
石川 嶺
プロフィール
石川消化器内科・内視鏡クリニックの院長は、消化器内科・内視鏡検査の専門医として長年の経験を積み、2022年11月に当クリニックを開院しました。大学病院レベルの精密な内視鏡検査を地域の皆さまにも受けていただけるよう、狭帯域光観察(NBI)機能を備えた最新の拡大内視鏡を導入し、胃や大腸の小さな病変も早期に発見できる体制を整えています。
また、検査時の不安や苦痛を軽減するため、鎮静剤を使用した「眠ったまま受けられる内視鏡検査」にも対応。内科診療では発熱・咳・頭痛などの急性症状から、高血圧・糖尿病といった生活習慣病の診療まで幅広く行っており、肥満外来も開設しています。必要に応じて迅速に連携病院への紹介も行い、地域の皆さまの健康を総合的にサポートしています。
略歴
- 平成24年 近畿大学医学部医学科卒業
- 平成24年 和歌山県立医科大学臨床研修センター
- 平成26年 名古屋セントラル病院(旧JR東海病院)消化器内科
- 平成29年 近大病院消化器内科
- 令和4年11月2日 石川消化器内科内視鏡クリニック開院
所属・学会
- 医学博士
- 日本内科学会会員 内科認定医
- 日本消化器病学会(消化器病専門医)
- 日本内視鏡学会 内視鏡専門医
- 日本肝臓学会
- 日本超音波学会
- 日本胆道学会
- 日本膵臓学会
専門科目
内科、肛門科、消化器内科
ドクターインタビュー
Q1.なぜ内視鏡検査に力を入れようと思われたのか、きっかけや考えを教えてください。
研修医時代にさまざまな診療科を経験する中で、内視鏡検査に携わる機会がありました。その際、胃がんを早期に発見し、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)によって治療できる様子を目の当たりにし、この検査の重要性を強く実感しました。この経験をきっかけに、内視鏡を用いた病気の早期発見・早期治療を行える医師を志すようになり、現在も日々の診療に力を注いでいます。
内視鏡検査は一度受ければ終わりではなく、定期的な検査の積み重ねが患者さまの健康を守るために欠かせません。だからこそ、できるだけ苦痛や不安の少ない検査を提供し、「これなら毎年でも受けられる」と感じていただくことが大切だと考えています。
当院では、検査中の負担を軽減するために鎮静剤を用い、半分眠っているような状態で検査を行っています。さらに、検査後も普段と変わらない生活に戻れるよう、使用する薬剤や投与量にも細心の注意を払っています。患者さまに「意外と楽だった」「また受けてもいいかな」と思っていただけるよう、今後も工夫と改善を続けながら、安全で安心できる内視鏡検査の提供に努めてまいります。

Q2.今後の展望と患者さんへメッセージをお願いいたします。
日々の診療では、「胃の違和感が続く」「お腹の調子が良くない」「血便が出た」といった症状で来院される方が多くいらっしゃいます。こうした症状の背景には、軽度の疾患から重大な病気までさまざまな可能性が隠れているため、念のため内視鏡検査をおすすめすることも多くあります。
例えば血便があった場合、「痔だろう」と考えられる方も多いのですが、その奥に大腸がんが潜んでいるケースも少なくありません。実際に若い患者さんでも検査を行った結果、がんが発見されたこともあります。だからこそ、どんな些細な症状でも軽視せず、一度しっかりと検査を受け、「問題がない」と確認することが大切です。
今後も、より苦痛の少ない内視鏡検査の提供と、病気の早期発見・早期治療に努めてまいります。地域の皆さまが安心して相談できるクリニックであり続けるために、最新の医療機器と丁寧な説明、患者さま一人ひとりに寄り添った診療を心がけてまいります。気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
-
在籍医院
石川消化器内科・内視鏡クリニック
監修記事
現在、表示する内容がありません