AGA1型2型の違い|フィナステリドとデュタステリドの使い分けを解説

「AGA 1型 2型」と検索してこのページに来た方は、フィナステリドを飲んでいても効果が頭打ちになっていませんか。

あるいは、デュタステリドへの切り替えを考え始めている段階かもしれません。

5α還元酵素にはⅠ型とⅡ型という2つのタイプがあり、フィナステリドとデュタステリドではこの阻害できる範囲が異なります。この違いを知らずに薬を選んでいる方は、実は少なくありません。

本記事では、Ⅰ型・Ⅱ型それぞれの分布と役割の違いから、切り替えの判断基準、遺伝子検査で型を調べる意義まで、機序に基づいて整理します。

薬剤選択を医師任せにせず、自分自身でも納得したうえで治療方針を考えられるようになることを目指します。

記事の要約
この記事の要約
  • フィナステリドはⅡ型のみ、デュタステリドはⅠ型・Ⅱ型両方を阻害
  • 阻害範囲が広いデュタステリドは副作用の発現率もやや高め
  • フィナステリド頭打ち時の切り替えは自己判断せず医師に相談
  • 遺伝子検査は型判定の補助情報、最終判断は医師の診察が必要
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目次

AGAの「1型・2型」とは?フィナステリドとデュタステリドの違いを先に結論

AGAの原因物質DHTを作り出す酵素、5α還元酵素にはⅠ型とⅡ型という2つのタイプがあります。

タイトル: フィナステリドとデュタステリドの阻害範囲。イラスト図: 中央に5α還元酵素、そこからⅠ型とⅡ型の矢印が分岐。Ⅱ型の矢印にはフィナステリドのアイコンと『阻害』の表示、Ⅰ型・Ⅱ型両方の矢印にはデュタステリドのアイコンと『阻害』の表示。

結論からお伝えすると、フィナステリドが阻害できるのはⅡ型のみです。
出典: PMDA プロペシア錠(フィナステリド) 添付文書デュタステリドはⅠ型・Ⅱ型の両方を阻害します。
出典: PMDA ザガーロカプセル0.1/0.5mg(デュタステリド) 添付文書

阻害範囲が広い分、デュタステリドの方が理論上は強力とされています。

ただし副作用の発現率もやや高くなる傾向があり、価格もフィナステリドより高くなる傾向があります(クリニックにより異なります)。

「効果が強い方を選べばよい」という単純な話ではなく、自分の薄毛の進み方や体質と照らし合わせて判断することが大切でしょう。

5α還元酵素とAGAが進行するしくみ

AGA(男性型脱毛症)は、男性ホルモンのテストステロンが5α還元酵素の働きでDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されることから始まります。
出典: Chen S et al., Drug Design, Development and Therapy 2025

DHTは毛包にあるアンドロゲン受容体と結合し、毛髪の成長期を短縮させてしまいます。
出典: Chen S et al., Drug Design, Development and Therapy 2025

その結果、髪が十分に育たないまま抜け落ち、軟毛化が進むのです。
出典: Chen S et al., Drug Design, Development and Therapy 2025

タイトル: DHTが薄毛を進行させるメカニズム。フロー図(左から右へ矢印3段階): ステップ1 テストステロン → ステップ2 5α還元酵素の働きでDHTに変換 → ステップ3 DHTが毛包のアンドロゲン受容体と結合し毛髪の成長期を短縮 → ステップ4 髪が十分に育たず抜け落ち軟毛化が進行。

この一連の流れは思春期以降にゆっくりと始まり、加齢とともに進行していく点が特徴です。
出典: Ntshingila S et al., JAAD International 2023
出典: Fujimaki H et al., JAAD International 2024

日本人成人男性の約30%(推計1,260万人)がAGAを自認しているとされています。
出典: 板見智「日本人成人男性における毛髪(男性型脱毛)に関する意識調査」日本医事新報 No.4209, 2004

年代が上がるほど自認率も高まる傾向があり、20代では約10%、50代以降になると約40%に達するというデータもあります。
出典: 板見智「日本人成人男性における毛髪(男性型脱毛)に関する意識調査」日本医事新報 No.4209, 2004

タイトル: 年代別AGA自認率。棒グラフ(横軸: 年代、縦軸: 自認率): 20代 約10% | 30代 約20%(中間値の目安) | 40代 約30%(全体平均) | 50代以降 約40%。全体平均は日本人成人男性の約30%(推計1,260万人)。

この変換の主役となる5α還元酵素には、性質の異なるⅠ型とⅡ型という2つのタイプが存在します。

5α還元酵素Ⅰ型・Ⅱ型はどこが違う?分布場所と特徴

5α還元酵素Ⅰ型・Ⅱ型はどこが違う?分布場所と特徴

Ⅰ型とⅡ型は、同じ5α還元酵素でも体内で分布する場所や働きの強さが異なります。

この違いを理解すると、薬によって効果の範囲が変わる理由が見えてきます。

タイトル: 5α還元酵素Ⅰ型とⅡ型の分布比較。2列の対比図: Ⅰ型(分布部位: 皮脂腺・汗腺・肝臓・髭や体毛、酵素活性: 低め) / Ⅱ型(分布部位: 毛乳頭・前立腺・前頭部と頭頂部の毛包、酵素活性: 高い)。

Ⅰ型はどこに多い?特徴と関わる部位

Ⅰ型は皮脂腺や汗腺、肝臓など全身に広く分布しているタイプです。
出典: Sawaya ME & Price VH, J Invest Dermatol 1997;109(3):296-300

頭皮では側頭部や後頭部にも一定量存在するとされ、髭や体毛の発育にも関与しているといわれています。
出典: Kwack MH et al., Scientific Reports 2023;13:21421

Ⅱ型に比べると酵素活性はやや低めですが、分布が広い分、影響を及ぼす範囲は広いと考えられています。
出典: Sawaya ME & Price VH, J Invest Dermatol 1997;109(3):296-300

Ⅱ型はどこに多い?前頭部・頭頂部との関係

Ⅱ型は毛乳頭や前立腺など、限られた部位に集中して存在するタイプです。
出典: Sawaya ME & Price VH, J Invest Dermatol 1997;109(3):296-300

特に前頭部や頭頂部の毛包に多く分布しており、AGAで薄毛が進みやすい部位と重なります。
出典: Kwack MH et al., Scientific Reports 2023;13:21421

酵素活性はⅠ型より高く、DHTを効率よく生成します。
出典: Sawaya ME & Price VH, J Invest Dermatol 1997;109(3):296-300前頭部・頭頂部の薄毛が進行しやすい背景には、この分布の偏りがあると考えられているのです。
出典: Kwack MH et al., Scientific Reports 2023;13:21421

フィナステリドとデュタステリド|阻害できる範囲を比較

ここまでの内容を踏まえると、フィナステリドとデュタステリドの違いがより明確になります。

フィナステリドはⅡ型のみを阻害する薬です。
出典: PMDA プロペシア錠(フィナステリド) 添付文書前頭部・頭頂部のDHT生成を抑えることに主眼が置かれています。

一方デュタステリドはⅠ型・Ⅱ型の両方を阻害するため、理論上はより広い範囲でDHTの生成を抑えられます。
出典: PMDA ザガーロカプセル0.1/0.5mg(デュタステリド) 添付文書

比較項目フィナステリドデュタステリド
阻害する酵素タイプⅡ型のみⅠ型・Ⅱ型の両方
半減期約6〜8時間約3〜5週間
診療ガイドライン推奨度AA
価格の目安基準フィナステリドより高め(クリニックにより異なる)

日本皮膚科学会の診療ガイドライン2017年版では、フィナステリド内服・デュタステリド内服のいずれも最も高い推奨度Aに位置づけられています。
出典: 日本皮膚科学会 診療ガイドライン2017年版

どちらも一定の根拠に基づく治療薬ですが、阻害範囲の広さと半減期の長さには明確な違いがあります。この違いは、次に説明する切り替え判断にも関わってきます。

フィナステリドで効果が頭打ちのとき、デュタステリドへの切り替えは妥当?

フィナステリドで効果が頭打ちのとき、デュタステリドへの切り替えは妥当?

フィナステリドを半年から1年ほど継続しているのに、抜け毛の減少や毛量の変化を実感しにくいという声は珍しくありません。

Ⅱ型のみを阻害するフィナステリドでは、Ⅰ型の関与が大きいケースで効果を感じにくい可能性があります。
出典: Sawaya ME & Price VH, J Invest Dermatol 1997;109(3):296-300

ただし効果の出方には個人差があり、単純に「フィナステリドが効かない=デュタステリドに変えるべき」とは言い切れません。

切り替えを検討していい目安

医師の指示のもと十分な期間治療を継続したうえで、効果を評価することが推奨されます。

写真での経過観察など客観的な比較を行い、進行の抑制や毛量の変化が乏しいと判断された場合に、デュタステリドへの切り替えが選択肢に入ってきます

自己判断で薬を変更するのではなく、必ず医師に相談したうえで検討するとよいでしょう。

切り替え時に知っておきたい休薬期間

フィナステリドの半減期は約6〜8時間である一方、デュタステリドは約3〜5週間と大幅に長いという特徴があります。
出典: PMDA プロペシア錠(フィナステリド) 添付文書
出典: PMDA ザガーロカプセル0.1/0.5mg(デュタステリド) 添付文書

この差は、妊活を予定している方にとって特に重要です。

タイトル: フィナステリドとデュタステリドの半減期比較。横棒グラフ: フィナステリド 約6〜8時間(短いバー) / デュタステリド 約3〜5週間(長いバー、フィナステリドの数十倍のスケール)。注記: 妊活予定者は休薬期間の違いに注意。

デュタステリドは体内からの消失に時間がかかるため、休薬すべき期間もフィナステリドより長くなります。
出典: PMDA ザガーロカプセル0.1/0.5mg(デュタステリド) 添付文書

切り替えのタイミングや休薬期間の考え方は、体質やライフプランによって異なります。診察の際に医師へ具体的に相談することが望ましいでしょう。

遺伝子検査で自分が1型・2型どちらか調べる意味はある?

遺伝子検査で自分が1型・2型どちらか調べる意味はある?

「自分はⅠ型優位なのか、Ⅱ型優位なのか、遺伝子検査で調べられないか」と考える方もいるでしょう。

AGAに関する遺伝子検査は、アンドロゲン受容体遺伝子の型などを調べ、AGAへのなりやすさや薬剤への反応傾向を推定するものです。

タイトル: 遺伝子検査の位置づけ。フロー図: 遺伝子検査(アンドロゲン受容体遺伝子の型を調べる)→ 体質的傾向の推定(参考情報)→ 医師の視診・問診(診断の中心)→ 治療方針の決定。

検査でわかること・わからないこと

遺伝子検査でわかるのは、あくまで体質的な傾向です。

現在の薄毛の進行度や、実際にⅠ型・Ⅱ型どちらの酵素活性が優位かを直接測定するものではありません。

実際の診断や治療方針の決定は、医師による視診・問診をもとに行われます。遺伝子検査は、その判断を補助する参考情報という位置づけです。

検査結果は薬の選択にどう反映される?

検査で感受性が高い傾向が出たとしても、それだけでただちにデュタステリドが選ばれるわけではありません。

現在の薄毛の状態、これまでの治療歴、副作用への懸念など、複数の要素を踏まえて医師が処方を判断します

遺伝子検査を受けられるかどうか、費用がいくらかはクリニックによって異なります。

気になる方は、受診時に確認してみるとよいでしょう。

1型・2型を広く抑えるほど副作用も強い?デュタステリドとフィナステリドの違い

1型・2型を広く抑えるほど副作用も強い?デュタステリドとフィナステリドの違い

阻害範囲が広いデュタステリドは、その分だけ体への作用も広がるため、副作用の面でも違いが出てきます。

主な副作用の発現率を比較

PMDAの添付文書によると、フィナステリドの副作用発現率は性欲減退1〜5%、勃起機能不全1%未満とされています。
出典: PMDA プロペシア錠(フィナステリド) 添付文書

一方デュタステリドでは、勃起機能障害4.3%、リビドー減退3.9%と、いずれもフィナステリドより高い発現率が報告されています。
出典: PMDA ザガーロカプセル0.1/0.5mg(デュタステリド) 添付文書

副作用フィナステリドデュタステリド
性欲減退・リビドー減退1〜5%3.9%
勃起機能不全・障害1%未満4.3%

阻害範囲が広く効果が期待できる分、副作用のリスクもやや高まる傾向にあるといえるでしょう。

副作用が気になるときの考え方

副作用の発現率はあくまで統計上の数値であり、実際に症状が出るかどうかには個人差があります。

気になる症状が出た場合は、自己判断で服薬を中止せず、早めに医師へ相談することが大切です。

また、治療を中止すると再び薄毛が進行する可能性があるため、中止を検討する場合も自己判断は避け、医師に相談しましょう。

効果の強さだけでなく、自分がどこまでリスクを許容できるかも踏まえて薬剤を選ぶとよいでしょう。

育毛剤・発毛剤・AGA治療薬は何が違う?役割を整理する

1型・2型の話とあわせて整理しておきたいのが、育毛剤・発毛剤・AGA治療薬という3つの言葉の違いです。

タイトル: 育毛剤・発毛剤・AGA治療薬の違い。横並び3カード: カード1(ボトルのアイコン)ヘッダー: 育毛剤、説明: 医薬部外品。抜け毛予防・頭皮環境改善が目的で発毛効果は標榜不可。カード2(錠剤ボトルのアイコン)ヘッダー: 発毛剤、説明: 第1類医薬品のミノキシジル外用薬。発毛promotionが認められている。カード3(処方箋のアイコン)ヘッダー: AGA治療薬、説明: 医師の処方が必要な医療用医薬品。フィナステリド・デュタステリドなどAGA進行を抑制。

育毛剤は医薬部外品で、標榜できるのは抜け毛の予防や頭皮環境の改善までです。新たに毛を生やす「発毛」は含まれません。
出典: 厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き』医薬部外品の効能又は効果の範囲

発毛剤は第1類医薬品であるミノキシジル外用薬を指し、発毛を促す効果が認められています
出典: ミノキシジル外用薬(リアップX5プラスネオ)添付文書

そしてフィナステリド・デュタステリドといったAGA治療薬は、医師の処方が必要な医療用医薬品です。AGAの進行そのものを抑える役割を担います。

種類分類役割
育毛剤医薬部外品抜け毛予防・頭皮環境改善
発毛剤第1類医薬品発毛促進(ミノキシジル外用)
AGA治療薬医療用医薬品AGA進行の抑制(医師処方)

診療ガイドライン2017年版では、ミノキシジル外用の推奨度はAですが、育毛剤に配合される多くの成分の推奨度はC1にとどまります。
出典: 日本皮膚科学会 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版 表1(CQ6〜CQ10)
出典: 日本皮膚科学会 診療ガイドライン2017年版

「育毛剤を使っているのに薄毛が進む」という場合、製品が悪いのではなく、その段階の対策では足りていない可能性があります。

DHTそのものに働きかける治療薬への切り替えを検討する目安といえるでしょう。

予防プランと発毛プラン、自分にはどちらが合う?

Ⅰ型・Ⅱ型の理解が深まると、次に気になるのがプラン選びです。

初期から軽度のAGAであれば、フィナステリドなど「守りの薬」を中心とした予防プランで進行を抑えられるケースが多くあります。

タイトル: 予防プランと発毛プランの選び方。フローチャート(分岐図): 『毛量はまだ保たれている(初期〜軽度)』→ 予防プラン(フィナステリドなど守りの薬で進行抑制)。『既に薄くなった部位が気になる(進行あり)』→ 発毛プラン(ミノキシジル外用など攻めの薬を組み合わせ)。注記: 進行度の判断は医師の診察が必要。

一方で薄毛がある程度進行している場合は、ミノキシジル外用薬など発毛を促す「攻めの薬」を組み合わせた発毛プランが検討されます。

まだ毛量が保たれている段階なら予防プラン、既に薄くなった部位が気になるなら発毛プランというのが大まかな考え方です。

ただし進行度の判断は自己判断ではなく、医師の診察を受けたうえで決めることが望ましいでしょう。

受診前に医師へ伝えておきたいこと

初めてAGAクリニックを受診する際は、事前に伝える内容を整理しておくと、診察がスムーズに進みます。

薄毛が気になり始めた時期、進行している部位(前頭部か頭頂部か)、現在服用中の薬があればその内容を伝えましょう。

タイトル: 受診前に準備しておきたい情報。チェックリスト風の4項目カード: 1. 薄毛が気になり始めた時期 2. 進行している部位(前頭部か頭頂部か) 3. 現在服用中の薬の内容 4. フィナステリド・デュタステリドの切り替え希望や遺伝子検査への関心。

「フィナステリドを試したが効果を感じにくい」「デュタステリドへの切り替えを検討したい」といった希望があれば、遠慮せず伝えて構いません。

遺伝子検査に興味がある場合も、対応しているかどうかを含めて相談してみるとよいでしょう。

症状や処方内容によっては、対面での血液検査をご案内する場合があります。

オンライン診療に対応するクリニックでも、この点は事前に確認しておくと安心です。

自分の型に合った治療を相談するなら

Ⅰ型・Ⅱ型の違いや薬剤選択の考え方を理解できたら、次は実際にどのクリニックで相談するかを検討する段階です。

デュタステリドの処方に対応しているか、遺伝子検査を扱っているかは、クリニックによって異なります。

費用面では、多くのクリニックで初診料が無料に設定されており、予防プラン・発毛プランともに月額制で提供されています。なお、AGA治療は自由診療であり、保険適用外です。

気になる症状や希望する薬剤を踏まえて、対応可能なクリニックを比較検討してみるとよいでしょう。

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公式ページでは「デュタステリド希望の方はこちら」からプランを確認できます

よくある質問(Q&A)

フィナステリドからデュタステリドに変えるとき休薬は必要?

フィナステリドは半減期が短いため、切り替え時に長期間の休薬を必要とするケースは多くありません
出典: PMDA プロペシア錠(フィナステリド) 添付文書ただしデュタステリドは体内に長く留まる薬剤です。
出典: PMDA ザガーロカプセル0.1/0.5mg(デュタステリド) 添付文書切り替えの手順やタイミングは、医師の指示に従うようにしましょう。

遺伝子検査なしで1型・2型を見分ける方法はある?

薄毛の進行部位はひとつの手がかりになりますが、遺伝子検査を行わずに型を正確に判定することは困難です。最終的な診断や治療方針は、医師による診察を通じて決まります。

デュタステリドはフィナステリドよりどれくらい効果が高い?

Ⅰ型・Ⅱ型の両方を阻害する分、理論上はデュタステリドの方が効果が期待できるとされています。
出典: Gupta AK et al., Journal of Cosmetic Dermatology 2025ただし効果の実感には個人差があり、必ずしも全ての方に同じ結果が出るわけではありません。

遺伝子検査の結果で処方薬は必ず変わる?

検査結果はあくまで参考情報のひとつです。現在の症状や治療歴なども踏まえて、医師が総合的に処方を判断します。検査を受けたからといって、必ず処方薬が変更されるわけではありません

まとめ|1型・2型の理解を治療の判断に活かすために

5α還元酵素にはⅠ型とⅡ型があり、フィナステリドはⅡ型のみ、デュタステリドはⅠ型・Ⅱ型の両方を阻害します。
出典: PMDA プロペシア錠(フィナステリド) 添付文書
出典: PMDA ザガーロカプセル0.1/0.5mg(デュタステリド) 添付文書

阻害範囲の広さは効果への期待につながる一方、副作用の発現率がやや高まる傾向もあわせ持っています。

フィナステリドで効果を感じにくい場合の切り替えや、遺伝子検査を受けるかどうかは、自己判断ではなく医師との相談を通じて決めることが大切です。

この記事で得た機序の理解を、実際の診察の場での質問や相談に役立ててみてください。

AGA治療は自由診療であり、保険適用外です。効果には個人差があり、すべての方に同じ結果が得られるわけではありません。フィナステリド・デュタステリドともに性欲減退や勃起機能障害などの副作用が報告されています。自己判断での服薬中止・変更は避け、気になる症状があれば速やかに医師に相談してください。本記事の内容は一般的な情報であり、実際の診断・治療方針は医師の診察に基づいて決定されます。

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