Your Doctor|監修:加藤 侑 先生(かとう歯科クリニック 院長/日本歯科保存学会 専門医)
「家族に歯ぎしりを指摘された」「朝起きると顎が疲れている」。そんなとき、まず気になるのは「なぜ自分は歯ぎしりをするのか」ではないでしょうか。
多くの記事に「原因はストレス」と書かれています。たしかにストレスは関わっていますが、それだけではありません。そして歯ぎしりの原因は、現在もまだ特定されていません。本記事を監修した歯科医師(日本歯科保存学会 専門医)の言葉です。
この記事では、わかっていることとまだわかっていないことを分けて整理し、ご自身に当てはまりそうな要因の見つけ方までをお伝えします。
この記事でわかること
歯ぎしりの原因・睡眠中と日中の違い・受診の目安まとめ
歯ぎしりの原因は医学的に特定されていませんが、睡眠中は眠りの浅さやストレス・飲酒・薬・睡眠時無呼吸・胃食道逆流、日中は上下の歯を接触させる癖(TCH)や姿勢が関わるとされ、思い当たる要因に応じて歯科や睡眠を扱う医療機関へ相談するのが目安になります。
歯ぎしり原因はどこまで解明されているのか
睡眠中の歯ぎしりと日中の食いしばりで、関わる要因がどう違うのか
歯ぎしりをしやすい人の特徴と、原因の見当がついたあと何から始めればよいのか
歯ぎしり原因はストレスだけ?わかっていることと、まだわかっていないこと

原因はひとつに特定できていません。関わるとされているのは、精神的なストレスや緊張、飲酒・喫煙・カフェイン、中枢神経に作用する一部の薬、睡眠時無呼吸症候群、胃食道逆流、遺伝的な体質、そして日中に上下の歯を接触させる癖(TCH)です。ストレスはそのうちのひとつにすぎません。厚生労働省も日本歯科医師会も、原因については慎重な書き方をしています。一方で、睡眠中の歯ぎしりが眠りの浅くなる瞬間に集中して起こることは、はっきりしてきました。決定的な原因はわかっていないけれども、起こりやすい条件はわかってきている、というのが現在の状況です。
歯ぎしりは、噛む・飲み込むという目的以外で上下の歯を強く擦り合わせたり噛みしめたりする状態をいいます。医学的にはブラキシズムと呼ばれ、睡眠中に起こるものと起きている間に起こるものに分けられます。
公的機関は「原因は不明」と記している
厚生労働省のe-ヘルスネットは、歯ぎしりの原因を「ストレスや歯並びなどが考えられていますが、現時点では不明」と記しています。(※1)日本歯科医師会も、噛み合わせとの関係について「咬合関係と歯ぎしりとの関連性には議論がある」としています。(※2)噛み合わせが悪いことが原因だと言い切れるわけではありません。
MSDマニュアル プロフェッショナル版は「多因子性の病態」と位置づけ、リスク因子に睡眠障害・精神的ストレス・胃食道逆流症・閉塞性睡眠時無呼吸症を挙げています。(※3)複数の要因が重なって起こるが、決定的な原因は特定されていないというのが現在の理解です。
噛み合わせと歯ぎしりの関係に関連する記事はこちら⇒噛み合わせとは?
わかっていること:睡眠中の歯ぎしりの8割以上は、浅い眠りのタイミングで起きている
一方で、はっきりしてきたこともあります。日本補綴歯科学会の会誌に掲載された報告では、睡眠時の歯ぎしりの80%以上が「微小覚醒」に伴って生じるとされています。微小覚醒とは、眠っている間に中枢神経と交感神経の働きが一時的に高まり、浅い眠りに切り替わる現象です。(※4)
つまり睡眠中の歯ぎしりは、眠りが浅くなる瞬間に集中して起こっています。意識しても止まらないのは無意識のうちに起きているためで、ここが手の打ちどころになります。
なぜ「睡眠中」と「日中」を分けて考える必要があるのか
同じ「歯ぎしり」という言葉で呼ばれていても、睡眠中に起こるものと日中に起こるものでは、関わる要因も気づき方も違います。睡眠中のものには眠りの浅さ、睡眠の病気、嗜好品、薬、遺伝が関わり、自分ではほとんど気づけません。日中のものは癖や姿勢、緊張が関わり、意識すれば気づくことができます。原因を探すときも対策を考えるときも、まずどちらなのかを分けておくと道筋がはっきりします。

| 睡眠中の歯ぎしり | 日中の食いしばり | |
|---|---|---|
| 医学的な呼び方 | 睡眠時ブラキシズム | 覚醒時ブラキシズム |
| 自覚 | ほとんどない。周囲に指摘されて気づくことが多い | 言われれば思い当たることがある |
| 音 | ギリギリという音が出ることがある | ほとんど音は出ない |
| 主に関わるとされる要因 | 眠りの浅さ/精神的なストレスや緊張/飲酒・喫煙・カフェイン/中枢神経に作用する一部の薬/睡眠時無呼吸症候群/胃食道逆流/遺伝的な体質 | 上下の歯を接触させる癖(TCH)/集中作業と前かがみの姿勢/緊張する場面や力を入れる動作 |
歯ぎしりの3つの種類
| 種類 | 歯の動き |
|---|---|
| グラインディング | 上下の歯を擦り合わせる。ギリギリと音が出やすい |
| クレンチング | 上下の歯を強く噛みしめる。音は出にくい |
| タッピング | 上下の歯をカチカチと噛み合わせる |
この3つはどれかひとつに限られるわけではなく、複数が混ざって現れることもあります。
音がしないからといって、力が弱いとは限らない
周囲から指摘されていないことは、力が弱いことの証明にはなりません。音が出るのは歯を擦り合わせるタイプが中心で、強く噛みしめるタイプや日中の食いしばりはほとんど音を立てないためです。むしろ音がしないタイプのほうが、周囲にも本人にも気づかれないまま続いていることがあります。
さらに、睡眠中は無意識のうちに起こるため、食事のときのように「痛い」「疲れた」と感じて力をゆるめることができません。一回ごとの強さが同じでも、気づかないまま毎晩続けば負担は積み上がっていくと考えられます。
なお「体重の何倍もの力がかかる」という説明を見かけることがありますが、出典が示されているものは見当たりませんでした。数字の大きさよりも、無意識に長く続くことのほうが問題だと理解しておくとよいでしょう。
睡眠中の歯ぎしりには何が関わっているのか
睡眠中の歯ぎしりに関わるとされる要因は、大きく5つに整理できます。心の状態(ストレスや緊張)、就寝前の嗜好品(アルコール・タバコ・カフェイン)、中枢神経に作用する薬、眠りを妨げる病気(睡眠時無呼吸症候群と胃食道逆流)、生まれ持った体質です。いずれも共通しているのは、眠りを浅くする方向に働くという点です。睡眠中の歯ぎしりは眠りが浅くなる瞬間に集中して起こるため、これらが重なるほど頻度や強さが増しやすくなります。就寝時間が不規則、寝る直前までスマートフォンを見ている、寝室が明るいといった条件も同じ方向に働きます。
精神的なストレスや緊張
日本歯科医師会は関連する要因にストレス・疲労・不安を挙げています。(※2)強い緊張が続くと交感神経が優位になり、眠っている間も心身が休まりにくくなります。ただし同じ資料には、ストレスを与える実験で頻度が上がる傾向は見られるものの、すべての人に一貫した関連があるわけではないとも記されています。
飲酒・喫煙・カフェイン
飲酒・喫煙・カフェインは睡眠時の歯ぎしりのリスク因子に挙げられています。(※4)アルコールは寝つきをよくするように感じられますが、その後の眠りを浅くします。ニコチンとカフェインには脳を興奮させる作用があります。就寝前の数時間だけでも控えると、眠りの深さは変わってきます。
服用している薬
カルシウム拮抗薬や選択的セロトニン再取り込み阻害薬など、中枢神経に作用する薬が関わることも報告されています。(※4)ただし自己判断で薬をやめないでください。服薬は本来の病気の治療に必要なもので、中断のほうが大きな不利益になりえます。気になる場合は、歯ぎしりがいつから始まったか、薬を飲み始めた時期と重なっていないかを整理して、処方した医師に相談してください。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群のうち、気道が狭くなって呼吸が止まる「閉塞性」のタイプは、歯ぎしりと関係があることが知られています。(※3)呼吸が止まったあと再開するときに、眠りが浅くなる瞬間が生じるためです。大きないびきを指摘される方、日中に強い眠気がある方は、歯ぎしり以外の理由でも一度調べておく価値があります。この場合は歯科だけで完結せず、睡眠を扱う医療機関との連携が必要になります。
胃食道逆流
あまり知られていませんが、胃酸の逆流との関係を示す研究があります。鹿児島大学の宮脇正一教授らの研究(※5)では、歯ぎしりが胃食道逆流によって生じ、唾液を飲み込むことで食道内の酸を中和する生体防御反応ではないか、という仮説が検証されています。胃酸の分泌を抑える薬が歯ぎしりの頻度を有意に減少させたことも報告されています。
歯ぎしりが体を守る働きの一部かもしれない、という見方です。仮説の段階ですが、胸やけや酸っぱいものが上がる感じが続く方は頭に置いておくとよいでしょう。
なお、ここで登場する薬は胃酸を抑えるためのもので、歯ぎしりの治療薬として承認されているものではありません。研究の中で観察された結果として理解してください。
遺伝や体質
双子を対象にした研究や家族内での集まりやすさを調べた研究から、遺伝的な要因の報告もあります。セロトニン2A受容体遺伝子の個人差との関連も示されています。(※4)親も歯ぎしりをしていた方は体質として起こりやすい可能性がありますが、眠りを浅くする要因を減らすことはできます。
日中の食いしばりはなぜ起こるのか

日中の食いしばりは、上下の歯を接触させる癖が中心です。本来、口を閉じて安静にしているとき、上下の歯の間には1〜3mmの隙間があり、歯が触れ合うのは噛むときと飲み込むときだけです。ところがパソコンやスマートフォンに集中しているとき、人前で話す前などの緊張する場面、重いものを持ち上げるような力を入れる動作では、無意識に歯を接触させてしまいます。睡眠中と違って自覚しやすいため、気づけば減らしていける部分でもあります。
TCH(上下の歯を接触させる癖)
この癖はTCH(歯列接触癖)と呼ばれます。(※6)問題になるのは力の強さではなく、接触している時間の長さです。弱い接触でも一日に何時間も続けば、顎の筋肉は休む機会を失います。対処はシンプルで、唇を閉じて歯を離すことを意識し、それを一日に何度も繰り返します。目につく場所に「上下の歯を合わせない」と書いた紙を貼って思い出す方法も紹介されています。(※6)
パソコンやスマートフォンへの集中と姿勢
集中しているとき、呼吸や姿勢と同じように、口の中の状態には注意が向きません。(※6)そこに姿勢の影響が重なります。画面をのぞき込むと頭が前に出て、それを支えるために首から顎の周りの筋肉が働き続けることになります。長時間のデスクワークで夕方に顎の疲れを感じる方は、歯の接触と姿勢の両方を見直す価値があります。
緊張する場面や力を入れる動作
力を入れるときに歯を噛みしめるのは、体を安定させるための自然な反応です。問題になるのは、その場面が日常的に繰り返されるときです。仕事の緊張が毎日続いている、日課の運動で毎回強く噛んでいる。こうした状態では顎の筋肉が緩む時間を確保できません。緊張する場面が終わったあとに、意識して口をゆるめる習慣をつけておくと変わってきます。
歯ぎしりをしやすい人にはどんな特徴があるのか
歯ぎしりをしやすい人に共通しているのは、ひとつの決定的な特徴ではなく、眠りを浅くする条件が重なっていることです。条件がひとつだけなら影響は限られますが、飲酒と喫煙、不規則な睡眠、いびき、胸やけといったものが重なると、浅い眠りに切り替わる回数そのものが増えていきます。日中の食いしばりも同じで、集中する時間の長さと緊張の持続が重なるほど、歯が触れ合っている時間が伸びます。以下のチェック項目は、要因がいくつ重なっているかの確認です。
- 就寝前にお酒を飲む習慣がある
- 喫煙している、またはカフェインを夕方以降にとることが多い
- 就寝時間が不規則、または睡眠時間が足りていない
- 大きないびきがある、日中に強い眠気がある
- 胸やけや、酸っぱいものが上がってくる感じがある
- デスクワークやスマートフォンを見る時間が長い
- 強い緊張やプレッシャーが続いている
- 家族に歯ぎしりをする人がいる
当てはまる項目が多い方は、このあと紹介する『原因の見当がついたら〜』の項にある対策を、ぜひ今日から一つでも試してみてください。
当てはまる項目が多いほど要因が重なっている可能性があります。ただし、これで歯ぎしりの有無が決まるわけではありません。
歯や口に現れやすい変化
歯ぎしりは自分では気づきにくいものですが、口の中には手がかりが残ります。歯科医院では、どこをどの順番で見ているのでしょうか。
歯や顎への負担が続くと、歯が欠ける、詰め物が外れる、顎関節症、頭痛や肩こりといった影響につながることもあります。早めに手を打つことが大切です。歯ぎしりをしているかを確かめる方法や、放置した場合に起こりうるトラブルは、別の記事で詳しく解説しています。
歯ぎしりのセルフチェックと放置したときのトラブルに関連する記事はこちら⇒【医師監修】歯ぎしりの対策|マウスピースからセルフケアまで治し方を解説
原因の見当がついたら、まず何をすればよいのか
まずは歯科医院に相談してください。原因が特定されていないとはいえ、要因の見当がつけば手の打ちどころは絞れます。いびきや日中の眠気があれば睡眠の状態を調べる、胸やけがあれば消化器内科に相談する、就寝前の飲酒やカフェインを控える、日中の食いしばりに気づく訓練をする。並行して、歯そのものを守る手立てとしてマウスピース(ナイトガード)の装着を検討します。どの要因が強く関わっているかで優先順位が変わるため、次の表に整理しました。
要因のタイプによって、優先することが変わる
| 当てはまりそうな要因 | 先に相談・見直しをするとよいこと |
|---|---|
| いびき・日中の眠気がある | 耳鼻咽喉科や呼吸器内科、睡眠を扱う医療機関で睡眠の状態を調べる |
| 胸やけ・酸の込み上げがある | 消化器内科で胃食道逆流の有無を相談する |
| 就寝前の飲酒・喫煙・カフェイン | 就寝前の数時間だけでも控えて、眠りの深さの変化をみる |
| 日中の食いしばり・TCH | 上下の歯を離すことを意識する。目につく場所に貼り紙をして思い出す工夫も有効 |
| 服用中の薬が気になる | 自己判断で中止せず、処方した医師に相談する |
| いずれも当てはまらない | 歯科医院で口の中を診てもらう |
表のどれに当てはまる場合でも、歯そのものを守る手立ては並行して必要になります。そして必ず聞かれるのが、噛み合わせや歯並びを治せば歯ぎしりも治るのか、という点です。
噛み合わせの治療は歯ぎしりを止めるためではなく、力が一部の歯に集中しないようにするためのもの、という整理になります。
歯ぎしりがある場合の治療・修復の考え方
あわせて知っておきたいのが、歯ぎしりがあると歯の治療の選び方も変わることです。強い力が繰り返しかかる前提で計画を立てる必要があるため、詰め物や被せ物に使う材料、被せ方の設計、選択肢そのものまで判断が変わってきます。硬さの足りない材料は割れたりすり減ったりしやすく、あえて金属を選ぶこともあります。ブリッジを第一選択とせず、入れ歯やインプラントを検討する場合もあり、割れにくさを考えて歯全体を覆う設計が選ばれることも多くなります。そして最終的には、歯を守るためのマウスピースの製作が必要になってきます。
なお、被せ物やインプラント、入れ歯には保険が適用されるものと自由診療のものがあり、費用の目安も耐久性も異なります。自由診療を選ぶ場合は、費用とあわせて起こりうるリスクや再治療の可能性についても説明を受けてください。
初診の問診で歯ぎしりについて聞かれないこともあります。朝に顎が疲れるなどの心当たりがあれば、自分から伝えておくと確実です。
受診の目安と、何科に相談するか
歯ぎしりが疑われるとき、最初の相談先は歯科医院です。歯や顎の状態を確認したうえで、睡眠や消化器の問題が疑われれば他の科をすすめられることもあります。判断に迷いやすいのが、歯ぎしりに関係した痛みです。虫歯の痛みとは現れ方が違うため、見過ごされやすいところがあります。監修医によると、患者さんの訴え方には特徴があります。
一本を指せず、痛みに波があり、自然に治まったり痛み止めで収まったりする。ここが見過ごされやすい点です。痛みが引いても力がかかっている状態は変わらないため、繰り返しているなら治まっているうちに相談しておくほうが安心です。
歯ぎしりの原因に関するよくある質問
歯ぎしりの原因について、よく寄せられる質問をまとめました。
歯ぎしりの原因は何ですか?
ひとつに特定されていません。厚生労働省も「現時点では不明」としています。(※1)わかっているのは、複数の要因が重なって起こるということです。睡眠中の歯ぎしりには、ストレス、就寝前のアルコールやタバコ、カフェイン、一部の薬、遺伝的な体質、睡眠時無呼吸症候群や胃食道逆流といった病気が関わるとされています。日中の食いしばりには、上下の歯を接触させる癖や前かがみの姿勢、緊張が関わります。睡眠中のものについては、8割以上が眠りの浅くなる瞬間に伴って起こることが報告されています。(※4)
歯並びや噛み合わせを治せば歯ぎしりは治りますか?
治るとは言い切れません。日本歯科医師会も、噛み合わせと歯ぎしりの関連性には議論があるとしています。(※2)実際に、歯並びを整えたあとも歯ぎしりが続く方はいらっしゃいます。矯正や被せ物で咬合を整える意義は、歯ぎしりをなくすことではなく、力が一部の歯だけに集中する状態を避けることにあります。歯ぎしりそのものへの対処は、歯を守る手立てと、眠りを浅くする要因を減らすことが中心です。
音がしなければ歯ぎしりではないのですか?
音の有無では判断できません。音が出るのはグラインディング(歯を擦り合わせる動き)が中心です。クレンチング(噛みしめ)やタッピング、日中の食いしばりは、周囲が気づくような音になりません。指摘されたことがなくても、歯ぎしりや食いしばりがある可能性は残ります。朝起きたときの顎の疲れ、頬の内側に沿った白い線など、音以外の手がかりで確かめる必要があります。
子どもの歯ぎしりも大人と同じ原因ですか?
事情が異なります。子どもの歯ぎしりは歯の生えかわりや顎の成長に伴って見られることがあり、成長の過程で落ち着く場合もあります。日本歯科医師会が示す有病率も、成人10〜20%に対して小児は5〜8%です。(※2)ただし歯の摩耗が強い場合や、痛みを訴える場合は歯科医院で相談してください。
まとめ
歯ぎしりの原因は現在もまだ特定されていません。公的機関はいずれも慎重な書き方をしており、複数の要因が重なって起こると考えられています。一方で、睡眠中の歯ぎしりの80%以上が眠りが浅くなる瞬間に伴って起こることはわかってきました。意識して止めようとしても難しいのはそのためです。
睡眠中と日中では関わる要因が違います。当てはまりそうな要因が見えてきたら、一度、歯科医院で口の中の状態を確認してもらってください。歯ぎしりがあることを伝えておけば、これから受ける治療の内容にも生かされます。
噛み合わせの負担が全身の不調に出ることに関連する記事はこちら⇒【医師監修】噛み合わせが悪いと出る症状|全身に現れる不調と歯科での治療ポイント
睡眠時無呼吸の相談先に関連する記事はこちら⇒呼吸器内科とは?
胃食道逆流の相談先に関連する記事はこちら⇒消化器内科とは?
