「最近、抜け毛が増えた気がする」「生え際がなんとなく後退してきた」——そんな変化に気づいて、これはAGAの症状なのかと不安になっていませんか。鏡の前で頭頂部を確認したり、枕についた抜け毛の本数を数えたり。一人で抱え込んでいる方も多いでしょう。
AGA(男性型脱毛症)には、いくつかの代表的な症状パターンがあります。ただし、抜け毛や薄毛のすべてがAGAとは限りません。円形脱毛症や休止期脱毛症など、別の脱毛症である可能性もあるのです。
この記事では、AGAの4つの代表症状から、他の脱毛症との見分け方、進行ステージの確認方法までを整理しました。自宅でできるチェック項目も紹介します。
原因やメカニズム、治療の選択肢と注意点まで一通り把握できる構成です。今の状態を正しく理解し、次の一歩を考える材料にしてください。

- AGAの代表症状はM字後退・頭頂部薄毛・抜け毛増加・髪質の変化の4サイン
- 円形脱毛症・脂漏性脱毛症・休止期脱毛症との見分けは部位とパターンが鍵
- ハミルトン-ノーウッド分類でⅠ〜Ⅶ型の進行ステージを確認できる
- AGAは自然治癒せず進行性、早期の医師相談が選択肢を広げる
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AGAの代表的な症状とは?まず確認したい4つのサイン
AGA(男性型脱毛症:Androgenetic Alopecia)には、典型的な症状のパターンがあります。まず押さえたいのが、次の4つのサインです。
生え際の後退、頭頂部の薄毛、抜け毛の増加、そして髪質の変化。この4点をチェックすることで、自分の状態がAGAの傾向に当てはまるかどうかの目安になります。

AGAの特徴は、特定の部位から進行していくこと。全体が均一に薄くなるのではなく、生え際や頭頂部といった決まった場所から始まることが多いのです。それぞれ詳しく見ていきましょう。
生え際の後退(M字・U字)
額の生え際、特に左右のこめかみ付近が後退していくのが代表的なサインです。中央部分が残り両サイドが後退すると、アルファベットの「M」のような形になります。
前髪を上げたときに、以前より額が広く見えるようになった。そう感じる方は、生え際の変化が始まっている可能性があります。
進行すると、生え際全体が後退して「U字」型になるケースもあります。日本人男性にはM字型から始まるパターンが比較的多く見られるとされています。
頭頂部(つむじ)が透ける・薄くなる
つむじ周辺、頭のてっぺんから薄くなっていくのも典型的なパターンです。自分では鏡で見えにくく、家族や美容師に指摘されて気づく方も少なくありません。
つむじの渦の中心が広がって見える、地肌が透けて見えるようになった——こうした変化が頭頂部型のサインです。
スマホのインカメラで頭頂部を撮影してみると、客観的に確認しやすくなります。照明の下で定期的に記録すると、進行の有無を判断する助けになるでしょう。
抜け毛が増える(1日の本数の目安)
健康な髪でも、ヘアサイクルの自然な働きで毎日ある程度の髪が抜けます。抜け毛が多いと感じても、一般的に1日50〜100本程度の抜け毛は正常範囲とされています。
ただし、AGAで問題になるのは本数そのものよりも「抜けた毛の質」です。短く細い毛が多く混じっている場合、ヘアサイクルが乱れているサインかもしれません。
シャンプー時に明らかに抜け毛が増えた、枕に短い毛が目立つようになった。こうした変化が続くなら、注意して観察したいところです。
髪が細く・短くなる(髪質の変化)
AGAでは、太くしっかりした髪が、細く短い「軟毛」へと変化していきます。これは髪が十分に成長しきる前に抜けてしまうためです。
髪のハリやコシがなくなった、セットが決まりにくくなった。こうした髪質の変化も見逃せないサインのひとつでしょう。
地肌が以前より透けて見えるのは、髪が細くなったことで密度が下がるためです。本数だけでなく1本1本の質に目を向けると、変化に早く気づけます。

その薄毛、本当にAGA?他の脱毛症との見分け方
抜け毛や薄毛の原因はAGAだけではありません。円形脱毛症、脂漏性脱毛症、休止期脱毛症など、症状が似ていても原因や対処法がまったく異なる脱毛症があります。
自己判断で「AGAだろう」と決めつけてしまうと、本当に必要な治療を見逃すおそれも。まずは症状の特徴を整理して、切り分けの目安を持つことが大切です。
下の表に、主な脱毛症の特徴をまとめました。あくまで一般的な傾向であり、最終的な診断は医師に委ねる必要があります。気になる症状があれば、早めに受診を検討するとよいでしょう。
| 脱毛症の種類 | 抜け方の特徴 | 主な部位 | 進行の仕方 |
|---|---|---|---|
| AGA(男性型脱毛症) | 髪が細く短くなり徐々に薄くなる | 生え際・頭頂部 | ゆっくり進行 |
| 円形脱毛症 | 境界のはっきりした円形に抜ける | 頭部のどこでも | 突然発症 |
| 脂漏性脱毛症 | 頭皮の炎症・かゆみ・フケを伴う | 皮脂の多い部位 | 頭皮環境に左右 |
| 休止期脱毛症 | 全体的に均一に抜ける | 頭部全体 | 誘因後に一時的 |
【ここまでのまとめ】AGAか他の脱毛症かの切り分けは、部位とパターンが手がかり。ただし最終判断は医師の役割です。DMMオンラインクリニックなら診察料無料で、自分の抜け方がどれに近いかをオンラインで相談できます。
DMMに無料で相談する ▶AGAと円形脱毛症の違い
円形脱毛症は、コインのように境界がはっきりした円形・楕円形に髪が抜けるのが特徴です。AGAのように特定の部位からじわじわ進むのとは、抜け方がまったく違います。
AGAが生え際や頭頂部から徐々に進行するのに対し、円形脱毛症は突然、地肌がつるりと見える脱毛斑が現れます。
円形脱毛症は自己免疫の関与が指摘されており、AGAとは原因が異なります。複数箇所にできたり広範囲に及ぶこともあるため、気づいたら皮膚科への相談が安心です。
AGAと脂漏性脱毛症の違い
脂漏性脱毛症は、頭皮の皮脂が過剰になり炎症を起こすことで抜け毛が増えるタイプです。かゆみ・赤み・ベタついたフケを伴うことが多くあります。
AGAでは通常、頭皮の強い炎症やかゆみは目立ちません。頭皮トラブルを伴うかどうかが、見分けのひとつの目安になります。
脂漏性脱毛症は頭皮環境の改善が対処の中心になる点も、AGAとの違いです。両者が併存することもあるため、判断に迷う場合は専門家に相談しましょう。
AGAと休止期脱毛症の違い
休止期脱毛症は、強いストレス・発熱・出産・急激なダイエットなどをきっかけに、髪全体が一時的に大量に抜ける状態です。
AGAが特定部位から進むのに対し、休止期脱毛症は頭部全体が均一に薄くなるのが特徴。原因が取り除かれれば、数ヶ月で自然に回復するケースが多いとされています。
「ここ最近、急に全体的に抜け毛が増えた」という場合は、AGAよりも休止期脱毛症の可能性を考えてもよいかもしれません。心当たりのある誘因がないか振り返ってみてください。
AGAに見えて実は別原因のケース(甲状腺・貧血など)
薄毛や抜け毛は、AGAや代表的な脱毛症以外の体の不調が背景にあることもあります。甲状腺機能の異常や鉄欠乏性貧血などが、その一例です。
甲状腺の働きが乱れると、抜け毛のほか倦怠感や体重変化を伴うことがあります。鉄分不足による貧血でも、髪が抜けやすくなる場合があるとされています。
抜け毛に加えて全身の不調を感じる方は、AGAと自己判断せず、まず内科などで体の状態を調べることも選択肢です。原因に応じた対処が、遠回りを防ぎます。
ハミルトン-ノーウッド分類|自分の進行ステージを確認しよう
AGAの進行度を客観的に把握する指標として、世界的に用いられているのが「ハミルトン-ノーウッド分類」です。生え際と頭頂部の状態をⅠ型〜Ⅶ型の段階で表します。
自分が今どの段階に近いかを知ることで、現状の把握や治療を始めるタイミングの判断材料になります。ここでは進行パターンと、軽度・中等度・重度の目安を見ていきましょう。

ただし分類はあくまで目安です。実際の進行度や治療方針は、医師の診察によって総合的に判断されるものと考えてください。
M型・O型・U型の進行パターン
AGAの進行には、大きく分けて3つのパターンがあります。生え際から後退する「M型」、頭頂部から薄くなる「O型」、そして両者が組み合わさり全体に広がる「U型」です。
M型は、こめかみ部分の生え際が左右から後退していくタイプ。日本人男性に比較的多く見られるとされています。
O型は頭頂部のつむじ周辺から地肌が透けていくタイプで、自分では気づきにくいのが特徴です。
進行が進むと、M型とO型が合流して前頭部から頭頂部にかけて広く薄くなるU型へと移行することがあります。自分のパターンを把握しておくと、変化を追いやすくなるでしょう。
軽度・中等度・重度の見分け方の目安
ノーウッド分類は数字が大きくなるほど進行が進んだ状態を示します。おおまかには、軽度・中等度・重度の3段階で捉えると分かりやすいでしょう。
軽度は生え際がわずかに後退、または頭頂部が少し透ける程度で、こうしたAGAの初期症状の段階にあたります。中等度になると、生え際の後退と頭頂部の薄毛がはっきり目立つようになります。
重度では前頭部から頭頂部にかけて広範囲に地肌が見え、側頭部や後頭部の毛のみが残る状態に至ることもあります。
| 進行段階 | 状態の目安 |
|---|---|
| 軽度 | 生え際のわずかな後退、頭頂部が少し透ける |
| 中等度 | 生え際の後退と頭頂部の薄毛が明確に進行 |
| 重度 | 前頭部〜頭頂部に広く地肌が見える状態 |
進行速度には個人差がある(20代と40代の違い)
AGAの進行速度は人によって大きく異なります。20代で急速に進むケースもあれば、40代でもゆるやかにしか進まないケースもあるのです。
進行の速さには、遺伝的な体質やホルモンの影響などが関わるとされています。同じ年代でも個人差が大きいのが実際のところでしょう。
「まだ若いから大丈夫」とは限りません。進行が速いタイプの場合、早めに気づいて対策を考えることが選択肢を広げることにつながります。
自宅でできるAGAセルフチェックリスト
「受診するほどの症状なのか判断がつかない」という方のために、自宅で確認できるチェック項目をまとめました。当てはまる項目が多いほど、AGAの傾向がある可能性が考えられます。
ただし、これはあくまで受診を検討するための目安です。ここで「AGAだ」と確定できるものではなく、正確なAGAの診断には医師の診察が欠かせません。
気になる項目に心当たりがある方は、不安を抱え続けるより、一度専門家に相談してみるのがおすすめです。
症状・部位・抜け毛で確認する項目
まずは、目に見える症状からチェックしてみましょう。次の項目に当てはまるものがないか、確認してみてください。
- 生え際(特にこめかみ付近)が以前より後退してきた
- 頭頂部・つむじの地肌が透けて見えるようになった
- 抜け毛に短く細い毛が多く混じっている
- シャンプーや起床時の抜け毛が明らかに増えた
- 髪のハリ・コシがなくなり、細くなった気がする
これらはAGAで見られやすい変化です。複数当てはまる場合は、ヘアサイクルが乱れているサインかもしれません。
遺伝・生活習慣で確認する項目
症状だけでなく、背景にある要因も確認しておきましょう。遺伝や生活習慣は、AGAのリスクと関わるとされています。
- 父親・祖父など血縁者に薄毛の人がいる
- 睡眠不足や不規則な生活が続いている
- 強いストレスを抱える状態が長く続いている
- 喫煙習慣がある、食生活が偏りがち
遺伝的要因はAGAに大きく関わるとされ、生活習慣はそれを後押しする面があります。当てはまる項目があれば、頭の片隅に置いておくとよいでしょう。
いくつ当てはまったら受診を検討すべき?
明確な基準があるわけではありませんが、症状の項目に複数当てはまり、なおかつ遺伝や生活習慣の要因も重なる場合は、受診を検討する目安と考えられます。
特に、抜け毛の変化が数ヶ月続いている、進行を実感している方は早めの相談が安心です。
AGAは進行性のため、気になり始めた段階で医師に相談しておくと、その後の選択肢を考えやすくなります。チェックで不安が残った方は一歩を踏み出してみてください。

なぜAGAは起こる?原因とメカニズムをやさしく解説
そもそも、なぜAGAは起こるのでしょうか。原因を理解しておくと、自分の状態を正しく捉え、対策の意味も納得しやすくなります。
AGAの発症には、男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)が深く関わっています。さらに遺伝や生活習慣も影響する、複合的な要因によって進行する症状です。

ここでは、ヘアサイクルとDHTの関係、遺伝の影響、そして生活習慣の役割について、順番にやさしく解説していきます。
DHT(ジヒドロテストステロン)とヘアサイクルの関係
髪には、成長期・退行期・休止期というサイクル(ヘアサイクル)があります。通常、成長期は数年続き、髪は太く長く育ちます。
AGAでは、このヘアサイクルが乱れます。原因となるのが、男性ホルモンのテストステロンが酵素「5α還元酵素」によって変換されてできるDHTです。
出典: 日本皮膚科学会 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
DHTが毛根の受容体に結びつくと、成長期が短縮されてしまいます。髪が十分に育つ前に抜けてしまうため、細く短い毛が増え、徐々に薄毛が進行するのです。
このDHTの影響を受けやすいのが、生え際や頭頂部。AGAがこれらの部位から進みやすいのは、こうしたメカニズムによるものとされています。
遺伝はどこまで影響する?(父方・母方)
AGAには遺伝的な要素が大きく関わるとされています。家族に薄毛の人がいる場合、体質を受け継いでいる可能性が考えられるでしょう。
DHTの影響の受けやすさには、男性ホルモン受容体の感受性が関係します。この受容体に関わる遺伝子は、母方からの影響が指摘されることがあります。
ただし、遺伝はあくまでなりやすさの傾向であり、必ず発症するわけではありません。父方・母方どちらの家系も参考程度に捉えておくとよいでしょう。
生活習慣(睡眠・食事・ストレス)の影響と限界
睡眠不足・偏った食事・慢性的なストレス・喫煙などは、頭皮環境や血行に影響し、AGAの進行を後押しする要因になり得ます。
規則正しい生活や栄養バランスの良い食事は、髪の健康を保つ土台として大切です。できる範囲で整えておく意義はあります。
ただし、ここは正直にお伝えしたい点です。AGAの根本原因はDHTと遺伝的体質にあるため、生活習慣の改善だけで進行を止めるのは難しいとされています。
生活習慣の見直しは大切な補助。ですが、それだけに頼らず、気になる場合は医師への相談も視野に入れることが現実的でしょう。
AGAの症状に気づいたら?放置リスクと早期対策の重要性
「まだ様子を見てもいいかな」と迷っている方もいるでしょう。けれど、AGAの特性を知ると、なぜ早めの対策が大切とされるのかが見えてきます。
AGAは進行性の症状で、自然に治ることはほぼありません。放置すれば、ゆっくりであっても薄毛は進んでいくのが一般的です。
ここでは、放置した場合のリスクと、早期に対策する意義、そして受診先の選び方について整理していきます。
【ここまでのまとめ】AGAは進行性で自然には治らず、気づいた今が対策のタイミング。受診先に迷うなら、初診からスマホで完結し診察料無料のDMMオンラインクリニックなら、通院せず今日から相談を始められます。
DMMに無料で相談する ▶放置すると進行する|AGAは自然治癒しない
AGAは進行性の脱毛症です。何も対策をしなければ、生え際や頭頂部の薄毛は時間とともに進んでいくとされています。
一度AGAによって失われ、毛根が活動を終えてしまった部位は、髪を取り戻すのが難しくなる傾向があります。
だからこそ、毛根が機能している早い段階で気づくことに意味があります。「自然に元に戻る」ことを期待して放置するのは、現実的とは言えないでしょう。
早く対策するほど効果が出やすい理由
AGA対策は、毛根がまだ活動している早い段階ほど、選択肢が広がるとされています。髪を作る力が残っているうちに手を打つことに意味があるのです。
進行してしまうと、対応できる方法が限られてくる場合もあります。軽度のうちであれば、内服による予防的なアプローチも検討しやすくなります。
ただし、治療には時間がかかります。一般的に効果の兆候が見え始めるまで3〜6ヶ月、本格的な判定には12ヶ月程度が目安とされ、長期的に取り組む前提のものです。
「気になり始めた今」が、最も選択肢の多いタイミングかもしれません。情報を集めている段階こそ、対策の第一歩と言えるでしょう。
受診先の選び方(皮膚科・AGAクリニック・オンライン診療)
AGAの相談先には、主に皮膚科・AGA専門クリニック・オンライン診療があります。それぞれ特徴が異なるため、自分の状況に合わせて選ぶとよいでしょう。
他の脱毛症との鑑別をしっかりしたい場合は、皮膚科が選択肢になります。薄毛の病院は何科がいいか迷うなら、専門的なAGA治療を求める場合はAGAクリニックが選択肢でしょう。
近年は、初診からオンライン診療に対応するクリニックも増えています。自宅で受診できる手軽さがある一方、症状や処方内容によっては対面での検査をご案内される場合もあります。
まずは無料カウンセリングや初診料無料のクリニックで相談してみると、ハードルを下げて第一歩を踏み出せます。
AGA治療の選択肢と気をつけたいこと
AGAと向き合うことを考えたとき、どんな治療があり、何に注意すべきかを知っておくと安心です。ここでは治療薬の種類と、リスクについて中立的に整理します。
前提として、AGA治療は基本的に自由診療であり、健康保険は適用されません。費用は全額自己負担となる点を理解しておきましょう。
効果には個人差があり、誰にでも同じ結果が出るわけではありません。メリットだけでなくリスクも知った上で、納得して選ぶことが大切です。
主な治療薬の種類(フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジル)
AGA治療で中心となる薬は、大きく3種類あります。役割が異なるため、症状や進行度に応じて使い分けられます。

フィナステリドは、DHTの生成を抑える内服薬です。AGAの進行を抑える「守り」の役割を担い、初期〜軽度の段階で選ばれることが多くあります。
出典: PMDA フィナステリド錠添付文書
デュタステリドは、フィナステリドと同じくDHTの生成を抑える内服薬で、より広く作用するとされます。
出典: PMDA デュタステリド錠(ザガーロ)添付文書
ミノキシジルは、血行を促して発毛をサポートする薬です。外用薬(塗り薬)はOTCとして国内で承認されています。一方、内服薬は国内未承認ながら、多くのAGAクリニックで自由診療として処方されています。
出典: PMDA ミノキシジル外用薬(リアップX5プラスネオ)添付文書
まだ毛量が残る初期〜軽度であれば予防プラン(フィナステリド単剤)で進行を抑えられるケースが多く、進行している場合は発毛プラン(併用)が検討されます。どのプランが合うかは、進行度に応じて医師と相談するとよいでしょう。
治療薬の副作用と発現率(知っておきたいリスク)
治療薬には、知っておきたい副作用があります。正しく理解した上で、医師と相談しながら使うことが大切です。
フィナステリド・デュタステリドの主な副作用は、性欲減退や勃起機能障害などです。発現率は1〜5%程度とされ、PMDAの添付文書に基づく数値です。
出典: PMDA フィナステリド錠添付文書
ミノキシジル外用薬では、頭皮の発疹・かゆみ・接触皮膚炎などが報告されています。
出典: PMDA ミノキシジル外用薬(リアップX5プラスネオ)添付文書
ミノキシジル内服薬(LDOM)は国内未承認のため、添付文書が存在しません。海外の研究(PMID 33639244、男女混合1,404名)では、多毛症が約15%、副作用による治療中止率は1.2%程度と報告されています。めまい・動悸・むくみといった循環器系の症状が出ることもあります。
出典: Safety of low-dose oral minoxidil for hair loss: A multicenter study of 1404 patients(J Am Acad Dermatol 2021)
ミノキシジル内服薬は日本皮膚科学会ガイドライン(2017年版)で推奨度Dとされましたが、これは当時のエビデンスに基づく評価です。その後の研究で安全性の知見が積み上げられています。ただし、長期的な安全性についてはさらなる研究が必要とされています。
出典: 日本皮膚科学会 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
いずれの薬も、自己判断ではなく医師の診断と処方のもとで使うことが前提です。気になる症状が出た場合は、担当医に相談しましょう。
初期脱毛は副作用ではない|正しい理解
治療を始めて間もない時期に、一時的に抜け毛が増えることがあります。これは「初期脱毛」と呼ばれる現象で、副作用ではありません。
初期脱毛は、休止期に入っていた古い毛が、新しく生えてくる成長期の毛に押し出されることで起こる一時的な反応です。むしろ治療が効き始めている兆候とされています。
出典: 日本皮膚科学会 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
通常は2〜3ヶ月程度で収まっていきます。ただし、個人差があり、すべての人に起こるわけではありません。
「抜け毛が増えた、効いていないのでは」と不安になり中断してしまう方もいますが、自己判断で止めるのは避けたいところ。気になる場合は担当医に相談してください。
AGAの症状に関するよくある質問(Q&A)
最後に、AGAの症状について多く寄せられる疑問にお答えします。受診前のもやもやを少しでも解消できれば幸いです。
抜け毛は1日何本以上だとAGAの可能性がある?
一般的に、1日の抜け毛は50〜100本程度が正常範囲とされています。本数だけでAGAかどうかを判断するのは難しいものです。
注目したいのは「毛の質」です。短く細い毛が多く混じっているなら、ヘアサイクルが乱れているサインかもしれません。本数の増加が続く場合は、観察を続けてみましょう。
AGAの初期症状は20代でも出る?
はい、AGAは20代でも発症することがあります。早い人では思春期以降に症状が現れ始めるケースもあるとされています。
「若いから関係ない」とは限りません。20代で進行が始まることもあるため、気になる変化があれば年齢にかかわらず確認しておくとよいでしょう。
治療を始めたら一生続けないといけない?
AGAは進行性の症状のため、効果を維持するには治療を継続するのが基本とされています。中止すると、再び進行してしまう傾向があります。
そのため、長期的に続けやすい費用や通院方法かどうかも、治療を選ぶ際の大切な視点になります。継続の負担も含めて医師と相談するとよいでしょう。
生活習慣の改善だけでAGAは治る?
生活習慣の改善は頭皮の健康を保つ土台として大切ですが、それだけでAGAの進行を止めるのは難しいとされています。
AGAの根本にはDHTと遺伝的体質があるためです。生活習慣の見直しは補助的な役割と捉え、気になる場合は医師への相談も検討しましょう。
症状が軽いうちでも受診したほうがいい?
AGAは早い段階ほど選択肢が広がるとされるため、軽度のうちでも相談する意義はあります。毛根が機能しているうちに気づくことが大切です。
初診料無料や無料カウンセリングを設けるクリニックも多くあります。まずは現状を確認するために、気軽に相談してみるとよいでしょう。
まとめ|AGAの症状を正しく知って早めの一歩を
AGAの代表的な症状は、生え際の後退・頭頂部の薄毛・抜け毛の増加・髪質の変化の4つでした。これらの変化に気づくことが、現状把握の出発点になります。
ただし、抜け毛のすべてがAGAとは限りません。円形脱毛症や休止期脱毛症など、別の原因も考えられます。部位やパターンを手がかりに切り分けることが大切でしょう。
ハミルトン-ノーウッド分類で進行ステージを確認し、セルフチェックで現状を整理する。そうした作業が、次の行動を考える材料になります。
AGAは進行性で自然には治りません。だからこそ、気になり始めた今が一歩を踏み出すタイミングです。まずは医師に相談し、自分に合った選択肢を考えてみてください。各クリニックの比較やおすすめは、関連記事もあわせて参考にしてみましょう。
本記事の内容は情報提供を目的としたものであり、医学的な診断・治療を保証するものではありません。AGA治療は自由診療(保険適用外)であり、費用は全額自己負担となります。治療薬には性欲減退・勃起機能障害・頭皮のかゆみ等の副作用が報告されており、効果や副作用の現れ方には個人差があります。本記事に記載の料金・サービス内容は変更される場合があるため、最新情報は各クリニックの公式サイトでご確認ください。治療の開始・中止は自己判断せず、必ず医師に相談してください。
※本記事に記載の料金は2026年6月16日時点のものです(特記なき限り税込)。最新の料金・条件は各クリニック公式サイトをご確認ください。
AGAは進行性で自然には治りません。気になり始めた今、DMMオンラインクリニックの無料相談で自分の状態を確かめる一歩を。
Q. セルフチェックで不安な段階でも、相談だけで受診してよい?
はい。治療を始める決断はまだ不要で、診察料無料なので症状の相談だけの利用もできます。実際の導線は無料オンライン診療を予約し、その診察の中で相談する形です。
Q. 診察はスマホだけで完結する?通院は必要?
初診からスマホで完結し、通院は不要です。DMMオンラインクリニックはオンライン専業で、診察料は無料です。
Q. AGA治療の費用はどのくらい?
フィナステリド単剤の予防プランが月額2,097円〜、フィナステリド+ミノキシジル内服の発毛プランが月額1,638円です。デュタステリドを使う場合は月額3,117円〜となります。
