親や友だちに言い出しにくく、一人で抱え込んでいる方も多いでしょう。
この記事では、高校生の抜け毛の原因、一時的な脱毛と進行性AGAの見分け方、今日から始められる生活改善、そして20歳未満の治療の実情や親への相談のヒントまでを整理します。まず何をすればいいのか、その一歩を一緒に確認していきましょう。

- 高校生の抜け毛は、まず睡眠・食事・シャンプーの生活改善から始めるのが基本
- 一時的な休止期脱毛か若年AGAかは、抜け毛の太さ・生え際やつむじの変化で見分ける
- 20歳未満はフィナステリド等の安全性が未確立で、薬による治療は制限される
- 未成年の受診は保護者同意・同伴の要否がクリニックごとに異なり、自由診療で保険適用外
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高校生の抜け毛は「まず生活改善」から|すぐ受診より前に知っておきたいこと
結論から言うと、高校生の抜け毛は、まず生活習慣の見直しから始めるのが現実的です。いきなりクリニックや薬を考える前に、やれることがあります。

理由はシンプルです。10代の抜け毛は、思春期のホルモン変動・睡眠不足・栄養の偏り・強いストレスなど、生活に根ざした原因が絡んでいるケースが多いから。
これらが背景にある一時的な抜け毛なら、生活を整えることで落ち着いていくことも少なくありません。まず自分の状態を把握し、土台を立て直すことが先決でしょう。
加えて、20歳未満は薬による治療そのものが制限されます。フィナステリドをはじめとする治療薬は、未成年への安全性が確立されていないためです。
出典: PMDA フィナステリド錠添付文書
つまり高校生の場合、「薬で解決」という選択肢が最初から取りにくい年代。だからこそ、生活改善とセルフチェックが最初の一歩になります。
この記事では、原因の整理 → 一時的か進行性かの見分け方 → 生活改善 → 薬が制限される理由 → 親への相談 → 受診の実務、という順で解説します。不安が続くなら、皮膚科や専門クリニックへ相談する判断材料も後半で示します。

高校生に抜け毛が増える5つの原因|ホルモン・ストレス・生活習慣
抜け毛が気になったとき、まず知りたいのは「なぜ増えているのか」でしょう。高校生の抜け毛には、大人とは少し違う10代ならではの原因があります。
ここでは代表的な5つを見ていきます。自分に当てはまるものがないか、生活を振り返りながら読んでみてください。

思春期のホルモン変動による影響
思春期は、性ホルモンの分泌が大きく変化する時期です。この変動が皮脂の分泌や毛周期に影響し、一時的に抜け毛が増えることがあります。
皮脂が過剰になると頭皮がベタつきやすく、毛穴の環境が乱れる原因にもなります。ホルモンバランスが安定してくると、こうした状態も落ち着いていくケースが多いもの。
成長期特有の一過性の変化であることも多く、過度に心配しすぎる必要はありません。ただし、生え際やつむじの変化を伴う場合は後述のセルフチェックで確認しましょう。
受験・部活のストレスと睡眠不足
受験勉強や部活のプレッシャーは、想像以上に体へ負担をかけます。強いストレスは自律神経やホルモンの働きを乱し、頭皮の血流にも影響すると考えられています。
さらに、夜更かしによる睡眠不足が重なると影響は大きくなります。髪の成長には睡眠中に分泌される成長ホルモンが関わるため、睡眠の乱れは髪にとって不利です。
試験期間だけ抜け毛が増える、といったパターンに心当たりはないでしょうか。ストレスや睡眠が原因の場合、その状況が落ち着くと抜け毛も戻っていくことがあります。
栄養の偏り・過度なダイエット(女子高校生に多い鉄分不足)
髪はタンパク質を主成分とし、亜鉛や鉄分、ビタミン類も必要とします。コンビニ食や偏った食事が続くと、髪をつくる材料が不足しがちです。
特に注意したいのが、過度なダイエットによる栄養不足。女子高校生では、無理な食事制限からくる鉄分不足が抜け毛につながることがあります。
女性の薄毛は分け目や頭頂部を中心に全体のボリュームが減る「びまん性」の傾向があり、鉄不足や栄養状態が背景になりやすい点も知っておきたいところ。バランスのよい食事が、まず取り組むべき土台になります。
出典: An Bras Dermatol(2023)Female-pattern hair loss: therapeutic update
間違ったシャンプー・整髪料の使い方
皮脂を気にして1日に何度も洗ったり、洗浄力の強すぎるシャンプーを使ったりすると、頭皮に必要な油分まで奪ってしまいます。かえって頭皮環境を乱すことも。
逆に、整髪料をしっかり落とせていないと、毛穴の詰まりや炎症の原因になります。ワックスやスプレーを使う日は、丁寧にすすぐことが大切でしょう。
洗い方ひとつで頭皮の状態は変わります。爪を立ててゴシゴシこするのではなく、指の腹でやさしく洗うのが基本です。
遺伝と若年性AGAの可能性(母方・父方の傾向)
抜け毛の原因のなかで、生活改善だけでは対応しきれないのが遺伝的な要素です。若い年代でもAGAが始まることがあり、これを若年性AGAと呼びます。
AGAには遺伝が関与するとされ、家族に薄毛の人がいる場合は傾向が受け継がれることがあります。父方だけでなく母方の血縁も参考になると言われます。
日本人成人男性のAGA有病率は20代で約10%とされ、思春期以降に発症しうる進行性の疾患です(板見智, 日本医事新報 No.4209, 2004)。生え際の後退やつむじの広がりが進んでいる場合は、生活改善だけで止めにくい段階に入っている可能性があります。
出典: 日本皮膚科学会 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
「育毛剤を使っても薄毛が進む」という場合も、すでにAGAが進行しているサインかもしれません。育毛剤(医薬部外品)は抜け毛予防や頭皮環境の改善が役割で、進行するAGAそのものを止める力は弱いためです。
出典: 厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き』医薬部外品の効能又は効果の範囲
一時的な抜け毛?それとも若年AGA?セルフチェックリストで見分ける
いちばん知りたいのは、「自分の抜け毛は一時的なのか、進行性なのか」という点でしょう。ここでは見分けるための着眼点を整理します。
なお、最終的な診断は医師が行うものです。以下はあくまで受診の目安を考えるための自己確認として活用してください。
【ここまでのまとめ】抜け毛が細い・生え際やつむじの変化が気になるなら、進行性のサインかも。自己判断で止めず、DMMオンラインクリニックの無料オンライン診療で状態を確かめる一歩を(治療を始める決断はまだ不要)。
無料でオンライン診療を予約する ▶休止期脱毛(一時的)の特徴
休止期脱毛は、ストレスや発熱、栄養不足などをきっかけに一時的に抜け毛が増える状態です。原因が取り除かれると、時間をかけて回復していくことが多いもの。
抜けた毛の太さやハリが正常な髪と大きく変わらず、頭部の特定部位だけでなく全体的に抜ける傾向があります。試験や体調不良のあとに集中して抜ける、といったパターンが典型です。
生活リズムが戻ると数ヶ月で落ち着いていくケースが多く、生え際の後退やつむじの明らかな地肌露出を伴わないのが特徴といえるでしょう。
若年AGAが疑われるサイン(抜け毛が細い・生え際やつむじの変化)
一方、AGAが進行しているときは、髪の毛が徐々に細く短くなる「軟毛化」が見られます。抜けた毛をよく見ると、細く短い毛が混じっているのが特徴です。
出典: Chen S et al., Drug Design, Development and Therapy 2025
変化が現れやすいのは、生え際(前頭部)とつむじ(頭頂部)。M字型に生え際が後退したり、つむじの地肌が透けて見えたりする場合は、AGAの症状としての進行性のサインとして注意が必要です。
AGAは進行性のため、気になり始めたタイミングが対応を考える節目になります。休止期脱毛と違い、放っておいて自然に元へ戻るものではない点が大きな違いです。
出典: Ntshingila S et al., JAAD International 2023
家族に薄毛の傾向があり、かつ生え際やつむじの変化が続いている場合は、若年AGAの可能性を念頭に置くとよいでしょう。
受験ストレス由来か進行性かを見分けるセルフチェックリスト
下の表は、一時的な抜け毛とAGAが疑われるケースの傾向をまとめたものです。当てはまる項目が多いほうを目安に、次の一歩を考えてみてください。
| チェック項目 | 一時的な抜け毛の傾向 | 若年AGAが疑われる傾向 |
|---|---|---|
| 抜け毛のきっかけ | 試験・体調不良・ダイエット後など明確 | 特にきっかけなく徐々に増えた |
| 抜けた毛の太さ | 正常な太さ・ハリがある | 細く短い毛が混じる |
| 薄くなる場所 | 全体的にまばら | 生え際・つむじが中心 |
| 家族の薄毛傾向 | 特にない | 父方・母方に薄毛の人がいる |
| 期間 | 数ヶ月で落ち着く見込み | 数ヶ月以上ゆっくり進行 |
右側の項目に多く当てはまる場合は、生活改善だけで様子を見るより、皮膚科や専門クリニックへ相談する選択肢を検討するとよいでしょう。判断に迷うなら、まず生活を整えつつ数ヶ月の変化を記録するのがおすすめです。
今日から始められる抜け毛対策|睡眠・食事・シャンプーの見直し
薬に頼らず、生活改善でどこまで対策できるのか——多くの高校生が気になるところでしょう。ここでは今日から実践できる具体策を紹介します。
どれも特別な道具やお金は不要です。まずは無理のない範囲で、生活の土台を整えていきましょう。

成長ホルモンを味方にする睡眠のとり方
髪の成長には、睡眠中に分泌される成長ホルモンが深く関わります。夜更かしが続くと、髪をつくり修復する時間が削られてしまうもの。
理想は、毎日ほぼ同じ時間に寝起きするリズムをつくること。受験期でも、寝る直前までスマホの画面を見続ける習慣は見直したいところです。
ブルーライトは寝つきを妨げると言われます。就寝の30分〜1時間前は画面から離れ、眠りの質を高める工夫をしてみてください。
髪をつくる栄養素と摂りやすい食事
髪の主成分はタンパク質です。肉・魚・卵・大豆製品を毎食どこかで取り入れることが、髪づくりの基本になります。
あわせて意識したいのが、亜鉛・鉄分・ビタミン類。亜鉛は牡蠣やレバー、鉄分は赤身肉やほうれん草、ビタミンは緑黄色野菜や果物から補えます。
忙しい朝はコンビニでも工夫できます。おにぎりだけで済ませず、ゆで卵やサラダチキン、ヨーグルトを一品足すだけでもバランスは変わるでしょう。過度なダイエット中の人は、まず栄養不足を見直すことが先決です。
頭皮を傷めないシャンプーの選び方・洗い方
洗いすぎは、頭皮に必要な油分まで奪ってしまいます。基本は1日1回、夜に洗うのがおすすめです。
シャンプーはよく泡立ててから頭皮につけ、指の腹でやさしくマッサージするように洗いましょう。爪を立ててこするのは、頭皮を傷つけるので避けたいところ。
すすぎ残しは毛穴詰まりの原因になります。シャンプー剤が残らないよう、時間をかけて丁寧に洗い流してください。ワックスを使った日は特に念入りに。
生活改善でどこまで戻せる?期待できる範囲と期間の目安
生活習慣が原因の一時的な抜け毛なら、生活を整えることで数ヶ月かけて落ち着いていくことが期待できます。毛周期の関係で、変化を実感するには時間がかかるもの。
目安として、少なくとも3ヶ月程度は継続して様子を見るとよいでしょう。すぐに結果が出なくても、途中でやめてしまわないことが大切です。
ただし、遺伝的なAGAが背景にある場合は、生活改善だけで進行を止めるのは難しいのが実情。数ヶ月続けても改善が見られず、生え際やつむじの変化が進むなら、専門機関への相談を考える段階です。
20歳未満は薬での治療が制限される理由|高校生が知っておくべきこと
「クリニックに行っても、未成年だから意味がないのでは」と感じる人もいるでしょう。実際、20歳未満は薬による治療が制限されます。その理由を正しく知っておくことが大切です。
フィナステリド等が未成年に処方されにくい理由(安全性未確立)
AGA治療の中心となるフィナステリドは、DHT(脱毛の原因物質)の生成を抑える内服薬です。デュタステリドは、それよりも強力に働く内服薬とされています。
出典: PMDA デュタステリド錠添付文書
これらの薬は、20歳未満(未成年)への安全性が確立されていません。
添付文書上も未成年への使用は想定されておらず、成長期の体への影響が十分に検証されていないためです。
出典: PMDA フィナステリド錠添付文書
そのため多くのAGAクリニックでは、未成年への治療薬の処方に慎重な姿勢を取っています。安全性が確認できていないから使わない、という考え方です。
薬が使えないなら何をする?高校生に現実的な選択肢
薬が制限されるなら、まず取り組むべきは生活改善です。睡眠・食事・頭皮ケアという土台を整えることは、年齢に関わらず誰でもできる対策になります。
あわせて、抜け毛の状態を記録しておくことも有効でしょう。写真を撮って月ごとに比較すれば、進行しているのか落ち着いてきたのかを客観的に把握できます。
不安が強い場合や進行が疑われる場合は、皮膚科や専門クリニックへ相談し、医師に状態を見てもらうこと自体に意味があります。診断や生活指導を受けるだけでも、次の判断材料になるでしょう。
早く動くほど有利|今できる予防の価値
AGAは進行性の疾患です。だからこそ、気になり始めた早い段階で対策を意識できることには価値があります。
出典: Fujimaki H et al., JAAD International 2024
薄毛を放置して手遅れになる、と焦る必要はありません。情報を集めて生活を整えている今この段階が、すでに第一歩になっています。
将来的に治療が必要になった場合も、早くから状態を把握しておけば選択肢が広がります。今できる予防を積み重ねておくことが、後の自分を助けてくれるでしょう。
親に相談すべき?タイミングと切り出し方のヒント
抜け毛の悩みを、親に打ち明けるかどうか迷っている人は多いでしょう。心配をかけたくない、恥ずかしい——そんな気持ちもよく分かります。
ここでは、相談を考える目安と、切り出しやすくするヒントを紹介します。
【ここまでのまとめ】生活改善を続けても減らない・進行が気になるなら親に共有を。その前に事実を整理したいなら、初診からスマホで完結するDMMオンラインクリニックで無料相談ができます。
無料でオンライン診療を予約する ▶こんな状態なら親に相談したい(判断の目安)
生活改善を数ヶ月続けても抜け毛が減らない、あるいは生え際やつむじの変化が進んでいると感じるなら、親に相談を考えたいタイミングです。
特に、クリニックの受診を検討する段階では、保護者の関わりが必要になる場面が出てきます。未成年の受診には保護者の同意が求められることが多いためです。
一人で抱え込むより、早めに共有したほうが対応の幅が広がります。深刻に考えすぎず、「ちょっと気になっていることがある」という切り口で十分でしょう。
恥ずかしくて言い出せないときの伝え方
面と向かって話すのが気まずいなら、無理に対面で切り出す必要はありません。LINEやメモなど、文章で伝える方法もあります。
「最近抜け毛が増えた気がして、皮膚科に相談したほうがいいか迷っている」——このくらいシンプルで構いません。原因や解決策まで自分で説明しようとしなくて大丈夫です。
親にとっても、子どもの体の変化は気にかかるもの。打ち明けてみると、思ったより自然に受け止めてもらえることも少なくないでしょう。
保護者の方へ:受診させるか様子を見るかの判断基準
お子さんの抜け毛に気づいた保護者の方は、受診させるべきか様子を見るべきか迷われるでしょう。まずは生活習慣を一緒に見直すことから始めるのが現実的です。
受験や部活のストレス、睡眠不足、栄養の偏りが背景にある場合、生活を整えることで落ち着いていくケースもあります。数ヶ月の変化を写真で記録すると判断しやすくなります。
一方で、生え際やつむじの変化が進む、家族に薄毛の傾向がある、といった場合は皮膚科や専門クリニックへの相談を検討する段階。お子さん本人が受診をためらう場合は、まずオンライン診療という選択肢もあることを伝えてあげてください。

未成年がクリニックを受診するには?保護者同意・費用の実情
実際にクリニックを受診するとなると、未成年ならではの手続きが気になるところでしょう。ここでは保護者同意や費用の実情を整理します。
保護者同意書・同伴の要否(クリニックごとに異なる)
未成年がクリニックを受診する際、保護者の同意書や同伴が必要になることが一般的です。ただし、その要件はクリニックによって異なります。
同意書の提出だけでよいところもあれば、初診時の保護者同伴を求めるところもあります。年齢による受診可否そのものが分かれる場合もあるでしょう。
受診を考える際は、事前に各クリニックの公式サイトや問い合わせで、未成年の受診条件を確認しておくと安心です。行ってから断られる、という事態を避けられます。
未成年は自由診療前提|保険適用外である旨と費用感
AGA治療は自由診療であり、公的医療保険は適用されません。診察料も治療薬も、原則として全額自己負担になります。
出典: 厚生労働省 医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針(医療広告ガイドライン)
参考までに、初診料を無料としているクリニックは多く見られます。レバクリ、DMMオンラインクリニック、クリニックフォア、AGAヘアクリニックなどは初診料無料です。カウンセリングや相談だけなら費用を抑えて始めやすいでしょう。
ただし前述のとおり、20歳未満は治療薬の処方が制限されます。そのため未成年の場合、実際にかかるのは相談・診察の範囲が中心になる点を理解しておいてください。費用負担については、事前に保護者と共有しておくことが大切です。
親に知られずに相談したいとき(オンライン診療・梱包配慮)
「まずは自分だけで相談したい」という場合、オンライン診療に対応するクリニックという選択肢があります。レバクリやDMMオンラインクリニックなどは、初診からオンライン診療に対応しています。
自宅から受診でき、通院の負担を抑えられるのが利点です。ただし症状や処方内容によっては、対面での血液検査や確認をご案内される場合があります。
なお、未成年の場合はオンラインでも保護者の同意が求められることが多い点は変わりません。プライバシーへの配慮はありますが、保護者に無断で治療を進められるわけではないことは理解しておきましょう。
治療薬の副作用とリスク|自由診療である点も知っておこう
将来、治療薬を使う段階になったときのために、副作用やリスクも知っておきましょう。薬にはメリットだけでなく注意点もあります。
主な治療薬(フィナステリド・ミノキシジル)の副作用
フィナステリドは、性欲減退や勃起機能障害といった副作用が報告されています。発現頻度は1〜5%程度とされ、多くはありませんが、ゼロではありません(PMDA添付文書)。
出典: PMDA フィナステリド錠添付文書
ミノキシジルは、血行促進により発毛を促す薬です。外用薬はOTCとして国内で承認されていますが、内服薬は国内未承認となっています。
出典: PMDA ミノキシジル外用薬(リアップX5プラスネオ)添付文書
ミノキシジル外用薬では、頭皮の発疹やかゆみ、接触皮膚炎などが起こることがあります。いずれの薬も、使用中に気になる症状が出た場合は自己判断で続けず、医師に相談することが大切です。
出典: PMDA ミノキシジル外用薬(リアップX5プラスネオ)添付文書
初期脱毛は副作用ではない|正しい理解
治療を始めた直後に抜け毛が増えることがあり、これを初期脱毛と呼びます。驚いて中断する人もいますが、これは副作用ではありません。
初期脱毛は、休止期の毛髪が新しい成長期の毛髪に押し出されることで起こる一時的な現象です。むしろ治療が効き始めている兆候ともされています。
出典: 日本皮膚科学会 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
多くは一時的なもので、次第に落ち着いていくとされています。ただし個人差があり、全員に起こるわけではありません。不安なときは自己判断で中止せず、担当医に相談してください。
自由診療で保険適用外|費用は自己負担になる点
繰り返しになりますが、AGA治療は自由診療のため保険が使えません。治療を続ける場合、費用は継続的に自己負担となります。
出典: 厚生労働省 医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針(医療広告ガイドライン)
治療は数ヶ月から年単位で続くのが一般的です。効果の実感までには3ヶ月〜1年程度が目安とされ、途中でやめると効果が維持されにくい点も知っておきましょう。
よくある質問(Q&A)
最後に、高校生の抜け毛について寄せられやすい疑問に答えます。ネット上の俗説に振り回されないよう、事実を確認しておきましょう。
自慰行為やスマホの使いすぎで抜け毛は増える?
自慰行為が直接抜け毛を増やすという医学的な根拠はありません。俗説として広まっているだけです。
ただし、スマホの使いすぎによる夜更かしは睡眠不足を招き、間接的に髪へ影響する可能性はあります。生活リズムを整える意識は持ちたいところ。
皮膚科とAGAクリニック、どちらに相談すべき?
まず頭皮のトラブルや一時的な脱毛が心配なら、身近な皮膚科への相談が入りやすいでしょう。頭皮の状態を診てもらえます。
進行性のAGAが疑われ、専門的な診断を受けたい場合はAGA専門のクリニックが選択肢になります。未成年は受診条件を事前確認しておくと安心です。
女子高校生の抜け毛は男子と原因が違う?
女子の場合、過度なダイエットによる栄養不足や鉄分不足が原因になりやすい点が特徴です。分け目や頭頂部を中心に、全体のボリュームが減る傾向があります。
出典: An Bras Dermatol(2023)Female-pattern hair loss: therapeutic update
男子で多い生え際の後退とはパターンが異なるもの。まずは無理な食事制限を見直し、栄養バランスを整えることが大切でしょう。
高校生でも育毛剤を使っていい?
育毛剤(医薬部外品)は、抜け毛予防や頭皮環境の改善を目的とした製品で、高校生でも使えるものが多くあります。ただし、新たに毛を生やす「発毛」効果を期待するものではありません。
出典: 厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き』医薬部外品の効能又は効果の範囲
発毛剤(ミノキシジル外用)は第1類医薬品にあたり、使用にあたっては薬剤師の説明が必要です。育毛剤で改善しない場合は、AGAが進行しているサインの可能性も考えておきましょう。
出典: PMDA ミノキシジル外用薬(リアップX5プラスネオ)添付文書
抜け毛が気になり始めたら、まず何をすればいい?
まずは睡眠・食事・シャンプーといった生活習慣の見直しから始めるのがおすすめです。同時に、頭皮の写真を撮って変化を記録しておきましょう。
数ヶ月続けても改善せず、生え際やつむじの変化が進むなら、親に相談したうえで皮膚科や専門クリニックへ相談する段階です。
抜け毛が気になったら|まとめと次の一歩
高校生の抜け毛は、思春期のホルモン変動やストレス、睡眠不足、栄養の偏りなど、生活に根ざした原因が多く関わります。まずは生活改善から始めるのが基本です。
一時的な休止期脱毛か、進行性の若年AGAかは、抜け毛の太さや生え際・つむじの変化がひとつの目安。数ヶ月の変化を記録しながら、自分の状態を把握していきましょう。
20歳未満は薬による治療が制限されるため、高校生にとっては生活改善とセルフチェックが現実的な第一歩になります。焦って手遅れを心配するより、今できることを積み重ねることが大切です。
それでも不安が続く、あるいは進行が疑われる場合は、一人で抱え込まず親に相談し、皮膚科や専門クリニックへ相談する道があります。初診料無料やオンライン診療に対応するクリニックもあり、まず話を聞いてもらうだけでも次の判断材料になるでしょう。気になったその一歩を、無理のない範囲で踏み出してみてください。
本記事はAGA治療に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療を目的とするものではありません。AGA治療は自由診療であり、公的医療保険は適用されず費用は全額自己負担となります。治療薬には副作用のリスクがあり、効果には個人差があります。20歳未満(未成年)への治療薬の処方は安全性が確立されていないため制限されます。治療を検討する際は、必ず医師の診察を受け、症状や状態に応じた適切な指導を受けてください。掲載している料金・サービス内容は変更される場合があるため、最新情報は各クリニックの公式サイトでご確認ください。
※本記事に記載の料金は2026年7月13日時点のものです(特記なき限り税込)。最新の料金・条件は各クリニック公式サイトをご確認ください。
焦って手遅れを心配するより、今できる一歩を。不安が続くなら、DMMオンラインクリニックの無料相談で状態を整理するところから始めましょう。
Q. 高校生(未成年)でも相談できる?
未成年の受診は保護者同意や同伴の要否がクリニックごとに異なるため、事前に受診条件を確認してください。まずは診察料無料のオンライン診療で状態を相談できます。
Q. 診察はスマホだけで完結する?費用はかかる?
はい。初診からスマホで完結するオンライン専業で、診察料は無料です。治療を始める決断はまだ不要で、相談だけの利用もできます。
Q. 薬を始める場合の費用の目安は?
予防プラン(フィナステリド単剤)は月額2,097円〜、発毛プラン(フィナステリド+ミノキシジル内服)は月額1,638円が目安です。用量や剤型など詳細は診察で確認できます。
