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耳鼻咽喉科 山西クリニック 理事長/医学博士

Yamanishi Toshiro

専門科目

補足事項

プロフィール

日本舌癒着症学会理事長・山西敏朗先生は、手術実績6,500例以上を誇るこの分野の第一人者です 。

自身の娘の治療を機に産婦人科から転身した経歴を持ち、「呼吸と睡眠」の改善こそが人生の質を高める鍵であるという信念のもと、赤ちゃんからトップアスリートまで幅広く診療 。

「患者様の心と体の負担を最小限にしたい」という強い想いから、全身麻酔下での日帰り手術を実践する、情熱と優しさを兼ね備えたドクターです 。

インタビュー

「呼吸と睡眠」から、人生の質を変える医療を。

「としちゃん、それでいいの?」

高校3年の夏、経済学部への進学が決まっていた私の耳に、ふと天国の祖父の声が聞こえた気がしました。「自分の人生、このままでいいのか」。その問いかけが、私の医師としての原点です。

当初は産婦人科医として、新しい命の誕生に立ち会っていました。しかし、転機は我が子に訪れました。生まれたばかりの長女がうまくおっぱいを飲めず、妻も乳腺炎に苦しむ日々。そこで出会ったのが「舌癒着症」の治療でした。 「こんなにも劇的に変わるのか」。手術後、娘が穏やかな顔で眠り、妻の笑顔が戻った瞬間、私はこの治療に一生を捧げることを決意しました。

以来、耳鼻咽喉科医として、特に「舌癒着症」の治療と啓発に力を注いでいます。この疾患は単なる「おっぱいの悩み」にとどまらず、呼吸や睡眠、ひいては子供の発育、発達や大人の生活習慣病にまで深く関わっています。 私がこだわるのは、全身麻酔であっても可能な限り「日帰り手術」を行うこと。それは私自身が幼少期、入院で母と離れ寂しい思いをした経験から、「子供たちにはその日のうちに家族の待つ家で眠ってほしい」と強く願うからです。

現在、手術件数は6,500件を超え、世界でもトップクラスの実績となりました。私の夢は、この治療が保険診療となり、誰もが当たり前に質の高い呼吸と睡眠を手に入れられる社会を作ることです。 赤ちゃんからご高齢の方まで、患者様一人ひとりの人生がより豊かになるよう、全身全霊でサポートいたします。

略歴

  • 1965年:東京都生まれ
  • 1988年:日本大学医学部 入学
  • 1994年:日本大学医学部 卒業
  • 卒業後、東京大学医学部附属病院、社会保険中央総合病院(現:東京山の手メディカルセンター)、国立霞ヶ浦病院などを経て研鑽を積む
  • 板橋中央総合病院 耳鼻咽喉科部長 就任
  • 2007年1月:耳鼻咽喉科 山西クリニック 開設

資格・所属・学会

  • 医学博士
  • 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
  • 日本気管食道科学会認定専門医
  • 補聴器相談医
  • 日本舌癒着症学会理事長
  • 東京医薬看護専門学校講師

監修記事

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