健康診断で「血糖値が高め」と指摘されたり、ご家族が糖尿病と診断されたりした経験はありませんか。今や糖尿病は予備群を含めて、成人の10人に1人が該当する国民病であり、誰にとっても決して他人事ではありません。(※1)
糖尿病は気づかないうちに静かに進行し、失明や腎不全、心筋梗塞といった命に関わる深刻な合併症を引き起こす可能性があります。
この記事では、糖尿病がなぜ起こるのかという基本的な仕組みから、原因、症状、そして治療法までを網羅的に解説します。
糖尿病とは
糖尿病とは、体を動かすエネルギー源であるブドウ糖(血糖)が血液中に過剰にあふれ、血糖値が慢性的に高い状態が続いてしまう病気です。
通常、食事で摂取した炭水化物はブドウ糖に分解され、血液に乗って全身の細胞へ運ばれます。このブドウ糖は、細胞が活動するための大切なエネルギー源です。
しかし、血糖値が常に高い状態が続くと、このブドウ糖が血管の内壁を傷つけてしまいます。
ここでは糖尿病への理解を深めるために、診断基準や血糖値とインスリンの関係などを詳しく見ていきましょう。
糖尿病の診断基準
以下のいずれかを満たす場合、糖尿病と診断されます。(※2)
- 空腹時血糖値が126mg/dL以上
- 75gOGTT(経口ブドウ糖負荷試験)での2時間後血糖値が200mg/dL以上
- 随時血糖値が200mg/dL以上
- HbA1cが6.5%以上
診断は一度の検査だけでは確定せず、別の日に再検査を行ったうえで臨床状況とあわせて総合的に判断されます。ただし、糖尿病の典型的な高血糖症状(多飲、多尿、体重減少など)が明らかな場合や、高血糖クリーゼ(糖尿病ケトアシドーシスなど)が認められる場合は、単回の検査でも診断可能です。
血糖値とインスリンの関係
私たちの体は、血糖値を一定の範囲に保つための仕組みがあります。その中心的な役割を担うのが、すい臓から分泌される「インスリン」というホルモンです。
食事をすると血糖値が上がりますが、それを感知したすい臓がインスリンを分泌します。インスリンは、血液中のブドウ糖を筋肉や脂肪などの細胞に取り込ませる「鍵」のような働きをします。この「鍵」によって細胞のドアが開き、ブドウ糖がエネルギーとして利用されることで、血糖値は正常な範囲に戻るのです。
しかし糖尿病では、「インスリン分泌の低下」「インスリン抵抗性」などが原因となり、この仕組みがうまく機能しなくなります。
糖尿病の原因
糖尿病の原因は、主に以下があげられます。
- インスリン分泌の異常
- インスリン抵抗性
- 遺伝的要因
- 生活習慣
それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。
インスリン分泌の異常
糖尿病の大きな原因の一つは、血糖値を下げる唯一のホルモンである「インスリン」の分泌量が不足することです。インスリンは、すい臓にあるβ(ベータ)細胞で作られています。このβ細胞が何らかの理由でダメージを受け、機能が低下したり破壊されたりすると、インスリンを十分に作れなくなってしまいます。
代表的なのは、免疫システムの異常により、本来は体を守るはずの免疫細胞が自分のβ細胞を攻撃してしまう「1型糖尿病」です。
また、加齢や遺伝的な体質によって、インスリンを作り出す力が徐々に弱まってくることも原因となります。
インスリン抵抗性
インスリンは十分に分泌されているにもかかわらず、その効果が十分に発揮されない状態を「インスリン抵抗性」と呼びます。これは、インスリンが細胞に対して「血液中の糖を取り込むように」という命令を出しても、細胞側がその命令をうまく受け取れなくなっている状態です。
インスリン抵抗性を引き起こす主な要因には、以下のようなものがあります。
- 肥満(特に内臓脂肪)
- 運動不足
- 高脂肪食
インスリンの効きが悪くなると、すい臓は「もっとインスリンを出さなければ」と判断し、過剰に分泌しようとします。しかし、この状態が長く続くと、やがてすい臓が疲弊してしまい、インスリンの分泌自体も低下するという悪循環に陥ってしまうのです。
遺伝的要因
日本人に最も多い「2型糖尿病」は、遺伝的に糖尿病になりやすい体質が背景にあります。
ご家族や親戚に糖尿病の方がいる場合、そうでない場合と比べて糖尿病になりやすい傾向があります。これは、インスリンの分泌能力や効きやすさに関する体質が遺伝するためです。
遺伝的な体質そのものを変えることはできません。
しかし、自分が糖尿病になりやすい体質であると理解しておくことは、発症予防や進行抑制の第一歩となります。
生活習慣
遺伝的な体質を持っていても、必ず糖尿病になるわけではありません。発症の多くは、生活習慣が引き金になります。
食べ過ぎ、運動不足、ストレス、肥満といった要因が重なることで糖尿病が現れることがほとんどです。
最近の研究では、単に太っているかどうかだけでなく、体脂肪の分布によってもリスクが変わることが示唆されています。特に、遺伝情報を用いた解析から、お尻周りの脂肪(皮下脂肪)は2型糖尿病の発症を抑える方向に働く可能性があるという報告もあります。(※3)
つまり、生活習慣の改善によって、発症を予防したり進行を遅らせたりすることができるのです。
糖尿病の種類
「糖尿病」とひとことでいっても、実はその原因や体の状態によっていくつかの種類に分けられます。ここでは、糖尿病の種類をご紹介します。
1型糖尿病
1型糖尿病は、ウイルス感染などをきっかけに体の免疫システムに異常が生じ、インスリンを作るすい臓のβ細胞を自ら攻撃し、破壊してしまう病気です。その結果、インスリンをほとんど、あるいは全く分泌できなくなってしまいます。そのため、生命を維持するために体外からインスリンを補う「インスリン注射」が不可欠となります。
比較的若い世代での発症が多いイメージがありますが、近年では高齢になってから発症するケースも報告されています。高齢者の場合、喉の渇きといった典型的な症状が出にくく、診断が遅れてしまうことも少なくありません。診断の遅れは合併症の発見の遅れにもつながるため、注意が必要です。
2型糖尿病
2型糖尿病は、日本の糖尿病患者さんの9割以上を占める、最も一般的なタイプです。(※4)インスリンの分泌量が減ってしまう「インスリン分泌低下」と、インスリンが効きにくくなる「インスリン抵抗性」の2つの要因が重なって発症します。
背景には、遺伝的にインスリンを分泌する力が比較的弱いといった体質があります。その遺伝的な要因に、食べ過ぎや運動不足、肥満、ストレスといった好ましくない生活習慣が加わることで、発症します。
初期はほとんど自覚症状がないまま、静かに進行するのが特徴です。
G妊娠糖尿病
妊娠糖尿病は、妊娠中に初めて発見または発症した、糖の代謝異常のことです。妊娠糖尿病は以下のいずれか一点以上を満たした場合に診断されます。(※5)
- 空腹時血糖92mg/dL以上
- 1時間値180mg/dL以上
- 2時間値153mg/dL以上
妊娠中は、お腹の赤ちゃんに栄養を届けるため、胎盤から出るホルモンの影響でインスリンが効きにくい状態になります。多くの妊婦さんは、すい臓がインスリンを多く分泌することでこの状態を乗り越えます。
しかし、その需要にインスリンの分泌が追いつかない場合に、妊娠糖尿病を発症します。高血糖は、お母さんだけでなく赤ちゃんの合併症(巨大児や新生児低血糖など)のリスクが高まるので注意が必要です。
多くの場合、出産後は血糖値が正常に戻ります。しかし、妊娠糖尿病を経験した方は、将来的に本格的な2型糖尿病になるリスクが通常より高いことがわかっています。(※6)出産後も定期的な検診と健康的な生活習慣を続けることがとても重要です。
その他の特殊な糖尿病
糖尿病の中には、1型や2型、妊娠糖尿病のいずれにも分類されない、特別な原因によって引き起こされるものもあります。全体の数としては少ないですが、原因を特定することが適切な治療に直結するため、正しく診断することが重要です。
具体的には、以下のような原因が挙げられます。
- 遺伝子の異常
- 他の病気の影響。
- 薬剤や化学物質の影響
これらの糖尿病は原因がはっきりしているため、原因となっている病気の治療や、原因薬剤の中止・変更などを検討することが治療の第一歩となります。
糖尿病の症状
ここでは、糖尿病のサインとして体に現れる変化を、段階に分けて詳しく解説します。
初期症状(多飲・多尿・体重減少など)
糖尿病の初期に現れやすい代表的な症状には、以下のものがあります。これらは、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高くなることで直接引き起こされます。
- 多飲:のどが異常に渇き、水分をたくさん飲みたくなる
- 多尿:トイレの回数が増え、一回の尿の量も多い
- 体重減少:しっかり食べているのに、体重が減っていく
- 倦怠感:全身がだるく、疲れやすい
症状が一つだけなら見過ごしてしまうこともあります。
しかし、いくつも重なって現れるときは、高血糖のサインかもしれないので注意が必要です。
進行した場合の症状
初期症状に気づかず高血糖の状態が長く続くと、体はさらに深刻な影響を受け始めます。特に、体を守る免疫機能が低下することで、様々な不調が現れます。
- 感染症にかかりやすくなる
- 皮膚のトラブルが起こる
- 集中力が低下し、眠気を感じやすくなる
これらの症状は、体が発している危険なサインです。放置せずに、できるだけ早く専門医に相談することが、将来の深刻な合併症を防ぐ大切なポイントになります。
糖尿病の合併症
糖尿病の怖さは、初期には自覚症状が乏しいまま全身の血管を傷つけ、合併症を引き起こす点にあります。合併症は大きく「急性」と「慢性」に分けられます。
急性合併症には糖尿病ケトアシドーシスや高浸透圧高血糖症候群、低血糖などがあり、短時間で命に関わるため迅速な対応が不可欠です。
一方、慢性合併症は長期間かけて進行し、神経障害、網膜症、腎症といった「三大合併症」が代表的です。これらは失明や透析、足の切断に至ることもあります。
さらに動脈硬化を加速させ、心筋梗塞や脳梗塞など命を脅かす病気のリスクを高めます。
急性合併症と慢性合併症の症状について詳しく見ていきましょう。
急性合併症
糖尿病の合併症には、数時間から数日のうちに命に関わる「急性合併症」があります。代表的なものは、糖尿病ケトアシドーシス(DKA)、高浸透圧高血糖症候群(HHS)、そして重症低血糖です。
糖尿病ケトアシドーシスは、インスリンの不足により体がエネルギーを作れず、脂肪が分解されて酸性物質(ケトン体)が血液中にたまる状態です。強い口渇、多尿、脱水、吐き気や意識障害を伴い、放置すると命に関わります。
高浸透圧高血糖症候群は、特に高齢者に多く、血糖値が著しく高い状態が続いて強い脱水を引き起こす病態です。けいれんや意識障害に至ることがあります。
一方、血糖コントロールがうまくいかないと血糖値が下がりすぎ、重症低血糖となることもあります。冷や汗や手の震え、動悸、意識消失などを引き起こす危険な状態です。転倒や交通事故につながる危険もあり、迅速な対応が欠かせません。
これらの急性合併症はいずれも短時間で症状が進行するため、「いつもと違う強い体調不良」を感じた場合は自己判断せず、ただちに医療機関を受診することが大切です。
慢性合併症
高血糖によって全身の血管、特に神経や目、腎臓に分布する細い血管が長期間傷つけられることで、さまざまな臓器に障害が起こり始めます。
以下は、代表的な三大合併症が始まったときに見られるサインです。一つでも当てはまるものがあれば、すぐに医療機関を受診してください。
【合併症のサイン・チェックリスト】
合併症 | 症状 |
神経障害 | 手や足の指先がピリピリ、ジンジンとしびれる足の裏に一枚、薄い紙が貼りついたような違和感がある足が冷える、または逆に火照るように感じる怪我をしても痛みを感じにくくなった立ち上がったときにめまいや立ちくらみがする |
網膜症 | 視力が落ちてきた、ものがかすんで見える視界に黒い点や蚊のようなものが飛んで見える(飛蚊症) |
腎症 | 夕方になると足がむくんで、靴がきつくなる朝起きたとき、まぶたが腫れぼったい尿の泡立ちがなかなか消えない |
ここにあげたサインは、初期症状とは異なり、すでにある程度合併症が進行している可能性があります。早期に発見し、適切な治療を開始することが、失明や腎不全といった深刻な事態を防ぐために何よりも重要です。
糖尿病の診断方法
糖尿病の診断は体の状態を正確に知るために、いくつかの血液検査を組み合わせて行います。
まず基本となるのが「空腹時血糖値」です。空腹状態で血糖値を測定し、126mg/dL以上なら糖尿病が疑われます。
次に重要なのが「HbA1c」という検査で、これは過去1〜2か月の平均的な血糖状態を示します。6.5%以上なら糖尿病型です。この2つが同時に基準を超えると、糖尿病と診断されます。
さらに詳しく調べる方法に「ブドウ糖負荷試験」があります。ブドウ糖を含んだ検査液を飲み、時間ごとに血糖値の変化を測定するもので、食後だけ血糖が高くなる「隠れ糖尿病」や妊娠中に起こる糖尿病の発見にも役立ちます。
これらの検査で「一時的な高血糖」ではなく「慢性的な高血糖」であることを確認することが大切です。
糖尿病の治療法
治療の基本となるのは「食事療法」「運動療法」「薬物療法」の3つの柱です。
それぞれの治療について詳しく見ていきましょう。
食事療法
食事療法は、すべての糖尿病治療の土台となる、最も重要な治療法です。「食事制限」という言葉に、つらく厳しいイメージを持つかもしれませんが、本来は「ご自身の体に合わせて食事の内容を正しいものにすること」と捉えるのが適切です。
食事療法の基本は、過不足なく適切なエネルギー量を摂り、栄養バランスを整えることです。
食事制限に加えて、以下のようなポイントを意識するといいでしょう。
食べる順番を工夫する | ・食事の最初に野菜やきのこ、海藻といった食物繊維が豊富な食品から食べる・食物繊維は、後から食べる炭水化物(糖質)の吸収を緩やかにし、食後の血糖値の急上昇を防ぐ効果がある |
よく噛んでゆっくり食べる | ・時間をかけてよく噛むことで、脳の満腹中枢が刺激され、少ない量でも満足感を得やすくなる・自然と食べ過ぎを防ぐことにつながる |
1日3食、規則正しく食べる | ・食事を抜くと、次の食事の際に血糖値が急激に跳ね上がる「血糖値スパイク」が起こりやすくなる・朝・昼・夕と、できるだけ決まった時間に食事を摂ることで、血糖値の安定化を図る |
栄養素のバランスについては、以下の比率が推奨されていますが、腎臓の合併症の有無などによって調整が必要です。
栄養素 | 1日の総エネルギーに対する割合の目安 |
炭水化物 | 50~60% |
たんぱく質 | 20%以下 |
脂質 | 20~30% |
管理栄養士などの専門家と相談しながら、ご自身の生活に合った食事プランを立てることが大切です。
運動療法
運動療法は食事療法と並ぶ糖尿病治療の柱です。
運動には、①筋肉がブドウ糖を直接取り込み血糖を下げる効果、②インスリンの効きを良くする効果があります。ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は糖や脂肪を効率よく燃やし、筋トレなどのレジスタンス運動は筋肉量を増やして血糖を安定させます。継続することで血糖コントロールを大きく改善できるでしょう。
これらの運動を組み合わせることが、より効果的です。週に合計150分以上を目安に、無理なく続けられる運動習慣を身につけましょう。特に、食後1〜2時間後の血糖値が上がりやすい時間帯に運動を行うと、食後高血糖を抑えるのに有効です。
ただし、重い合併症がある方や、血糖値が著しく高い方は運動が危険な場合もあります。運動を始める前には、必ず主治医に相談し、適切な運動の種類や強度について指導を受けてください。
薬物療法(経口薬・インスリン注射)
食事療法と運動療法を十分に行っても、血糖コントロールの目標が達成できない場合には、薬物療法を検討します。お薬はあくまで生活習慣の改善を補助するものであり、薬を始めた後も食事・運動療法を継続することが極めて重要です。
糖尿病治療薬には以下のようなものがあります。
薬の種類 | 主な作用 |
インスリン分泌促進薬 | 膵臓からのインスリン分泌を助ける |
インスリン抵抗性改善薬 | 筋肉や肝臓でのインスリンの効きを良くする |
α-グルコシダーゼ阻害薬 | 小腸での糖の吸収を遅らせる |
SGLT2阻害薬 | 腎臓から尿に糖を排泄させる(血糖降下作用に加え、心不全や慢性腎臓病の進行抑制効果も確認されており、臓器保護の観点からも注目されている。) |
インスリン注射 | 不足したインスリンを直接補う |
GLP-1受容体作動薬 | 血糖が高い時にインスリン分泌を促進、食欲抑制や体重減少効果も期待(体重減少効果に加え、心血管疾患の一次・二次予防効果も報告されている) |
どの薬をいつから、どのように使うかは、血糖値や合併症の状態、年齢、ライフスタイルなどを総合的に判断して決定します。
糖尿病の予防と生活習慣改善
糖尿病の多くは生活習慣が原因で発症しますが、生活を見直すことで予防や進行の抑制が可能です。大切なのは毎日の食事、運動、定期的な健診です。
食事は「食事制限」ではなく「食事の最適化」と考え、1日3食を規則正しく摂り、主食・主菜・副菜を揃えましょう。野菜から食べる、よく噛む、水やお茶を基本にすることも効果的です。
運動はインスリンの効きを良くし、血糖コントロールを改善します。ウォーキングなどの有酸素運動を週150分、日常の階段利用などの工夫も有効です。下半身の筋肉を鍛えることは発症予防にも役立ちます。
また糖尿病は自覚症状が少ないため、年1回の健康診断で空腹時血糖値やHbA1cを確認し、異常があれば早めに医療機関を受診することが将来の合併症を予防するうえで重要です。
まとめ
糖尿病は初期症状がほとんどなく、気づかないうちに進行し、将来的に失明や腎不全、心筋梗塞といった深刻な合併症につながる「サイレントキラー」とも呼ばれる病気です。
しかし、過度に恐れる必要はありません。糖尿病は、日々の食事や運動といった生活習慣を見直すことで予防・改善が可能です。また治療法も進歩しており、良好な血糖コントロールを維持しながら、健康な人と変わらない生活を送ることもできます。
最も大切なのは、症状がないからと安心せず、定期的な健康診断でご自身の体の状態を知ることです。もし健康診断などで血糖値の高さを指摘されたら、それは体からの大切なサインです。決して放置せず、お気軽に専門の医療機関へ相談してみてください。
参考文献
- 日本生活習慣病予防協会.「糖尿病 | 生活習慣病の調査・統計 | 日本生活習慣病予防協会」
- 日本糖尿病学会.「1 章 糖尿病診断の指針」
- Liu H, Li Z, Yan S, Ming S.Investigating the correlation of hip circumference to cardiovascular disease and type-2 diabetes using Mendelian randomization.J Diabetes Investig,2025,16,2,p.265-271.
- 日本生活習慣病予防協会.「糖尿病で治療を受けている総患者数は、579万1,000人 令和2年(2020)「患者調査の概況」より | 生活習慣病の調査・統計 | 日本生活習慣病予防協会」
- 一般社団法人日本内分泌学会.「妊娠糖尿病」
- Diaz-Santana MV, O’Brien KM, Park YM, Sandler DP, Weinberg CR.Persistence of Risk for Type 2 Diabetes After Gestational Diabetes Mellitus.Diabetes Care,2022,45,4,p.864-870.