「AGAに種類があるって聞いたけど、自分はどのタイプなんだろう?」と気になっている方は多いでしょう。AGAを大きく分類すると、5αリダクターゼの型(I型・II型)、脱毛が起きる部位(頭頂部型・前頭部型・びまん性)、進行ステージ(ハミルトン-ノーウッド分類)の3軸で整理できます。
種類を把握することは、治療薬選びに直結します。フィナステリドはII型のみを阻害し、デュタステリドはI型とII型の両方を阻害する——この違いが、薬の強度や副作用プロファイルの差になって現れます。
この記事では、AGAの種類分類を体系的に整理したうえで、種類別に効果的な薬の選び方ロードマップ、フィナステリドとデュタステリドの数値比較、副作用プロファイル、治療効果のタイムラインを解説します。さらに、オンライン診療に対応したおすすめクリニック5院の料金比較も紹介します。

- AGAは「5αリダクターゼの型」「部位パターン」「進行ステージ」の3軸で分類される
- フィナステリドはDHT約70%抑制、デュタステリドは約98%抑制と抑制力に明確な差
- 進行ステージ別に単剤・併用療法の使い分けが推奨される
- オンライン診療対応クリニック5院を月額費用・保証内容で比較紹介
AGAには3種類の「型」がある|自分はどのタイプ?
AGAの「種類」は、一つの分類軸だけで語れるものではありません。医学的には「5αリダクターゼの型」「脱毛が起きる部位パターン」「進行ステージ」という3つの軸が存在します。
この3軸を理解することで、自分に合った治療薬の選択がはじめて可能になります。

5αリダクターゼI型・II型の違いと薬の関係
AGA発症のメカニズムには、5αリダクターゼ(5α還元酵素)という酵素が深く関わっています。この酵素が男性ホルモン(テストステロン)をDHT(ジヒドロテストステロン)に変換し、DHTが毛乳頭に作用して脱毛が進みます。
5αリダクターゼにはI型とII型の2種類があります。
| 種類 | 主な分布部位 | 阻害する薬 |
|---|---|---|
| I型 | 頭皮全体の皮脂腺・全身 | デュタステリドのみ |
| II型 | 前頭部・頭頂部の毛乳頭、前立腺 | フィナステリド・デュタステリド |
フィナステリドはII型のみを阻害し、デュタステリドはI型・II型の両方を阻害するため、DHT抑制力がより強くなります。
出典: プロペシア錠 添付文書(PMDA)
出典: ザガーロカプセル 添付文書(PMDA)
つまり、「I型・II型どちらが優位か」という概念よりも、「どちらの酵素もAGAに関与しており、両方を抑えるかどうかが薬剤選択のポイント」と理解するのが正確です。
部位別パターン(頭頂部型・前頭部型・びまん性)の特徴
脱毛が起きる部位によって、AGAは大きく3つのパターンに分けられます。
| パターン | 脱毛の特徴 | 見た目の変化 |
|---|---|---|
| 頭頂部型(O字型) | 頭頂部から薄毛が広がる | 上から見るとO字状に見える |
| 前頭部型(M字型) | 生え際のこめかみ部分が後退 | Mの字のように見える |
| びまん性 | 頭全体が均一に薄くなる | 全体的な密度の低下 |
多くの場合、M字型とO字型が同時に進行します。進行が進むと、前頭部・頭頂部がつながり広範囲の薄毛へと変化します。
出典: 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(日本皮膚科学会)
びまん性脱毛は女性型脱毛症(FPHL)でも見られるため、男性で全体的な薄毛がある場合は医師に相談を。
ハミルトン-ノーウッド分類で自分の進行ステージを確認する
ハミルトン-ノーウッド分類は、AGAの進行度を世界標準で示す分類法です。I〜VIIの7段階で進行を評価します。
出典: 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(日本皮膚科学会)
| ステージ | 状態の目安 |
|---|---|
| I | 正常。生え際の後退はほぼなし |
| II | こめかみが軽度後退。薄毛の自覚はほとんどない |
| III | こめかみの後退が明確。M字が目立ち始める |
| III vertex | 頭頂部が薄くなり始める(日本人に多い) |
| IV | M字の後退が広がり、頭頂部も薄くなる |
| V | 前頭部と頭頂部の薄毛が広がり、つながりかけている |
| VI | 前頭部と頭頂部の薄毛がつながる |
| VII | 側頭部・後頭部のみに毛髪が残る |
自分のステージを正確に判定するには医師の診察が必要ですが、鏡で頭頂部・こめかみの後退を確認することが、ステージの目安把握に役立ちます。
日本人はハミルトン-ノーウッドIII vertex型(頭頂部から薄くなるタイプ)が多い傾向があるとされています。欧米人に多い前頭部型とは進行パターンが異なる場合があります。
出典: 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(日本皮膚科学会)
AGA治療薬は3系統|種類ごとの効果と作用機序
AGA治療薬は大きく「守り(抑制)」と「攻め(発毛促進)」の2方向に分類できます。
守りの薬は抜け毛の進行を食い止めるために5αリダクターゼを阻害するフィナステリド・デュタステリドです。攻めの薬は血管拡張・発毛促進作用を持つミノキシジルです。この2系統を理解したうえで、症状の種類・進行度に応じて組み合わせを選ぶのが治療の基本的な考え方です。
出典: 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(日本皮膚科学会)

フィナステリド|II型を阻害する「守り」の基本薬
フィナステリドは、AGAの一次治療薬として日本皮膚科学会ガイドライン(2017年版)で推奨度Aを取得している薬剤です。一般名はフィナステリドで(商品名: プロペシア)、長年にわたる国内外の臨床データが蓄積されています。
出典: 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(日本皮膚科学会)
5αリダクターゼII型を選択的に阻害し、血清DHTを約70%抑制します。抜け毛を進める原因物質そのものを減らすことで、脱毛の進行を抑制するのが主な働きです。
出典: プロペシア錠 添付文書(PMDA)
国内第II/III相試験では、1mg/日を48週間服用した群でプラセボ群に比べ毛髪数の有意な増加が確認されています(改善判定率: 1mg群58.3% vs プラセボ群5.9%)。
出典: プロペシア錠 添付文書(PMDA)効果実感には3〜6ヶ月が目安で、継続服用が前提となります。
女性・妊婦は使用禁忌。胎児への影響リスクがあるため処方は成人男性に限定されます。
デュタステリド|I型・II型両方を阻害する強力版
デュタステリドは、フィナステリドより強力な抑制力を持つ薬剤です。一般名はデュタステリドで(商品名: ザガーロ)、日本皮膚科学会ガイドラインで推奨度Aを取得しています。
出典: 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(日本皮膚科学会)
5αリダクターゼI型・II型の両方を阻害するため、血清DHTを約98%抑制します。フィナステリドで効果が不十分な場合や、進行が速いAGAに対するセカンドライン治療として位置づけられることが多いです。
出典: ザガーロカプセル 添付文書(PMDA)
国内52週臨床試験では、0.5mg/日でプラセボ群および0.1mg/日群に対して統計的に有意な毛髪数の改善が確認されています。副作用発現率はフィナステリドと比べてやや高い傾向があり、勃起機能不全4.3%、リビドー減退3.9%、射精障害1.3%がPMDA添付文書に記載されています。
出典: ザガーロカプセル 添付文書(PMDA)
女性・妊婦は使用禁忌。フィナステリドと同様に成人男性のみに処方されます。
ミノキシジル外用薬|頭皮に直接塗布する「攻め」の発毛薬
ミノキシジル外用薬は、血管拡張作用と発毛促進作用を持つ薬剤で、日本皮膚科学会ガイドライン推奨度Aです。市販の育毛剤(OTC医薬品)としても入手できますが、クリニックではより高濃度の処方薬が使われるケースがあります。
出典: 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(日本皮膚科学会)
毛乳頭への血流を改善し、成長因子の分泌を促すことで毛髪の成長期を延長します。フィナステリド・デュタステリドと組み合わせることで、抑制と発毛の両面からアプローチする「攻守兼用の治療」が可能になります。
主な副作用は頭皮の発疹・かゆみ・接触皮膚炎です。治療開始後に初期脱毛が起きることがありますが、これは治療が奏効している正常な反応です(後述)。
出典: ミノキシジル外用薬 添付文書(PMDA OTC医薬品情報)
ミノキシジル内服薬(ミノタブ)|推奨度Dとされる理由と注意点
ミノキシジル内服薬(LDOM: Low-Dose Oral Minoxidil)は、国内で未承認の薬剤です。多くのAGAクリニックで自由診療として処方されている実態があります。
出典: 厚生労働省 医療広告ガイドライン(自由診療の表示義務)
日本皮膚科学会ガイドライン(2017年版)では推奨度Dに分類されています。ただしこれは2017年時点のエビデンスに基づく評価であり、その後の研究では安全性に関する評価が積み上がっています。
出典: 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(日本皮膚科学会)
副作用に関してはJ Am Acad Dermatol 2021(PMID 33639244、男女混合1,404名を対象とした多施設研究)で、多毛症が約15.1%、治療中止率は約1.2%と報告されています。循環器系の副作用(めまい・動悸・むくみ・血圧低下)にも注意が必要です。
出典: Safety of low-dose oral minoxidil for hair loss: A multicenter study of 1404 patients(J Am Acad Dermatol 2021, PMID 33639244)
国内未承認薬のため副作用被害救済制度の対象外。処方前に医師とリスクを十分に話し合うことが重要です。
長期的な安全性についてはさらなる研究が必要であり、継続的なモニタリングが推奨されます。
出典: 厚生労働省 医療広告ガイドライン(未承認医薬品等の表示に関する留意点)
AGAの種類別に見る|効果的な薬の選び方ロードマップ
AGAの進行ステージによって、推奨される治療の方向性が変わります。「自分はどのステージか」を把握したうえで、医師と相談しながら治療薬を選ぶことが重要です。

軽度(ハミルトンI〜II):予防的治療を始めるべきタイミング
ハミルトンI〜IIは、薄毛の自覚がほとんどない、もしくは軽度の生え際後退がある段階です。
AGAは進行性の疾患です。この段階で治療を開始することで、進行を遅らせる選択肢が広がります。
出典: 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(日本皮膚科学会)
軽度であれば、フィナステリドの単剤療法がファーストチョイスとして検討されることが多いです。守りの薬でDHTを抑え、それ以上の進行を食い止める「予防的治療」の考え方です。
「まだ薄いから様子を見る」か「早期に予防的治療を始める」かは、進行速度や遺伝的背景も考慮したうえで医師と相談して決めるとよいでしょう。
中等度(ハミルトンIII〜IV):単剤か併用か、選択の分岐点
ハミルトンIII〜IVは、M字の後退が明確になり、頭頂部にも薄毛が及び始める段階です。外見上の変化を自覚することが多く、治療のモチベーションが高まりやすい段階でもあります。
この段階では、フィナステリド単剤で進行を抑えるか、発毛促進のためにミノキシジル外用薬を加えた併用療法にするかが、分岐点になります。
出典: 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(日本皮膚科学会)
フィナステリドで効果が不十分な場合、デュタステリドへの切り替えを検討するタイミングでもあります。目安として、フィナステリド服用開始から6ヶ月以上経過しても脱毛進行が続く場合は、担当医師に相談することが望ましいとされています。
進行度が高い場合(ハミルトンV以上):併用療法と高度治療の位置づけ
ハミルトンV以上では、前頭部と頭頂部の薄毛がつながりつつある、または広範囲に進行した状態です。
この段階では単剤より、5αリダクターゼ阻害薬+ミノキシジルの併用療法が選択肢の中心になります。デュタステリドの強力なDHT抑制(約98%)を活かしつつ、ミノキシジルで発毛を促進する組み合わせが多く取られます。
出典: ザガーロカプセル 添付文書(PMDA)
出典: 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(日本皮膚科学会)
薬物療法で効果が限定的な場合、自毛植毛(ガイドライン推奨度B)が高度治療の選択肢として存在します。ただし外科的処置であるため、リスクや費用について医師と十分に相談したうえで検討する段階です。
出典: 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(日本皮膚科学会)
AGAは「完治」ではなく「進行を管理する」ことが治療目標。継続的な治療と定期的な経過観察が前提です。
フィナステリドとデュタステリドの違い|数値で徹底比較
「守り」の治療薬として代表的な2剤、フィナステリドとデュタステリド。どちらも同じ5αリダクターゼ阻害薬ですが、作用の強さと副作用プロファイルに明確な違いがあります。
DHT抑制率・阻害する型・承認データの3点比較
2剤の主要な違いを数値で整理すると以下の通りです。
| 比較項目 | フィナステリド | デュタステリド |
|---|---|---|
| 阻害する5αリダクターゼ | II型のみ | I型・II型両方 |
| 血清DHT抑制率(目安) | 約70% | 約98% |
| 日本皮膚科学会推奨度 | A(推奨) | A(推奨) |
| 国内承認 | あり(1mg/日) | あり(0.5mg/日) |
| 副作用発現(性機能系) | 性欲減退1.1%、勃起機能不全0.7% | 勃起機能不全4.3%、リビドー減退3.9% |
| 月額費用目安 | 3,000〜4,000円台 | 7,000〜10,000円台 |
DHT抑制率の差(70% vs 98%)は、治療効果の強さだけでなく副作用リスクとも関連します。強力に抑制するデュタステリドは発毛効果が高い一方、性機能関連の副作用発現率がフィナステリドよりやや高い傾向にあります。
出典: プロペシア錠 添付文書(PMDA)
出典: ザガーロカプセル 添付文書(PMDA)
フィナステリドは月額3,000円台から入手可能なクリニックが多く、長期継続のコストを抑えやすい。
フィナステリドで効果が出にくいときにデュタステリドへ切り替えるタイミング
フィナステリドで治療を開始したものの、6ヶ月以上経過しても脱毛の進行が続く場合や、髪の密度改善が見られない場合は、デュタステリドへの切り替えを担当医師に相談するとよいでしょう。
I型の5αリダクターゼが優位に働いているケースでは、II型のみを阻害するフィナステリドでは効果が限定的になる場合があります。デュタステリドはI型も阻害するため、このようなケースでより強力な効果が期待できます。
出典: ザガーロカプセル 添付文書(PMDA)
出典: 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(日本皮膚科学会)
切り替えの判断は必ず医師の診断を経て行います。自己判断での薬剤変更は推奨されません。
治療薬の副作用|種類別の発現率と起きたときの対処
AGA治療はいずれも自由診療(保険適用外)です。効果とともに副作用のリスクを正確に理解したうえで、医師と相談しながら服用するのが安全な治療の進め方です。
出典: 厚生労働省 医療広告ガイドライン(自由診療の表示義務)
フィナステリド・デュタステリドで気をつけたいこと
5αリダクターゼ阻害薬に共通する主な副作用は性機能関連の症状です。フィナステリド添付文書(PMDA)に記載されている発現率は以下の通りです。
出典: プロペシア錠 添付文書(PMDA)
- 性欲減退: 約1.1%
- 勃起機能障害: 約0.7%
- 肝機能障害: 頻度不明
デュタステリドの国内第II/III相試験(52週)では、勃起機能不全4.3%、リビドー減退3.9%、射精障害1.3%が報告されています(PMDA添付文書)。
出典: ザガーロカプセル 添付文書(PMDA)
これらの副作用は、服薬を中止することで多くの場合に可逆的(回復可能)とされています。ただし一部に服薬中止後も症状が続く例が報告されているため、気になる症状があれば早期に医師に相談してください。
出典: プロペシア錠 添付文書(PMDA)
また、まれに抑うつ・意欲低下などの精神症状も報告されています。日常生活に支障をきたす変化を感じた場合は、すみやかに受診することが大切です。
出典: プロペシア錠 使用上の注意改訂(PMDA 2023年)
妊婦・妊娠の可能性がある女性は接触禁忌。同居する場合は保管・取り扱いに注意が必要です。
ミノキシジル(外用・内服)で気をつけたいこと
ミノキシジル外用薬の主な副作用は、頭皮のかゆみ・発疹・接触皮膚炎です。初期脱毛(シェディング)が起きることがありますが、これは一時的な現象であり治療の中断理由にはなりません(詳細は次セクションで解説)。
出典: ミノキシジル外用薬 添付文書(PMDA OTC医薬品情報)
ミノキシジル内服薬(国内未承認)では、多毛症(約15.1%)が最も頻度の高い副作用です。循環器系の副作用(めまい・動悸・むくみ・血圧低下)にも注意が必要で、持病(心疾患・低血圧等)がある場合は処方可否を医師と慎重に確認することを推奨します。
出典: Safety of low-dose oral minoxidil for hair loss: A multicenter study of 1404 patients(J Am Acad Dermatol 2021, PMID 33639244)
内服薬は国内未承認であるため、副作用が生じても医薬品副作用被害救済制度の対象外です。この点を十分に理解したうえで、担当医師との継続的なモニタリングが重要となります。
出典: 厚生労働省 医療広告ガイドライン(未承認医薬品等の表示に関する留意点)
副作用が出たときの受診・相談先と、治療を中断する場合のリバウンドリスク
副作用が気になる場合は、処方を受けたクリニックの担当医師に相談するのが最初のステップです。自己判断で急に服薬を中止することは推奨されません。
治療を中断した場合、DHT値は徐々に元の水準に戻り、脱毛が再開するリスクがあります。フィナステリド・デュタステリドは服薬中止後、数ヶ月以内に治療前の状態に戻り始めるとされています。長期継続が効果維持の前提です。
出典: プロペシア錠 添付文書(PMDA)
出典: ザガーロカプセル 添付文書(PMDA)
中断を検討する場合は、担当医師と脱毛リバウンドのリスク・別の治療法への切り替えについて相談したうえで判断するとよいでしょう。
効果が出るまでの期間|3ヶ月・6ヶ月・1年の変化と初期脱毛の正体
AGA治療を始めた方の多くが「いつ効果が実感できるのか」と不安になります。薬の効果実感には時間がかかるため、治療の各段階で何が起きているかを理解しておくことが、継続のカギになります。
| 期間 | 起きていること | 目安 |
|---|---|---|
| 〜3ヶ月 | 初期脱毛が起きることがある。DHT抑制が始まり、毛周期がリセットされる | 「変化を感じにくい」時期 |
| 3〜6ヶ月 | 脱毛の進行が落ち着いてくる。新しい産毛が生え始めることも | 抑制効果の実感が始まる |
| 6ヶ月〜1年 | 髪の密度・太さの改善を実感できる場合が増える | 発毛効果の評価時期 |
| 1年以上 | 維持・改善の継続。服薬継続が効果持続の条件 | 長期管理フェーズ |
治療開始から2週間〜3ヶ月の間に、一時的な抜け毛の増加(初期脱毛・シェディング)が起きることがあります。休止期にあった毛髪が、成長期に移行する新しい毛に押し出されて抜ける現象です。
初期脱毛について知っておくべき3点を整理します。
- 休止期の毛髪が新しい成長期の毛に押し出されることで生じる一時的な現象であること
- 通常2〜3ヶ月で収束し、その後は毛髪密度の改善に向かうこと
- 個人差があり、全員に起こるわけではないこと
初期脱毛は「治療が始まったサイン」。極端な抜け毛や他症状を伴う場合は担当医師に相談を。
AGA治療が受けられるクリニック5院を比較
以下は、オンライン診療に対応したAGAクリニック5院の基本情報をまとめた比較表です。月額費用は各クリニック公式サイトの料金情報に基づき、執筆時点のものです。最新情報は各クリニック公式サイトでご確認ください。
| クリニック | 予防プラン月額 | 初診料 | 全額返金保証 |
|---|---|---|---|
| クリニックフォア | 月額3,650円〜(定期配送) | 無料 | あり |
| AGAヘアクリニック | 月額1,800円〜(初月)/ 3,600円〜(2ヶ月目以降) | 無料 | なし |
| 湘南AGAクリニック | 月額3,000円〜 | 無料 | あり |
| AGAスキンクリニック | 月額3,700円〜(初月)/ 6,600円〜(2ヶ月目以降) | 無料 | あり |
| レバクリ | 月額1,349円〜(定期12ヶ月) | 無料 | あり(副作用時) |
おすすめAGAクリニック5選|種類別の薬をオンラインで処方してもらえる
フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジルの3系統を、種類ごとに処方してもらえるかどうかも、クリニック選びの重要な軸です。ここでは、オンライン診療に対応し初診から受診できる5院を紹介します。
クリニックフォア
| クリニックフォアの基本情報 | |
|---|---|
| 予防プラン料金 | 月額3,650円〜(定期配送) |
| 発毛プラン料金 | 月額9,800円〜(定期配送) |
| 初回料金 | 1,760円(予防プラン・定期配送初月) |
| 治療薬 | フィナステリド / デュタステリド / ミノキシジル |
| 初診料・カウンセリング | 無料 |
| オンライン診療 | 対応 |
| クリニック数 | 10院以上 |
| 全額返金保証 | あり |
- 初月1,760円(予防プラン・定期配送初月)から治療を開始できる
- 全国10院以上展開+オンライン診療にも対応
- 効果を実感できない場合の全額返金保証制度あり
クリニックフォアは東京・大阪・埼玉・福岡など10院以上を展開し、オンライン診療にも対応しているクリニックです。初診料無料で、予防プランは定期配送で月額3,650円から利用できます。
定期配送初月割引キャンペーンを実施しており、初月1,760円(予防プラン)から始められます。
フィナステリド・デュタステリドの処方に加え、ミノキシジル内服薬(月額7,400円)も取り扱いがあります。発毛プランは月額9,800円から(定期配送)と、複数の治療選択肢を比較しやすいクリニックです。
全額返金保証があります(初回決済日から19日以内かつ定期配送プランが対象。医師が体に合わないと判断した場合に限ります)。詳細な適用条件は公式サイトでご確認ください。
支払方法はクレジットカード・GMO後払い・代金引換・Paidy・Amazon Payと幅広く対応しています。
AGAヘアクリニック
| AGAヘアクリニックの基本情報 | |
|---|---|
| 予防プラン料金 | 月額1,800円〜(初月)/ 月額3,600円〜(2ヶ月目以降) |
| 発毛プラン料金 | 月額10,800円〜 |
| 初回料金 | 1,800円(予防プラン初月) |
| 治療薬 | フィナステリド / デュタステリド / ミノキシジル |
| 初診料・カウンセリング | 無料 |
| オンライン診療 | 対応 |
| クリニック数 | 10サロン以上 |
| 全額返金保証 | なし |
- 初月1,800円(予防プラン初月)から治療を開始できる
- 全国13院展開+オンライン診療にも対応
- 初診料・カウンセリングが無料
AGAヘアクリニックは東京・埼玉・千葉・大阪・京都・兵庫の10サロン以上でサービスを提供しており、オンライン診療にも対応しているクリニックです。初診料は無料で、予防プランの初月は1,800円と業界内でも低価格の部類に入ります。
2ヶ月目以降は月額3,600円と、長期継続しやすい料金設定が特徴です。
オンライン診療では、フィナステリドが月額3,600円(2ヶ月目以降)、デュタステリドが月額7,200円で処方を受けられます。ミノキシジル内服薬はオンライン診療でも処方対応しており、月額9,000円(オンライン)です。最新情報は公式サイトでご確認ください。
来院診療とオンライン診療の両方に対応しているため、対面での診察と組み合わせた治療管理も可能です。
湘南AGAクリニック
| 湘南AGAクリニックの基本情報 | |
|---|---|
| 予防プラン料金 | 月額3,000円〜 |
| 発毛プラン料金 | 月額9,980円〜 |
| 初回料金 | 3,000円〜 |
| 治療薬 | フィナステリド / ミノキシジル |
| 初診料・カウンセリング | 無料 |
| オンライン診療 | 対応 |
| クリニック数 | 100院以上 |
| 全額返金保証 | あり |
- 予防プラン月額3,000円〜から治療可能
- 全国100院以上展開+オンライン診療にも対応
- 効果を実感できない場合の全額返金保証制度あり
湘南AGAクリニックは100院以上を全国展開しており、オンライン診療にも対応しているクリニックです。初診料無料で、送料も無料という点が支持される理由の一つです。
予防プランは月額3,000円から、発毛プランは月額9,980円からと、料金体系がわかりやすい構成です。フィナステリド(月額3,000円)・ミノキシジルタブレット(月額8,140円)の取り扱いに加え、自毛植毛・メソセラピーにも対応しています。
全国主要都市に院を持つため、「まずオンラインで受診し、必要があれば近くの院で対面診察を受ける」という使い方ができます。地方在住の方にもアクセスしやすいクリニックです。
全額返金保証が設けられています。ただし、返金保証を受けるにはオンライン診療後1ヶ月以内に来院して頭部写真・マイクロスコープ撮影が必要など条件があります。詳細は公式サイトでご確認ください。
AGAスキンクリニック
| AGAスキンクリニックの基本情報 | |
|---|---|
| 予防プラン料金 | 月額3,700円〜(初月)/ 月額6,600円〜(2ヶ月目以降) |
| 発毛プラン料金 | 月額16,800円〜 |
| 初回料金 | 3,700円(予防プラン初月) |
| 治療薬 | フィナステリド / デュタステリド / ミノキシジル |
| 初診料・カウンセリング | 無料 |
| オンライン診療 | 対応 |
| クリニック数 | 60院以上 |
| 全額返金保証 | あり |
- 初月3,700円(予防プラン初月)から治療を開始できる
- 全国60院以上展開+オンライン診療にも対応
- 効果を実感できない場合の全額返金保証制度あり
AGAスキンクリニックは全国60院以上を展開し、オンライン診療にも対応しているクリニックです。初診料無料で、のりかえ割・学割・ペア割といったキャンペーンが充実しているのが特徴です。
予防プラン初月は3,700円で試験的に始めることができ、2ヶ月目以降は月額6,600円です。初診料・血液検査が無料のため、検査費用を別途用意する必要がなく費用管理がしやすいメリットです(医師の判断により採血費用が発生する場合があります。詳細は公式サイトでご確認ください)。
フィナステリド・デュタステリドの処方に加え、メソセラピーも対応しています。送料が無料なため、毎月の実質費用を抑えやすい設計です。
全額返金保証が設けられています。適用条件の詳細は公式サイトでご確認ください。支払方法はクレジットカード・メディカルローン・現金・PayPayに対応しています。
レバクリ
| レバクリの基本情報 | |
|---|---|
| 予防プラン料金 | 月額1,349円〜(定期配送12ヶ月) |
| 発毛プラン料金 | 月額1,650円〜(定期配送12ヶ月) |
| 初回料金 | 1,349円(育毛プラン)(定期配送12ヶ月) |
| 治療薬 | フィナステリド / デュタステリド / ミノキシジル |
| 初診料・カウンセリング | 無料 |
| オンライン診療 | 対応 |
| クリニック数 | 全国対応(オンライン診療) |
| 全額返金保証 | あり |
- 予防プラン月額1,349円〜(定期配送12ヶ月)から治療可能
- オンライン診療に対応し、自宅から受診できる(必要に応じて対面検査が行われる場合があります)
- 効果を実感できない場合の全額返金保証制度あり
レバクリはオンライン診療に対応しており、自宅から受診・処方・薬の受け取りまで完結できるクリニックです。定期配送12ヶ月プランでは、予防プランが月額1,349円からと、継続コストを重視する方に向いています。
デュタステリドは月額4,950円での処方が可能です。フィナステリド・デュタステリドに加え、ミノキシジルも取り扱っています(月額1,500〜3,984円)。治療薬の種類を抑えながらコスト効率を重視した運用をしたい方に選ばれています。
全額返金保証が設けられていますが、適用条件は「副作用が出た場合」に限定されています。発毛効果に関する返金保証ではない点を事前に確認してください。
よくある質問
自分がAGAのI型かII型かはどうすれば分かりますか?
自分の薄毛に5αリダクターゼI型とII型のどちらが優位に関与しているかを、自己判断で特定することはできません。医療機関でホルモン検査・頭皮診断を受けたうえで、医師が総合的に判断します。
臨床的には「フィナステリド(II型阻害)を数ヶ月試して効果が不十分な場合、デュタステリド(I型+II型阻害)に切り替える」という方法が取られることが多いです。
出典: プロペシア錠 添付文書(PMDA)
出典: ザガーロカプセル 添付文書(PMDA)
フィナステリドとデュタステリドはどちらから始めるべきですか?
一般的には、副作用発現率が低く長期データが豊富なフィナステリドから始めることが多いです。進行が速いAGAや、フィナステリドで効果が不十分な場合にデュタステリドへ切り替えるパターンが標準的な流れです。
出典: 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(日本皮膚科学会)
ただし個人の進行ステージ・副作用リスク・コストを考慮したうえで、担当医師と相談して決めることが大切です。
ミノキシジル内服薬(ミノタブ)はどのクリニックでも処方してもらえますか?
処方の可否はクリニックによって異なります。国内未承認薬であるため、処方方針・取り扱い薬剤はクリニックごとに異なります。初診前に公式サイトや問い合わせで確認することをおすすめします。
出典: 厚生労働省 医療広告ガイドライン(未承認医薬品等の表示に関する留意点)
個人輸入でAGA治療薬を購入するリスクはありますか?
AGA治療薬(フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジル)は処方箋医薬品であり、医師の診断と処方が必要です。医療機関を通じて入手するのが一般的な方法です。
出典: プロペシアの個人輸入に関する注意喚起(厚生労働省 2005年)
医師の管理なしに服用を続けると、副作用の早期発見が難しくなるリスクがあります。継続的な安全管理のためにも、クリニックでの処方・定期的なフォローアップを受けることが望ましいとされています。
出典: 個人輸入した医薬品等にご注意!(国民生活センター 2023年)
治療を途中でやめると抜け毛は元に戻りますか?
フィナステリド・デュタステリドは服薬を中止すると、数ヶ月以内にDHT値が元の水準に戻り始め、脱毛が再開するリスクがあります。これは薬の効果が継続服用を前提としているためです。
出典: プロペシア錠 添付文書(PMDA)
出典: ザガーロカプセル 添付文書(PMDA)
中断を検討する場合は、リバウンドリスクと代替手段について担当医師に相談したうえで判断することを推奨します。
ジェネリック薬は先発品と効果に差がありますか?
ジェネリック薬(後発品)は先発品と同一の有効成分・同一の投与量を含み、生物学的同等性試験によって同等の体内動態が確認された薬剤です。フィナステリド・デュタステリドのジェネリックは国内で承認を受けており、先発品と同等の有効性が期待されます。
月額費用は先発品より安くなることが多く、長期継続のコストを抑えたい場合に選択肢となります。担当医師に相談して処方可能かどうかを確認してください。
まとめ
AGAの種類は「5αリダクターゼI型・II型の違い」「頭頂部型・前頭部型・びまん性の部位パターン」「ハミルトン-ノーウッド分類の進行ステージ」という3軸で整理されます。自分の種類を把握することが、治療薬選びの出発点です。
出典: 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(日本皮膚科学会)
治療薬は守りの5αリダクターゼ阻害薬(フィナステリド・デュタステリド)と攻めの発毛促進薬(ミノキシジル)の2方向があります。フィナステリドはDHT約70%抑制でコストと副作用バランスに優れ、デュタステリドは約98%抑制で強力な効果が期待できます。進行度が高い場合は両系統の併用療法も選択肢です。
出典: プロペシア錠 添付文書(PMDA)
出典: ザガーロカプセル 添付文書(PMDA)
副作用は種類ごとに異なる発現率・症状があります。治療を開始する前に、担当医師とリスクと効果のバランスを十分に話し合うことが重要です。
効果実感には3〜6ヶ月かかるのが一般的です。治療開始直後に起きる初期脱毛は、多くの場合2〜3ヶ月で収束する一時的な現象であり、全員に起こるわけではありません。このことを知っておくだけで、継続治療のハードルが下がります。
クリニック選びでは月額費用・オンライン診療の対応可否・返金保証の適用条件・処方できる薬の種類を確認したうえで、自分の治療ニーズに合ったクリニックを選ぶとよいでしょう。まずは無料の初診相談から気軽に始めてみてください。
【ご注意】AGA治療は自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があり、すべての方に同様の効果が得られるとは限りません。ミノキシジル内服薬は国内未承認薬のため副作用被害救済制度の対象外です。副作用・治療中止後のリバウンドリスクについては担当医師にご相談ください。妊婦・妊娠の可能性がある女性は使用禁忌です。

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